シン活 #46-2

試合:U-15関西クラブユース秋期大会の副審

 

概要:やっぱり周りに流されてはダメ

 

2022年11月19日、Jグリーン堺でU-15関西クラブユース秋期大会の副審(A1)をした件。

 

私の担当した試合のあと、すぐに次の試合が始まりました。

私は着替えたりしながら、次の試合を眺めてました。この試合、私の担当した試合以上に激しい試合でした。

 

そんな中、PA内で攻撃側の選手が転倒。ただ、私の見た感じ、ボールをつついたあとの足にちょっと引っかかった感じ(シミュレーション疑惑もあるかも)で、主審もいい位置でみていて、ノーファウルと判断。

 

その瞬間に転倒させられたベンチのコーチは「ヘーイ!」ってかなり大きな声でPKアピールをしましたが、PKをもらえないとわかった後に、「あのこけ方じゃ取ってもらえないわな」って言ったんで、ノーファウルってわかっているのに、取ってくれたらラッキーみたいな感じで叫んだみたいでした。

 

ベンチが騒いでも、見えてなかったり、レフェリーにプレッシャーをかけるためにやっている事もあるので、やはりその声に惑わされないようにしないといけないなと感じました。

 

この試合の後に、同じJグリーン堺の別会場で大学の試合をやっていて、知っているレフェリーの方が副審をされていたのでちょっとだけ観に行きました。

 

やはり中学生高校生と比べると体が大きくてプレーの迫力がちがいました。

社会人は体は大きいですけど、中学生高校生と比べるとスピードとスタミナはない感じです。逆に中学生高校生はスピードとスタミナはありますが、やはり体の大きさ(厚み)が大人ほどではなく、その両方があるのが大学生かなと感じました。

 

観客席でみていましたが、ハーフタイムに女子マネージャーがドリンクを持って目の前を通りましたが、かなりかわいい感じでした(マスクしてましたけど)。

青春っていいな。

シン活 #46-1

試合:U-15関西クラブユース秋期大会の副審

 

概要:戻りオフサイド

 

2022年11月19日、Jグリーン堺でU-15関西クラブユース秋期大会の副審(A1)をしました。

 

その前の週の高円宮杯関西プレーオフには出場できなかったチームの大会ではありますが、中々レベルの高い試合でした。

主審の方は超ベテランのレフェリーだけあって、ゲームをコントロールされていました。

前半開始数秒でファウルがありましたが、それも見逃さずに笛を吹かれてました(私は恥ずかしながら、時計のボタンを押していて、その瞬間を見逃してました)。

 

試合はそこそこ激しく、途中で選手が負傷して担架出動したりもしましたが、荒れる事はなく進んでいきました。

 

それで、後半途中にトップの選手にゆっくりとしたボールが渡りました。ただ、オフサイドの位置から戻ったため、ボールを受けた瞬間はDF何人か後ろにいましたが、ボールを受けた瞬間に私はフラッグアップ。

その瞬間にベンチ(運悪く私はほぼ真ん前にいました)の選手はコーチから「なんで?」「そんな訳ない!」「ありえへん!」と目の前に私がいるのに中々の文句。

 

「面倒な位置やな」と思いながら、振り返らずに無視しようと思っていたら、ベンチのコーチが「あっ!戻りか?」って戻りオフサイドだったことに気づいたみたいでした。

 

分かってくれたんで私が振り返って後ろをみたら、ちょっと申し訳なさそうに笑ってくれたので、私も笑顔で返しました。

 

ちょっとだけ心が通じ合った感じがして、うれしかったです。

まあ、多分そんな事はないんでしょうけどね。

シン活 #45-2

試合:U-15高円宮杯関西大会プレーオフの副審

 

概要:周りの声に流されてはいけない

 

引き続き、2022年11月12日、滋賀県でU-15高円宮杯関西大会プレーオフの副審した試合に関して。

 

結局試合終了までお互いバチバチにやり合ってましたが、試合終了間際に私のほぼ目の前で攻撃側の選手がカウンターからタッチライン近くでかなりのスピードでドリブルしながら抜け出そうとしましたが、守備側の選手がファウルで止めたというシーンがありました。

 

私がみた感じでは守備側の選手がボールをブロック。攻撃側の選手が止まったボールに躓いてしまい、ドリブルの勢いがあったんでそのまま派手に転倒したという感じでした。

 

ただ、転倒した選手のベンチ前で、コーチがかなり大声で「レフェリー”危ないやろ!」って怒鳴って、その後に、主審はファウルで笛を吹きました。

 

試合が終わってから主審が私に「あのプレーどう思いました?」って聞かれたんで私の感じた事(ノーファウルと思った)を伝えました。主審もノーファウルと感じたみたいでしたが、100%自信がなかったのと、ベンチ前で派手に転倒した、ベンチからのアピールもすごかったから笛を吹いてしまったってようでした。

 

ベンチからの抗議は結構ありますけど、それが正しいとも限らないので、それに惑わされる事なく、自分のジャッジに自信がある時は堂々とするべきかなと感じました。

 

シン活 #45-1

試合:U-15高円宮杯関西大会プレーオフの副審

 

概要:あわや乱闘騒ぎ?

 

2022年11月12日、滋賀県でU-15高円宮杯関西大会プレーオフの副審をしました。

 

中学校3年生にとっては、ジュニアユースでは最後の公式戦。全国大会につながるだけあった中々に熱い試合でした。

試合は両チームともに関西のカテゴリーに所属するだけあって、球際の激しさはかなりのものでした。

それで、前半終了間際に、私(A1)と反対側のサイドで、守備側の選手がファウルした後に、ボールをわざとタッチラインの方に蹴り出してしまったみたいです。

 

それで、感情的になった攻撃側の選手が守備側の選手につかみかかって、両チームの選手が寄ってきて「あわや乱闘か?」とザワつきました。

幸い、両チームの冷静な選手が間に入って乱闘になる事はなかったですが、主審と副審(A2)は上手く対処出来てなかった感じでした。

あとから聞いた話では相手選手を蹴っていた選手もいたみたいなんで、カードも出す必要があったのではないかと感じました。

(私のサイドで発生していた場合に落ち着いて対処出来ていたかと言われると自信はないですが)

 

おそらく、ファウルをした守備側の選手がボールを蹴り出した所ですぐに間に入って、遅延行為でイエローカードを提示したら、ファウルをされた攻撃側の選手も何かしようとは思わなかったんじゃないかなと思いました。

そういう意味で、ファウルが発生した場合、主審はすぐにファウルが発生した場所に近づく必要があると思いますが、私もどっちかというと笛を吹いたことで満足してゆっくり歩きながら近づいたりするんで、無意識で近づけるくらいにならないといけないです。

 

多分、プレーに関係のない所で相手選手を蹴った場合、退場となる反則のうち、「乱暴な行為を犯す」に該当するんじゃないかなと思います。

 

競技規則(2022/23) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)

退場となる反則
競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、次の反則のいずれかを犯した場合、退場を命じられる。

  •  著しく不正なプレーを犯す。
  •  乱暴な行為を犯す。
  •  攻撃的な、侮辱的な、もしくは下品な発言をする、または行動をとる。

 

著しく不正なプレー
相手競技者の安全を脅かすタックルをする、もしくは挑む、または過剰な力を用いる、または粗暴な行為を行った場合、著しく不正なプレーを犯したことで罰せられなければならない。
いかなる競技者もボールに挑むときに、過剰な力や相手競技者の安全を脅かす方法で、相手競技者に対し片足もしくは両足を使って前、横または後ろから突進した場合、著しく不正なプレーを犯したことになる。

 

乱暴な行為
乱暴な行為とは、身体的接触のあるなしにかかわらず、競技者がボールに挑んでいないときに相手競技者に対して、または味方競技者、チーム役員、審判員、観客もしくはその他の者に対して過剰な力を用いる、粗暴な行為を行う、または行おうとすることである。
加えて、競技者がボールに挑んでいないとき、意図的に相手競技者やその他の者に対して頭や顔を手や腕で打つ場合、その力が微小なものでない限り、乱暴な行為を犯したことになる。

 

 

 

 

シン活 #44-2

試合:京都府民総体(社会人とマスターズ(多分60代))

 

概要:マスターズの試合に関して

 

2022年11月6日(日)に京丹後市網野町で行われた京都府民総体の副審2試合と第4審1試合を担当。

 

審判とは全然関係ないですが、フォースをしながら、初めてマスターズの試合を観たのでその感想を。

決して批判とか馬鹿にしている訳ではなく、60歳70歳になってもこれだけ激しいスポーツをするという事に対しては、本当にすごいと思ってますので。

同じ審判の中でもO-60の方はいらっしゃいます。私もそこまでできるのかと言われたら分かりません。落ちた運動量を豊富な経験でカバーされて本当にすごい人ばかりです。

 

  • 前傾姿勢してるのではなく、おそらくナチュラルに(少し)背中が曲がっている人がいた
  • 蹴り方とかプレイが初心者に近いぎこちない動きになっている(O-50の試合をした時は、動きは鈍いけど経験者というのは分かりましたが、マスターズの場合、蹴り方がちょっと不格好。筋肉が衰えているせいかも)
  • 途中からみんなどこか痛そう。これは0-50でもそういうところがありましたが、若い選手みたいに接触とかで傷めるのではなく、セルフで負傷している方が多かったです。

 

シン活 #44-1

試合:京都府民総体(社会人とマスターズ(多分60代))

 

概要:第4の審判員

 

2022年11月6日(日)に京丹後市網野町で行われた京都府民総体の副審2試合と第4審1試合を担当。

 

3試合目は第4の審判員を担当。4審とかフォースって言ったりしますが、審判以外の方は4審、審判をされている方はフォースっていう人が多いですかね。

 

フォースって書くとスターウォーズみたいと思うのは私だけかな。4thの方がいいのかな?

 

副審やってすぐ次の試合の担当だったんですが、この試合はマスターズ(多分60歳以上)の試合(たしか3位決定戦)。選手交代自由で時間もハーフ20分か25分と短い試合時間でしたが、前日参加してなかったので、いまいちよくわからない状態のままほとんど準備もできずに試合に突入してしまいました。

 

再交代自由といっても、両チームともに交代選手も少なく、2~3人しか交代要員もいませんでした。

前半は何かよくわからないままに終了。

ハーフタイムで1チーム選手交代があって、ハーフタイム中に「交代します」って来られたんでチェックした後に「後半開始前にもう1回来て下さい」って言ったのに、後半開始の際に他の選手と一緒に普通にコート内に入ろうとするので、ちょっとびっくりしました。

 

そのあと、片一方のチームのGKが負傷(というか普通にプレーしていて古傷を傷めた感じ)してきつそうだったので、選手交代するつもりだったみたいですが、交代する選手がこっちのチェックもなく、主審の許可もなく入ろうとするので慌てて止めて、「チェックさせて下さい」っていってチェックしましたが、キーパーグローブをちゃんとつけてなかったようで、交代でピッチに入ってから主審に「ちょっと待ってな」っていってグローブを装着するという中々のマイペースぶり。

 

通常の選手交代時の用具チェックに加えて、GKの交代の場合、グローブをちゃんと装着しているかも確認しないといけなかったです。

 

選手交代時の役割

  • 交代選手の番号チェック(本部もチェックするけど)
  • 交代人数・交代回数のチェック(全体で何回とか後半何回とか回数制限がある場合がある)
  • 用具チェック(通常の試合前のチェックと同じ。レガースの装着、シューズのポイント、インナーやソックスの色、装飾品(ピアスや指輪など)をつけていないか、女子の場合だと金属製の髪留めをつけていないかなど)
  • GKの場合は通常の用具チェックに加えて、キーパーグローブをちゃんと装着しているか確認

 

競技規則(2022/23) 第6条 その他の審判員(一部抜粋)

2. 第4の審判員
第4 の審判員の援助には、次のものも含まれる。

  •  交代の手続きの管理
  •  競技者と交代要員の用具の点検
  •  主審のシグナルや承認を受けたあとに、競技者を再入場
  •  ボール交換の管理
  •  前半、後半(延長戦を含む)の終了時に主審がプレーに追加しようとする最小限のアディショナルタイムの表示
  •  テクニカルエリアに入っている者が責任ある行動を取らなかったことについて主審へ伝達

 

 

シン活 #43-1

試合:京都府民総体(社会人とマスターズ(多分60代))

 

概要:副審のPK戦での役割

 

2022年11月6日(日)に京丹後市網野町で行われた京都府民総体の副審2試合と第4審1試合を担当。

 

1試合空いて、副審2試合目。ちなみにこの日は弁当がついていましたが、弁当が届いたのが私の2試合目の15分ほど前。

さすがにそこから食べる事は出来ない。ちなみに、副審のあと、すぐに次の試合の第4審担当だったので、その試合が終わる14時半くらいにならないと食べられなさそう。

 

2試合目の主審の方に「弁当食べれないんで、次の試合で4審しながら弁当食べたらXXさん(次の試合の主審の方)ビックリするかな?」って冗談いったら、「そんなことしたらダメですよ」って割りと真剣に返されました。

審判やってる人って真面目な方が多いので、ヘタな冗談は通じない事もありますね。

 

1試合目が中々大変な試合だったんで、2試合目はどうなるかと思いましたが、激しい試合ではありましたが、1試合目みたいな事はありませんでした。

試合は1点負けているチームが後半残り時間わずかで同点ゴールを上げて、会場はかなり盛り上がりました。

 

盛り上がった雰囲気のまま、同点でPK戦に突入。

私はA2(ベンチとは反対側の副審)だったので、センターサークルで選手のコントロール。最初はセンターサークルの真ん中にいましたが、両チームを一度に監視できる位置の方がいいかなと、センターサークルの端の方で両チームを監視してました。

 

あとでインストラクターの方から、「なぜセンターサークルの端に移動した?」と聞かれたので、「両チームを一度に見れるから」と答えましたが、センターサークルの真ん中にいて、出来れば次にキックする選手がすぐに行くように準備を促すなどするようにとアドバイスをもらいました。

 

 

審判員のための実践的ガイドライン

ポジショニング(位置取り)、動き方とチームワーク

 

ペナルティーマークからのキック
副審の1 人はゴールラインとゴールエリアラインの交点に位置しなければならない。もう一方の副審はセンターサークルのところにいて、両チームの競技者をコントロールしなければならない。追加副審(AAR)がいる場合、ゴールの左右それぞれのゴールラインとゴールエリアラインの各交点に位置しなければならない。ただし、GLT を用いる場合、追加副審は1人だけで良い。この場合、第2追加副審および第1副審はセンターサークル内で競技者を監視し、第2 副審および第4 の審判員はテクニカルエリアを監視すべきである。

 

 

シン活 #42-4

試合:京都府民総体(社会人とマスターズ(多分60代))

 

概要:ベンチ入りできるのは?

 

2022年11月6日(日)に京丹後市網野町で行われた京都府民総体の副審2試合と第4審1試合を担当。

 

1試合目、開始早々のレッドカードが出ましたが、そのあとも色々とありました。

 

試合後のインストラクターとの振り返りでの話。インストラクターが第4審に対して、ベンチ内に小さな子供がいた点を指摘。社会人の大会なので、お父さんの試合を観にきていたんだと思いますが、厳しいけど部外者。また、至近距離からボールが当たる可能性もあるので、「危ないからベンチからは出て」というような説明で、ベンチからは離れてもらうようにと言われてました。

この試合の場合、レッドカードが出てその影響で負傷者が出て、第4審は大変だったと思います。

ちなみに、私は副審2試合の後に第4審をしましたが、グダグダでした。こちらは別の機会で。

 

競技規則(2022/23) 第6条 その他の審判員(一部抜粋)

2. 第4の審判員
第4 の審判員の援助には、次のものも含まれる。

  •  交代の手続きの管理
  •  競技者と交代要員の用具の点検
  •  主審のシグナルや承認を受けたあとに、競技者を再入場
  •  ボール交換の管理
  •  前半、後半(延長戦を含む)の終了時に主審がプレーに追加しようとする最小限のアディショナルタイムの表示
  •  テクニカルエリアに入っている者が責任ある行動を取らなかったことについて主審へ伝達

 

 

シン活 #42-3

試合:京都府民総体(社会人とマスターズ(多分60代))

 

概要:ゴールかどうか

 

2022年11月6日(日)に京丹後市網野町で行われた京都府民総体の副審2試合と第4審1試合を担当。

 

1試合目、開始早々のレッドカードが出ましたが、そのあとも色々とありました。

 

それで1つ、私ではないですが「審判ナイスジャッジ」というのがあったのでご紹介。

 

多分前半。ちょっと時間がたったんでどんな展開だったか忘れましたが(コーナーキックからだったかな?)、枠内に飛んだシュート(これもどうやってシュートしたか忘れましたが)をディフェンダーゴールライン付近でちょっとジャンプして足でクリア。

ハーフウェーラインで待っていた私からみるとナイスクリアに見えました。ただ、攻撃側の選手が「入った!」って何人かアピールしてましたので、コーナーフラッグのすぐ傍(ゴールライン上)にいたもう一人の副審をみると、フラッグアップ。主審もそれを確認して、得点を確認しました。

遠くの位置にいる私からはよくわかりませんでしたが、守備側の選手もほとんど文句を言わなかったので、選手も入ったと思ったんだと思います。

 

得点した攻撃側の選手が自陣に戻る時に誰かが「審判。よー見てたな」って褒めてました。

もう一人の副審の方は評判の高い方なので、「さすがだな」と感心したのと、「私のサイドじゃなかって良かったな」とちょっとだけ思ってしまいました。

 

ちなみに、私が主審した時に、同じようにゴールかどうか微妙で、副審がフラッグアップした事がありました(今回と全然違って若干グダグダでしたけど)。

 

シン活 #23-8 - 渦の中で

 

 

審判員のための実践的ガイドライン

ポジショニング(位置取り)、
動き方とチームワーク

 

得点か得点でないか
得点があり、決定に疑問がないときであっても、主審と副審は目で確認し合わなければならない。その後、副審は、旗を上げずに25 〜30m タッチラインに沿いハーフウェーラインに向かってすばやく走らなければならない。
得点があったが、ボールが依然インプレーのように見えるとき、副審は先ず旗を上げて主審の注意をひかなければならない。その後、通常の得点の手続きとして、25 〜30mタッチラインに沿いハーフウェーラインに向かってすばやく走る。
ボールの全体がゴールラインを越えていないときは、得点となっていないので、それまでどおりプレーが続く場合、主審は副審と目で確認し合わなければならない。また、必要であれば手で目立たないシグナルを送る。

 

ボディーランゲージ、コミュニケーションと笛

得点か得点でないか
ボール全体がゴールラインを越えたことが明白な場合、副審は追加のシグナルを行うことなく主審にアイコンタクトをしなければならない。
得点があったがボールが依然インプレーのように見えるとき、副審は先ず旗を上げて主審の注意を引き、その後得点を確認する。

 

 

シン活 #42-2

試合:京都府民総体(社会人とマスターズ(多分60代))

 

概要:レッドカード後の対応(特に負傷者)

 

2022年11月6日(日)に京丹後市網野町で行われた京都府民総体の副審2試合と第4審1試合を担当。

 

シン活 #42-1 - 渦の中で

 

1試合目、開始早々のレッドカードが出ましたが、そのあとの対応について。

 

試合後のインストラクターとの振り返りで、「試合開始早々だったけど、迷わずにレッドカードを出した事は評価できる。ただ、負傷者への対応があいまいだった。」と言われてました。

その点に関しては主審も自覚されていて、レッドカードを出す事や負傷者の状態が気になってベンチ(とドクター)をフィールド内に入れる指示を出さずに、なにかグダグダな感じでベンチとドクターがフィールドに入ってしまってました。

 

主審がもし手一杯なら、第4審が上手く主審とコミュニケーションを取りながらその辺りをきっちりと管理する事が必要で、もし負傷者が発生した場合にどうするのか事前に打ち合わせをして役割分担を決めておく必要があると、インストラクターから言われました。

負傷者が出るなどレアなケースにどうするかは、経験豊富なレフェリー同士なら阿吽の呼吸で役割分担できるでしょうけど、経験のないレフェリーだと、どうしても目の前の事象で手一杯になってしまいがちなので、余計に事前の打ち合わせできちんと決めておく必要があるのかなと思いました。

 

ちなみにこの試合、本当に色々とあったので、あと二つは書きます。

 

 

競技規則(2022/23) 第5条 主審(一部抜粋)

 

負傷

  •  競技者の負傷が軽い場合、ボールがアウトオブプレーになるまでプレーを続けさせる。
  •  競技者が重傷を負った場合、プレーを停止し、確実にその競技者を競技のフィールドから退出させる。負傷した競技者が競技のフィールド内で治療を受けることはできず、プレーが再開された後に復帰する。ボールがインプレー中はタッチラインからのみ復帰することができるが、ボールがアウトオブプレー中であれば、いずれの境界線からであっても復帰できる。競技のフィールドから退出する要件につき、次の場合のみ例外とする。
    ゴールキーパーが負傷したとき。
    ゴールキーパーフィールドプレーヤーが衝突し、対応が必要なとき。
    ・ 同じチームの競技者が衝突し、対応が必要なとき。
    重篤な負傷が発生したとき。
    ・ 相手競技者が警告される、または退場を命じられるような体を用いた反則(例えば、無謀な、または著しく不正なファウルとなるチャレンジ)の結果として競技者が負傷したが、負傷の程度の判断と治療がすばやく完了できるとき。
    ペナルティーキックが与えられ、負傷した競技者がキッカーとなったとき。
  •  出血した競技者を確実に競技のフィールドから離れさせる。その競技者は、止血および用具に血液が付着していないことが十分に確認された後、主審の合図を受けてからのみ復帰できる。
  •  主審がメディカルスタッフまたは担架搬送者の競技のフィールドへの入場を認めた場合、競技者は、担架に乗って、または歩いて、競技のフィールドから離れなければならない。競技者が拒んだならば、反スポーツ的行為で警告されなければならない。
  •  主審が負傷した競技者に警告または退場を命じる決定をした後で、その競技者が治療のため競技のフィールドを離れる場合、その競技者が競技のフィールドを離れる前にカードを提示しなければならない。
  •  その他の理由でプレーが停止されているのではなく、また競技者の負傷が反則に起因していないのであれば、プレーは、ドロップボールにより再開される。