シン活 #42-2

試合:京都府民総体(社会人とマスターズ(多分60代))

 

概要:レッドカード後の対応(特に負傷者)

 

2022年11月6日(日)に京丹後市網野町で行われた京都府民総体の副審2試合と第4審1試合を担当。

 

シン活 #42-1 - 渦の中で

 

1試合目、開始早々のレッドカードが出ましたが、そのあとの対応について。

 

試合後のインストラクターとの振り返りで、「試合開始早々だったけど、迷わずにレッドカードを出した事は評価できる。ただ、負傷者への対応があいまいだった。」と言われてました。

その点に関しては主審も自覚されていて、レッドカードを出す事や負傷者の状態が気になってベンチ(とドクター)をフィールド内に入れる指示を出さずに、なにかグダグダな感じでベンチとドクターがフィールドに入ってしまってました。

 

主審がもし手一杯なら、第4審が上手く主審とコミュニケーションを取りながらその辺りをきっちりと管理する事が必要で、もし負傷者が発生した場合にどうするのか事前に打ち合わせをして役割分担を決めておく必要があると、インストラクターから言われました。

負傷者が出るなどレアなケースにどうするかは、経験豊富なレフェリー同士なら阿吽の呼吸で役割分担できるでしょうけど、経験のないレフェリーだと、どうしても目の前の事象で手一杯になってしまいがちなので、余計に事前の打ち合わせできちんと決めておく必要があるのかなと思いました。

 

ちなみにこの試合、本当に色々とあったので、あと二つは書きます。

 

 

競技規則(2022/23) 第5条 主審(一部抜粋)

 

負傷

  •  競技者の負傷が軽い場合、ボールがアウトオブプレーになるまでプレーを続けさせる。
  •  競技者が重傷を負った場合、プレーを停止し、確実にその競技者を競技のフィールドから退出させる。負傷した競技者が競技のフィールド内で治療を受けることはできず、プレーが再開された後に復帰する。ボールがインプレー中はタッチラインからのみ復帰することができるが、ボールがアウトオブプレー中であれば、いずれの境界線からであっても復帰できる。競技のフィールドから退出する要件につき、次の場合のみ例外とする。
    ゴールキーパーが負傷したとき。
    ゴールキーパーフィールドプレーヤーが衝突し、対応が必要なとき。
    ・ 同じチームの競技者が衝突し、対応が必要なとき。
    重篤な負傷が発生したとき。
    ・ 相手競技者が警告される、または退場を命じられるような体を用いた反則(例えば、無謀な、または著しく不正なファウルとなるチャレンジ)の結果として競技者が負傷したが、負傷の程度の判断と治療がすばやく完了できるとき。
    ペナルティーキックが与えられ、負傷した競技者がキッカーとなったとき。
  •  出血した競技者を確実に競技のフィールドから離れさせる。その競技者は、止血および用具に血液が付着していないことが十分に確認された後、主審の合図を受けてからのみ復帰できる。
  •  主審がメディカルスタッフまたは担架搬送者の競技のフィールドへの入場を認めた場合、競技者は、担架に乗って、または歩いて、競技のフィールドから離れなければならない。競技者が拒んだならば、反スポーツ的行為で警告されなければならない。
  •  主審が負傷した競技者に警告または退場を命じる決定をした後で、その競技者が治療のため競技のフィールドを離れる場合、その競技者が競技のフィールドを離れる前にカードを提示しなければならない。
  •  その他の理由でプレーが停止されているのではなく、また競技者の負傷が反則に起因していないのであれば、プレーは、ドロップボールにより再開される。