概要:サンガカップ
詳細:懲戒処分後の再開
前の分、まだ書きかけなんですけど、先にこっちを。
あと、ごく少数ながら楽しみにされている方もいらっしゃるので、最低週1回は書きたいと思います。
何回も話してるんでこのブログを見ている少数の方はご存じですが、京都の4種(小学生)は年明けからサンガカップという6年生にとっては最後の公式戦があります。
勝ち上がっていけば、KBS京都というローカル局とはいえテレビに映ります。
この大会は小学生最後の大会だけあって、全日予選にも引けをとらない盛り上がりで、1回戦から保護者・他学年の応援もすごいです。
そんな中で審判するのは当然みんな嫌がるので、息子の所属していたチームから毎年「審判してもらえますか」って頼まれてます。
今年は、1月12日13日と審判帯同しました。12日は予備審(第4審)でしたが、13日は3回戦の主審。
対戦カードを確認すると、中々激しい試合になりそうな感じだったので、その覚悟で試合に臨みました。
(あと、片一方のチームのコーチが色々と発言される事で有名な方だったので余計に)
いざ試合が始まると、試合開始早々に得点が入ったせいもあってか、特に荒れる事もなく、ファウル自体も試合を通して2つか3つしかなくて、安心してました。
それで、点差も4-0となって、残り時間も2分を切ったところでいきなり事件発生。
カウンター気味に左サイドを突破した選手に対して、GKが飛び出してタックル。
ラフプレーというほどの危険には感じなかったものの、相手のチャンスをつぶしたのでSPAと判断(左サイドのタッチライン際だったので、DOGSOではない)。
攻撃側のチームがすぐにプレーを再開する感じはなかったので、イエローカードを出しました。
それで私が警告の内容(時間・選手の背番号・理由)を記入している途中に、攻撃側の選手がプレーを再開(ボールを蹴った)ので、慌てて笛を吹いてプレーを停止。
そしたら、攻撃側のチームの監督が「なんで止めるの?止めてないやん!」って文句言ってきました。
「いや、止まってます」って答えたら、まだ文句言いたそうでしたけど、「終わってからでいいわ」って言われたんで、「いや、終わってから話すんかい」って思いながら、プレー再開。
残り時間も少なかったのでその後は特に何もなく試合終了。
それで、フィールドから出ようとしたら、その監督がフィールドのすぐ外にちゃっかり待ち構えてました。
「やっぱりおるんかい」て思いながら、フィールドから出るとすぐに話しかけてこられたんで、「次の試合もあるんで、もう少し離れましょう」って伝えて、場所を少し移動。
色々と数分間、話をしてましたが、まとめると次のような感じ。
相手の見解:
- ファウルで笛は吹いた
- ただし、プレーを止めるという笛はなかったので、再開を止めるのはおかしい
私の見解:
- ファウルで笛を吹いた
- 攻撃側にすぐに再開する意思がなかったのでカードを提示
- カードを提示したので、処置を終えるまでは(記入するまで)再開しない
一応きちんと説明したら納得はしてもらえました。
新年1発目から中々に大変な試合でした。
私の反省点:
4種なんでカードが出される事に選手もスタッフも慣れてないので、選手(キッカー)に「ちょっと待ってね」って伝えておいた方がよかったのかなと思いました。
あと、ファウルが起こった際に「今日は帯同審判なんでカード出さんとこかな」とも思いましたが、おそらくカード出さなかったらそれはそれでその監督が「カードやろ!」って文句言ってくるかなと思うので、そっちの方が余計にややこしかったかなと思いました。
別件ですが、この試合、アドバンテージを取った流れでそのまま得点したので、個人的にはそれが気持ち良かったです(ただの審判の自己満足)。
第12条 ファウルと不正行為
3. 懲戒処置
カードを示すためにプレーの再開を遅らせる
主審は、競技者を警告する、または退場させると判断した場合、罰則の処置をし終えるまでプレーを再開させてはならない。ただし、反則を行っていないチームがすばやいフリーキックを行い、明らかな得点の機会を得られ、主審が懲戒の罰則の手続きを始めていない場合を除く。罰則の処置は、次にプレーが停止されたときに行われる。なお、反則が相手チームの決定的な得点の機会を阻止したものであった場合、競技者は、警告されることになり、相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害または阻止したものであった場合、競技者は、警告されない。