概要:高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2024京都1部リーグの主審
詳細:いよいよ試合&アドバンテージからのイエローカード
ちなみに対戦相手について。
少し前に終わった高校総体予選で優勝したH高校の2ndチームと総体予選ベスト4のF高校の対戦。
事前に審判仲間から色々と情報を仕入れましたが、大変な試合にしかならない予感。
試合は前半1-1と前半はほぼ拮抗した試合。ファウルもまあ、それなりにあったけど、まあまあ取れてて、いい感じでした。
この試合、自分の中では結構調子良かったです。
1個ナイスジャッジを紹介。
前半34分、PAより10mくらいセンターラインより、ほぼ中央で、H高校が攻撃。
F高校の選手がタックルしたが明らかにファウル。ただ、ボールが転がって、H高校の別の選手が拾ったので、「プレーオン!」って叫んでアドバンテージをとりました。
アドバンテージとりながらも、ファウルした選手の背番号を確認。ボールを拾ったH高校の選手はすぐにシュートを打ったけど、ディフェンスの選手に当たってゴールラインを割って、コーナーキック。
すぐに笛を吹いてプレーを止めて、先ほどのファウルをした選手にラフプレーで警告。
やられた方の選手が結構痛がってたんで、「大丈夫?どこ?スネ?」って状況を確認。
足首をやられたようで結構痛そうでしたが、少し時間をおいたら立ち上がってくれたのでよかったです。
ちなみに、SPA(相手の大きなチャンスを反則で防いだ)でアドバンテージを取った場合は警告なしですが、この場合はラフプレーだったので、警告しました。
(たまたまどの選手が反則したのか確認できたから警告出来たけど、もし、カウンターで自陣深くから素早い攻撃とかなった場合、誰がやったか確認できる自信はないです。
そういえば、この前、社会人の試合でそんなプレーがあったので紹介します。)
サッカー競技規則2023/24 | 日本サッカー協会
第12条 ファウルと不正行為
アドバンテージ
警告や退場となるべき反則に対して主審がアドバンテージを適用したとき、この警告や退場処置は、次にボールがアウトオブプレーになったときに行われなければならない。しかしながら、反則が相手チームの決定的得点の機会を阻止するものであった場合、競技者は、反スポーツ的行為で警告され、反則が大きなチャンスとなる攻撃を妨害または阻止したものであった場合、警告されない。
明らかな得点の機会を除き、著しく不正なプレー、乱暴な行為または2つ目の警告となる反則を含む状況で、アドバンテージを適用するべきでない。アドバンテージを適用した場合、主審は次にボールがアウトオブプレーになったとき、その競技者に退場を命じなければならないが、競技者がボールをプレーする、もしくは相手競技者にチャレンジする、または妨害した場合、主審は、プレーを停止し、競技者を退場させ、間接フリーキックでプレーを再開する。ただし、その競技者がより重い反則を行った場合を除く。
守備側競技者がペナルティーエリアの外で攻撃側競技者を押さえ、そのままペナルティーエリア内でも押さえていた場合、主審は、ペナルティーキックを与えなければならない。