シン活 #59-2

何だかんだで2か月更新してなかったので、かなりの思い出しながらになります。

 

試合:高円宮杯U-15リーグ京都府1部の主審1試合

(引き続き)

 

概要:

  1. ファウルかファウルでないか
  2. 最後のワンプレー

 

1.ファウルかファウルでないか

2月26日に桃山城公園グラウンドでU-15リーグ京都府1部の主審をしました。

後半、選手とベンチから文句があったワンプレーをご紹介。

ピッチ中央、相手陣内に15mほど入ったところで、守備側の選手がスライディングタックル。最初にボールに触れたのは間違いなかったですが、そのまま相手選手の足にヒット。スネ同士(レガース)があたったので、攻撃側守備側二人とも特に痛いような素振りはなかったですが、スライディングに行く時にわりと勢いがあったのと、ぶつかった時にかなり大きな音もしたので、私はファウルをとりました。

そしたらファウルしたチームの選手とコーチが「何でー!」みたいな感じで文句いってました。

 

自分たちは「ボールにいってるやろ」って思ってるんでしょうけど、それはボールにいってるんじゃなく、ボールと足にいってるんです。

ファウル取られたくなかったら、文句言うんじゃなくて、クリーンにボールだけをつついて下さい。

 

2.最後のワンプレー

後半10分くらいで足が攣りそうになって、どうなるかと思いましたが、なんとか誤魔化してたら、途中からはふくらはぎも復活して、そうこうしてたら残り時間わずか。

 

0-0の同点のまま、顔見知りの子たちがいるチームのゴールキック

GKがキックしようとしている時に時間が経過したのでボールが落ち着いたら試合終了にしようといつでも笛をふけるようにと準備してました。

キックしたボールは相手チームの選手がキープして、中央から素早く攻め込みました。そうなると笛は吹けないので、このワンプレーが切れたら吹こうと思いながら、どうなるかと思ってたら、わりと強引な感じもありながらも、中央でボールをつないでシュート。なんとボールはゴールインしてしまいました。

 

別に応援するつもりはないですが、顔見知りの選手達がいるので、ちょっと残念でした。キーパーが蹴ったボールがそのままタッチラインを割っても笛を吹いていたので、本当に残念でした。

 

シン活 #59-1

何だかんだで2か月更新してなかったので、かなりの思い出しながらになります。

 

試合:高円宮杯U-15リーグ京都府1部の主審1試合

 

概要:成長した子とも達との再会(大袈裟)

 

2月26日に桃山城公園グラウンドでU-15リーグ京都府1部の主審をしました。

1部リーグは大体人工芝か天然芝のグラウンドなんですけど、この日は土のグラウンド(たまにある)。

前日からの雨でグラウンドは大きな水たまりはないものの多少ぬかるんだ状態。

それ以上に、この日はかなり気温が低くて、おまけに風もきつくて厳しかったです。

 

私が担当した試合は片方のチームに、息子のジュニア時代のチームメイトが4人在籍。この日も、一人はケガで出てませんでしたが、3人は出場してました。

 

試合の方は、最近自分の中で意識している手を使ったファウルをきっちり見る事ができたかなと思います。

 

試合を観に来てくれていた先輩レフェリー(といっても年は私の方が上ですが)の方からも、「笛のタイミングとかファウルの見極めもめっちゃよかったですよ」ってほめてもらえました。

 

次回、この試合あった事象に関して書きます。

 

 

シン活 #58-5

試合:高円宮杯U-15リーグ京都府2部の主審1試合

 

概要:最後の最後で無情のオフサイド

 

引き続き2月19日にU-15リーグ2部の主審。

 

後半、1-0で試合時間(30分)が経過してアディショナルタイムの1分も経過。プレーが途切れたら笛を吹こうと思っていたら、負けている方のチームがハーフウェーライン付近、右サイドタッチライン際をドリブルで抜け出しました。

 

そのままタッチライン際から少し中央に切り込んで、ゴールライン際からPA内に侵入して、ゴール前に蹴り込みました。

そのボールに対して、数人の選手がゴチャついて、最後、ゴールに蹴り込みゴールイン。

最後の最後に同点に追い付いたと思ったら、副審がフラッグアップしてました。

さすがにここはそのままオフサイドにするわけにはいかないので、一応副審の所にいって、状況を確認。

最後に蹴り込んだ選手がオフサイドポジションにいたので、残念ながら、オフサイドで、そのまま試合終了。

 

試合が終わって整列した後に、負けたチームの選手が私に寄ってきて、「レフェリー、あれはオフサイドじゃない、選手残ってた」って言ってきました。(他の選手が「もうやめろ」っていってましたが。

 

私はその選手に対して、「自分は横から見ていた訳じゃないやろ。副審はずっとオフサイドラインだけを見てるんやから、そっちの方が正しいと思わへん?」って言ったら、不服そうではあったけど、うなずいて納得してくれました。

 

私も気持ちとしては、「最後の最後で同点に追い付いて良い試合だったな」で終わりたかったですが、残念でした。

 

 

シン活 #58-4

試合:高円宮杯U-15リーグ京都府2部の主審1試合

 

概要:ラフプレーで警告

 

引き続き2月19日にU-15リーグ2部の主審。

 

後半(多分20分位)、ベンチ側のタッチライン際でボールを持った選手に対して、守備側の選手がボールを蹴ろうとして、攻撃側選手の足首辺りを蹴ってしまいました。

割りと勢いよく走ってきて蹴ったのと、蹴られた選手も結構痛そうだったので、イエローカードを出しました。

 

試合が1-0の状態で、残り時間も少なくなってくる中で、少しずつプレーが激しくなってきていたので、危ないプレーは許さないという意思表示するためにも、少し厳しかったかも知れませんが、よかったかなと思いました。

もう1回、最後の最後に事件があったので書きます。

 

 

競技規則 第12条(2022/23) ファウルと不正行為(一部抜粋)

身体的接触を伴う反則が起きたときは、直接フリーキックまたはペナルティーキックで罰せられる。

  •  不用意とは、競技者が相手にチャレンジするときに注意もしくは配慮が欠けていると判断される、または慎重さを欠いて行動すること。懲戒の罰則は、必要ない。
  •  無謀とは、競技者が相手競技者にとって危険になる、または結果的にそうなることを無視して行動することで、警告されなければならない。
  •  過剰な力を用いるとは、競技者が必要以上の力を用いる、または相手競技者の安全を脅かすことで、退場が命じられなければならない。

 

 

シン活 #58-3

試合:高円宮杯U-15リーグ京都府2部の主審1試合

 

概要:SPAかDOGSOか

 

引き続き2月19日にU-15リーグ2部の主審。

 

前半(多分15分位)、カウンター気味でFWの選手が抜け出しす。

GKがPAの少し外に飛び出した所でFWの選手がシュート。

シュートした選手の意図は分からないけど、ボールが重いし全然飛ばずに割と至近距離(3mくらい)からGKの胸かお腹に当たったと思ったら、こぼれたボールをGKがキャッチしてしまいました。

(PAの外なんで当然ハンド)

 

問題はDOGSOかSPAどっちにするか。

 

攻撃側の選手は「レッド、レッド」って言っていたけど、ボール自体はキーパーの正面だったのと、何人か選手が戻って来ていたので、決定機とはいえないかなと判断してイエローカードにしました。

 

ハーフタイムに副審に確認しましたが、「イエローが妥当かなと思います」と言ってもらったんで、まあ、それなりの判定だったかなと思います。

 

 

競技規則第12条(2022/23) ファウルと不正行為(一部抜粋)

反スポーツ的行為に対する警告
競技者が反スポーツ的行為で警告されなければならない状況は、様々である。例えば競技者が、

  •  相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害または阻止するためにボールを手や腕で扱う。
  •  相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害または阻止するためにいかなる反則を行う。ただし、ボールをプレーしようと試みて反則を行い、主審がペナルティーキックを与えた場合を除く。

 

退場となる反則
競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、次の反則のいずれかを行った場合、退場を命じられる。

 

得点または決定的な得点の機会の阻止(DOGSO)
競技者が相手競技者に対して反則を行い、相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与えた場合、その反則がボールをプレーしようと試みて行われた反則だった場合、反則を行った競技者は、警告される。それ以外のあらゆる状況(押さえる、引っぱる、押す、またはボールをプレーする可能性がないなど)においては、反則を行った競技者は、退場させられなければならない。

 

競技者が、ハンドの反則により、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止した場合、反則が起きた場所にかかわらず、その競技者は、退場を命じられる(自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが手や腕でボールに触れた場合を除く)。
競技者、退場となった競技者、交代要員または交代して退いた競技者が主審から必要な承認を得ることなく競技のフィールドに入り、プレーまたは相手競技者を妨害し、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止した場合、退場の対象となる反則を行ったことになる。
次の状況を考慮に入れなければならない。

  •  反則とゴールとの距離
  •  全体的なプレーの方向
  •  ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性
  •  守備側競技者の位置と数

 

 

シン活 #58-2

試合:高円宮杯U-15リーグ京都府2部の主審1試合

 

概要:サッカーかラグビー

 

2月19日にU-15リーグ2部の主審をしました。

 

4種(小学生)でもそうですけど、1部リーグは大体人工芝か天然芝のグラウンドで審判も協会から派遣してくれる事が多いですが、2部以下のリーグに関しては、土のグラウンドでの試合がほとんどで、審判も協会からの派遣は無しで自チームの前後の試合の審判をしないといけません。

 

息子のチームは1部なのですが、この日は2部リーグの試合のあとに試合がある関係で、2部の試合の主審と副審1名を息子のチームが担当する必要がありました。

 

コーチの方は審判した後に自分のチームの試合のベンチに入らないといけないので、雨も降って寒い中で主審のあとにベンチ入りはあまりにも可哀そ過ぎるので、私が主審をする事にしました。

 

試合開始時点でも、少し雨が降っている状態で、グラウンド状態は最悪。

試合が始まったら予想通り、ボールが飛ばない転がらない状態で、ドリブルは不可能、インサイドキックでのパスも無理で、往年のオールドスタイルのキック&ラッシュでした。

選手が中学生なんで、重いグラウンドとボールも重くなってるので、ゴールキックもPAの少し外に転がるのがやっとという状態でした。

 

この試合、60分ゲーム(30分ハーフ)でしたが、1試合の走行距離は5.5km。でも、ぬかるんだグラウンドと2月の雨で冷えていたためか、残り5分位で足がつりそうになりました。

 

そんな中でも色々とあったので、3回くらいで書きます。

 

シン活 #58-1

試合:高円宮杯U-15リーグ京都府2部の主審1試合

 

概要:最悪のグラウンドコンディション

 

2月19日にU-15リーグ2部の主審をしました。

 

この試合、協会からの派遣ではなく、息子の所属する中学校の帯同審判としての担当。場所が太陽が丘の土のグラウンドで、前日からかなりの大雨で当日朝もまあまあ降ってたんで、「中止にならないかな」とひそかに思ってましたが、残念ながら中止の連絡は来なかったです。

その3週間くらい前は雪の影響で電車もとまるって前日に決まってたんで中止になりましたけど、雨は関係ないです。

 

土のグラウンドで、試合前にコート作り(ライン引き)しないといけなかったんですけど、車の中で待機しながら時折グラウンドが見える場所にいって様子を確認してましたが、中々苦戦しながらコート作りされてました。

 

雨のグラウンドで審判したころあったかな?と思い出してみても、人工芝の大雨の中での審判はありましたが、土のグラウンドでは記憶にないです。

 

ちなみに、私の全く誇れない選手時代(田舎の中学校の顧問も練習を見に来ないような環境)は、結構大雨の中で練習したり試合したりしたことがあったんで、そっちを思い出しました。

 

試合に関しては次回以降で。この試合も色々とあったんで、5回くらいは書く気がします。

 

シン活 #57-2

試合:U-11日刊スポーツ杯準決勝の主審

 

概要:PKを取れず

 

2月12日にU-11(5年生)の一番大きな大会の日刊スポーツ杯の準々決勝以降の試合を担当しました(準々決勝と5位6位決定戦の予備審判2試合と準決勝の主審を担当)。

 

私が5位6位決定戦の予備審をしていた試合の事です。

試合終盤で点差は1-0。勝っているチームがビルドアップ的な感じでDFからGKにパス。そのパスがゆるくて、負けている方のチームのFWがPAの5mほど外側、ほぼ中央の位置でパスカット。そのままドリブルしてキーパーと1対1。キーパーが飛び出してPA内でFWにタックルしてFWの選手は転倒。

 

私の位置から結構よく見えてましたが、こけた瞬間、「PK」と思いましたが笛は鳴らず。ただ、ボールがゴールに向かってコロコロと転がっていたので、それを見極めているのかなと思ったら、DFの選手がそのボールを拾った後も笛はならず。

攻撃側・守備側両方の選手がPKと思って完全に足が止まってましたが、主審はノーファウルのジェスチャー

 

さすがにベンチも「それはないやろ!」って文句言ってましたが、結局PKにはなりませんでした。

結果的にスコアはそのまま1-0で終了。

 

負けた方のチームのコーチが試合後に主審に「レフェリー、あれはないわ」って言ってました。

 

あとで本部の人にも確認しましたが、「あれは完全にPKでしたね」って言われてました。おそらく主審以外誰もがPKと思ったプレーでした。

 

あとで、主審の方と話しましたが、ボールにいっているように見えたと言われてました。試合がネット配信されていたので確認しましたが、おそらくみていた位置が串刺し状態(攻撃側の選手と守備側の選手が縦に重なった状態)だったので、見れなかったのかなと思います。

 

審判している者としたら、これって決して他人事ではないです。

ゲームの中で一番プレーを見ようとしている者が一番大事なシーンでプレーが見えていなかったというのは、皮肉で残酷なものです。

 

シン活 #57-1

試合:U-11日刊スポーツ杯準決勝の主審

 

概要:審判冥利につきるアドバンテージからの得点

 

2月12日にU-11(5年生)の一番大きな大会の日刊スポーツ杯の準々決勝以降の試合を担当しました(準々決勝と5位6位決定戦の予備審判2試合と準決勝の主審を担当)。

 

この試合、ただ単にU-11の京都府1位を決めるだけでなく、順位によっては上位の大会に行けるだけあって、かなりの盛り上がりでした。

 

私が担当した試合はU-12で全日京都府予選優勝(全国ベスト8)のチーム(O)と3つある府リーグで1位になっているチーム(R)との対戦。

 

両チームともプレーを見た事がないので、試合前には「Oの方が勝つのかな」と勝手に予想してましたが、試合が始まるとほぼ五分の展開。

そんな中、前半10分くらいにRがコーナーキックからゴール前の混戦の中でボールを押し込み先制。その後も試合は五分五分の展開。

そんな中、後半10分くらいで、ベンチとは反対側のタッチライン際での攻防。私は流れでタッチラインの外側でプレーを監視。

 

選手2人がボールを争う中でOの選手がファウル。ただ、ボールはタッチライン際をコロコロと5mほど転がり、笛を吹こうかなと思いながら様子を見ていたら、Rの別の選手が走って来てボールを拾ってドリブル開始。

私はそれを確認して両腕を前に出しながら「プレーオン!」って叫びました。

 

ボールを持った選手はそのままタッチライン際を独走。私もやや後ろから追走。途中から内側に切れ込んで、ゴールエリアの少し外側からシュートで見事にゴール。

 

多分点を決めた選手以上に私の方が気持ちよかった会心のアドバンデージでした。

(まあ、誰も見てませんが)

 

そのまま試合は2-0でRの価値で終了。試合が終わったあとに4審の方から「アドバンテージから点が入りましたね」って言ってもらえました。

 

笛をくわえながらコロコロと転がったボールの行方をみて、選手がボールを拾ってドリブルし始めた時に「プレーオン!」って叫んだのは、今思い出しても最高です(多分審判以外には全然伝わらないと思いますが)。

シン活 #56-2

試合:高円宮杯U-15リーグ京都府1部の主審1試合

 

概要:オフサイド

 

2月5日にU-15リーグ1部の主審をしました。

 

このリーグ、主審は協会派遣で副審は各チームからの帯同審判(大体、前の試合か後の試合のチームが担当)。

この試合、オフサイドに関して、副審の方のフラッグアップのタイミングがつかめずに、何度もフラッグアップされているのにプレーが続いてしまう事が2回か3回ありました。

こういう時はここぞとばかりにベンチが文句を言ってくるんで、すごく面倒でした。

 

本当は「もうちょっと早く上げてくれないかな」と思いつつも、それを言っても仕方ないので(私も50近い大人なんで感情をむき出しにすることはありませんが若かったら文句言ってたかも)、あとで副審の方に「オフサイド、フラッグ上げてるの気付けなくて申し訳なかったです」って話したら、「迷ったけど、半分くらい手を挙げてたからそのまま挙げてしまいました」って言われました。

事前に、「もし、オフサイドだったとしてもDFがボールを跳ね返したりして展開が変わって攻守が交代したら、私がフラッグアップに気づいてなかったら旗を下げて下さい」ってお願いしてたんですけど、そんな事前の打ち合わせは無駄に終わりました。

 

まあ、帯同の審判の方にあまり多くを求めるのは無理なので、主審が頑張るしかないです。

これまで11人制の場合、オフサイドに関してはほぼほぼ副審任せでフラッグが上がったら何も考えずに笛を吹いてましたけど、やっぱり自分自身でもちゃんと確認しないといけないですね。

今までは無理って思ってたんですけど、よく考えたら、一人審判の時はオフサイドポジションかかどうかも自分で判定して、さらにプレー自体がオフサイドかどうかも判断してるんで、オフサイドポジションかどうかは副審が見てくれてるんで、そのプレー自体がオフサイドかどうかに集中すればいいんだって思いました。

 

そうはいっても実際にできるかどうか不安ですけど。