シン活 #23-9

概要:6月26日 U15サッカーリーグ京都の主審

 

タイトル:試合後の行為

 

本当に色々とあった試合も、ようやく試合終了。アディショナルタイムの時間が経過したので、笛を吹いて、これでやっと終わったと思いほっと一安心。

そこで少しだけボールから目を離していたら、次の瞬間、勝ったチームの選手が何やら話しかけてきて、何かと思ったら、「〇番(負けたチームの選手)がボールを蹴り出しましたよ」って言われて、一瞬何の事かとおもったら、先ほど笛を吹いた時には多分近くで止まったと思ったボールがいつの間にか、ゴール裏まで転がっていってました。

 

一瞬、起こった事態を把握できなかったですが、すぐに、負けたチームの選手が負けた腹いせに終了後にボールをあらぬ方向にキックしたとう事が理解できました。

 

ただ、選手から聞いただけで、私は蹴った瞬間を見てなかったので、すぐに副審に確認にいきました。副審が蹴った瞬間を見てくれていて、「〇番が試合後にボールを蹴り出しました」と教えてくれました。

 

カードは必要だけど、「色と理由はどれに当てはまるんだろう?」と考えましたが、ちょっと前に競技規則をみていた時に反スポの項目で「リスペクトに欠ける行為」というのがあったので、それを採用してイエローカードを提示しました。

  • 遅延行為の中で「ボールを遠くへける」というのがあるけど、「プレーの再開を遅らせる」とあるけど、試合終了後が当てはまるのかどうか微妙だったので(試合終了後の整列を遅らせたけど)
  • おそらく試合全体に対して不満があっての行動だと思うけど、個別の判定に対しての異議ではないので
  • 侮辱的な行動と解釈しての退場も考えたけど、そこにあてはまるか自信がなかったです

 

さすがにこの行為は許せなかったんで、大声で「ボールを取りに行け!」って怒鳴って、ボールを取って戻ってきてから、「このイエロー、もらう意味あんのか!」って怒鳴りました。ベンチや観客席にも聞こえていたと思うので、ドン引きだったかも知れません(周りの反応をみる余裕はなかったので)。

 

予想通りの大作になりましたが、もう1回で終わりにします。

 

 

競技規則(2021/22) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)

警告となる反則
競技者は、次の場合、警告される。

  •  プレーの再開を遅らせる。
  •  言葉または行動により異議を示す。
  •  主審の承認を得ず、競技のフィールドに入る、復帰する、または意図的に競技のフィールドから離れる。
  •  ドロップボール、コーナーキックフリーキックまたはスローインでプレーが再開されるときに規定の距離を守らない。
  •  繰り返し反則する(「繰り返し」の定義に明確な回数や反則のパターンは、ない)
  •  反スポーツ的行為を犯す。
  •  レフェリーレビューエリア(RRA)に入る。
  • ( 主審がレビューのために用いる)TVシグナルを過度に示す。

反スポーツ的行為に対する警告
競技者が反スポーツ的行為で警告されなければならない状況は、様々である。例えば、

  •  負傷を装って、またはファウルをされたふりをして(シミュレーション)、主審を騙そうとする。
  •  プレー中、または主審の承認を得ずにゴールキーパーと入れ替わる(第3 条参照)。
  •  直接フリーキックとなる反則を無謀に行う。
  •  相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害または阻止するためにボールを手や腕で扱う。
  •  相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害または阻止するためにいかなる反則を犯す。
    ただし、ボールをプレーしようと試みて反則を犯し、主審がペナルティーキックを与えた場合を除く。
  •  ボールをプレーしようと試みて反則を犯し相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与える。
  • ( その試みが成功しようとしまいと)ボールを手や腕で扱って得点をしようと試みる、
    または得点を阻止しようと試みて失敗する。
  •  競技のフィールドに認められないマークを描く。
  •  競技のフィールドから離れる承認を得たのち、競技のフィールドから出る途中でボールをプレーする。
  •  試合に対してリスペクトに欠ける行為を行う。
  • フリーキックゴールキックのときも含め)ゴールキーパーが手でボールに触れる触れないにかかわらず、競技規則の裏をかいて、頭、胸、膝などを用いボールがゴールキーパーにパスできるよう意図的なトリックを企てる。ゴールキーパーが意図的なトリックを企てていたならば、ゴールキーパーが罰せられる。
  •  プレー中、または再開のときに言葉で相手競技者を惑わす。

 

プレーの再開を遅らせる
主審は、次のようにプレーの再開を遅らせる競技者を警告しなければならない。

  •  スローインを行おうとしたが、急に味方競技者の1 人にスローインを任せる。
  •  交代が行われるとき、競技のフィールドから離れることを遅らせる。
  •  過度に再開を遅らせる。
  •  主審がプレーを停止したのち、ボールを遠くへける、もしくはボールを手で持ち去る、または意図的にボールに触れて対立を引き起こす。
  •  フリーキックをやり直させるようにするため、違った場所からフリーキックを行う。

 

退場となる反則
競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、次の反則のいずれかを犯した場合、退場を命じられる。

  •  ハンドの反則を犯し、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止する(自分のペナルティーエリア内にいるゴールキーパーを除く)。
  •  フリーキックで罰せられる反則を犯し、全体的にその反則を犯した競技者のゴールに向かって動いている相手競技者の得点または決定的な得点の機会を阻止する(以下の「得点または決定的な得点の機会の阻止」に規定される警告の場合を除く)。
  •  著しく不正なプレーを犯す。
  •  人をかむ、または人につばを吐く。
  •  乱暴な行為を犯す。
  •  攻撃的な、侮辱的な、もしくは下品な発言をする、または行動をとる。
  •  同じ試合の中で2 つ目の警告を受ける。
  •  ビデオオペレーションルーム(VOR)に入る。

 

 

 

シン活 #23-8

概要:6月26日 U15サッカーリーグ京都の主審

 

タイトル:ゴールラインを越えたか(副審のゴールの合図)

 

色々とありすぎた試合も残り時間わずか。アディショナルタイムを3分も取ってしまったので(残り時間2分で合図を出したので)、そこからの5分ちょっとが長い事長い事。負けているチームはかなり感情的になっていたので、ケガがないかだけはすごく注意してました。

 

そんな中で、勝っている方のチームがゴール前にボールを蹴り込んで、ちょっとした混戦状態に。

その中で、副審がフラッグを上にあげて振っているのが見えましたが、少しだけ笛を吹かずにいたらゴールに入りました。

失点したチームは「オフサイド!」ってアピールしてましたが、副審のジャッジはゴールインを示していたように感じましたが、とりあえず本日2回目の副審に確認にいきました。

結果的に、フラッグを上げた時点でゴールラインを越えていたという事を確認して、笛を吹いてゴールインのジェスチャーをしました。

(ちなみにこの時も副審と向かい合ってしまいました。次に副審に確認にいく事があった場合、ちゃんとフィールドの中を向いて話を出来るだろうか?)

 

私の位置はPAのライン上、ほぼ中央にいました。

混戦といっても、それほど選手が多かった訳ではなかったですが、選手が多いと副審からボールの位置が確認できない可能性もあるので、もう少し私も確認しやすい位置に動いた方が良かったかな。

もう少し近寄っても良かったかもしれませんが、とりあえず副審がしっかり見てくれてよかった。

 

本当に色々とありましたが、残り時間もあとわずか。

と思ったら、最後にもう一つ、大きな事件がありました。

 

 

審判員のための実践的ガイドライン

 

ポジショニング(位置取り)、動き方とチームワーク

 

得点か得点でないか
得点があり、決定に疑問がないときであっても、主審と副審は目で確認し合わなければならない。その後、副審は、旗を上げずに25 〜30m タッチラインに沿いハーフウェーラインに向かってすばやく走らなければならない。
得点があったが、ボールが依然インプレーのように見えるとき、副審は先ず旗を上げて主審の注意をひかなければならない。その後、通常の得点の手続きとして、25 〜30mタッチラインに沿いハーフウェーラインに向かってすばやく走る。
ボールの全体がゴールラインを越えていないときは、得点となっていないので、それまでどおりプレーが続く場合、主審は副審と目で確認し合わなければならない。また、必要であれば手で目立たないシグナルを送る。

ボディーランゲージ、コミュニケーションと笛

 

フラッグテクニック

得点か得点でないか
ボール全体がゴールラインを越えたことが明白な場合、副審は追加のシグナルを行うことなく主審にアイコンタクトをしなければならない。
得点があったがボールが依然インプレーのように見えるとき、副審は先ず旗を上げて主審の注意を引き、その後得点を確認する。

 

 

シン活 #23-7

概要:6月26日 U15サッカーリーグ京都の主審

 

タイトル:アディショナルタイム

 

この試合、途中飲水タイムを取るので、アディショナルタイム1分は取ります。あとは選手交代や懲戒罰を与えた時などもろもろなんですが、後半、勝っている方のチームは3-0となって以降、結構な人数の選手を交代させました。

それで、アディショナルタイムが普通にとったら3分(飲水1分+その他で2分)になりました。

ただ、そのあともまさかのきれいなボレーシュートが入って、4-0となっていたのと、負けている方のチームがかなりプレーが荒くなっていたので、ケガの事とか考えるとアディショナルタイムゼロで行きたいくらいでしたが、負けているチームのベンチから、「1点とれ」「アディショナルタイム何分かあるから」って声が聞こえてきたので、こっちの判断で勝手にアディショナルタイム0分とか1分にしたら絶対文句言われるだろうなと思ったんで、正しく3分取る事にしました。

この3分がまた長かったです。

 

 

競技規則(2021/22) 第7条 試合時間(一部抜粋)

 

3. 空費された時間の追加
主審は、以下のように前半、後半に空費されたすべてのプレーイングタイム(プレーのための)時間を追加する。

  •  競技者の交代
  •  負傷した競技者の負傷の程度の判断や競技のフィールドからの退出
  •  時間の浪費
  •  懲戒の罰則
  • 「 飲水」タイム(1分間を超えるべきではない)や「クーリング」ブレーク(90秒間から3 分間で)など、競技会規定で認められる医療上の理由による停止
  •  VAR のチェックやレビューに関わる遅延
  •  プレーの再開を著しく遅らせる行為(例えば、得点の喜び)を含む、その他の理由

第4 の審判員は、前半、後半の最後に、主審によって決定された最小限のアディショナルタイムを表示する。主審は、アディショナルタイムを増やすことはできるが、減らすことはできない。
前半に時間計測を間違えたとしても、主審は、後半の時間の長さを変えることによって埋め合わせをしてはならない。

 

 

シン活 #23-6

概要:6月26日 U15サッカーリーグ京都の主審

 

タイトル:PK

 

宝ヶ池球技場でU-15リーグの主審。

 

前半2-0でハーフタイム。

とりあえず、ペコペコと言われたボールに空気をいれました。(一応空気圧は0.7あったのでルール上問題はなかったですが)

 

そのあとは水分を取って、束の間の休息(といっても5分なんてあっという間)。

 

嫌な予感しかしない後半戦に突入。次の1点がどっちに入るかでガラッと試合展開が変わるし、入らなかったら入らなかったで、点差は2点なんで、時間がたてばたつほど激しくなるかなと思いながら、私としてはどうしようもないので、とりあえず目の前のプレーに集中しようと思ってました。

 

試合は後半も一進一退で、案の定、球際は前半よりも激しくなって来ました。

そんな中、勝っている方のチームがPA内(PAの少しゴール内側、ほぼ中央)でボールを保持。ただ、ボールを持っている選手はゴールに対して背中を向けた状態。DFの選手が後ろからプレッシャーを掛けますが、なんと、ボールを持った選手の脇腹あたりのユニフォームをつかみました。攻撃側の選手がゴールから遠ざかる動きをして、一旦ユニフォームを離しましたが、もう1回つかんだので、私は笛を吹いてPKのジャッジ。

 

これまた、PKをとられたチームは猛抗議。私が「ユニフォームを引っ張った」って説明しても、「引っ張ってない」とか「ありえない」とか抗議してました。でも、このプレー、私の目の前5mちょっとの所で、他の選手誰にも遮らずに見れたので、私としては何を言われても動揺しない、自信を持って吹いた笛だったので、選手の抗議も全然気になりませんでした。

 

このプレー、審判の私としても、「なんでそんな事すんねん」ってツッコみたくなるプレーでした。

背中を向けた選手に対して、しかもゴール前にしっかり人数も揃っているのに、なんでそんなわざわざPKを取られるような行為をするのか、意味がわからないのはこっちの方でした。

そんな馬鹿な行為をした自分のチームの選手に対して指摘するんじゃなくて、ちゃんとジャッジした審判に対して文句をいうのはどうかと思いながら、これでますます面倒な事になるなと思いながら、PKで再開。

蹴ったボールはキーパーが触れながらも、サイドネットに当たり、これで3-0.

まだ、時間は25分ほど残っており(35分ゲーム)、「長いなー」という事しか思い浮かびませんでした。

 

23-10まではいかないかな?

シン活 #23-5

概要:6月26日 U15サッカーリーグ京都の主審

 

タイトル:フリーキックからの再開

 

宝ヶ池球技場でU-15リーグの主審。

 

前半もう一つ。

 

ハーフウェーラインから10mほど敵陣に入った所でファウル。

ファウルの後、フリーキックで再開する場面で、守備側の選手がボールの前に立とうとするので、「下がって」って注意して下がらせましたが、そこで守備側の選手が、「レフェリー、止めてよ」って私にアピール。

「守備側の選手に止める権利はない」って言ったら、「じゃあ、近づくしかない」って、あろうことか、ボールの方に近づきました。

私が、「カード出すで」っていったら、下がりましたが、何か文句いってたので、「ルール知ってるか?」って私も強い口調で伝えました。

 

私が以前の審判トレセンで教わったフリーキックの手順は、下記の通り。そこは常に意識しながらジャッジするようにしてますけど、必ずと言っていいほど、守備側の選手はボールの前に立とうとします。

なので、守備側の選手がボールに寄ってくると思ったらすぐに、「下がって」って大声でいうと、大体の選手は下がってくれます。このフリーキックの手順って結構みんな(選手もベンチも帯同でやってる審判なんかも)ちゃんと理解してないですね。

 

フリーキックでの再開で気をつける事

  • 攻撃側のクイックスタートを保証してあげる(そのために、守備側の選手が近づかないようにする)
  • クイックスタートする意思がなければ、状況によって攻撃側の選手に「止める?」って聞いてプレーを一旦止める(止めなくていいですって言われたらとめない)
  • 主審が自ら勝手に笛を吹いて止めるのは絶対にやってはいけない

 

シン活 #23-4

概要:6月26日 U15サッカーリーグ京都の主審

 

タイトル:ゴール後の副審との確認

 

宝ヶ池球技場でU-15リーグの主審。

 

とりあえず前半15分位に1点入りましたが、試合展開的には予想通りというかどっちペースでもなく一進一退で進んでいきました。

 

それで、前半も残り時間5分をきったところで、1点先制したチームが追加点。

ただ、このプレーで私から見えた範囲では、ゴールした選手はオフサイドポジションにいるような感じでした。失点したチームも「オフサイド!」ってしきりにアピールしてましたけど、副審の旗は上がってませんでした。

 

ただ、失点したチームはかなりアピールしているし、私もどうだったか確認しておきたかったので、副審に近づいて確認しようとしたら、副審が自分のジャッジに文句をつけられると思ったのか、「オフサイドはなかったです!」って私に対して強い口調で言ってきました。

 

とりあえず、「私としては横から見ている副審が一番正しいと思ってますが、あれだけアピールしてるんで確認させて下さい」と伝えて、状況を確認しました。

 

この際、本当は二人ともフィールドの内側を見ながら話をしないといけないんですけど(向き合ってではなく、横になって)、私はそんなことまで意識できずに副審と向き合って話してしまいました。

 

とりあえず、副審との話は終わりましたが、失点したチームは執拗に「オフサイドやん!俺見てたで」って訳のわからないアピールをしていたんで、「真横でみてるから副審が一番分かってるから」って言って、得点を認めました。

 

選手たちはそのあとも全然納得してませんでした。ただ、ハーフタイムになってから失点した方のチームのコーチが「何番が残ってましたか?」って聞かれたので、「〇番の選手です」って伝えたら「分かりました。ありがとうございます」って一応納得してくれたようでした。

 

とりあえず、前半終わりましたが、2失点した方のチームの選手たちの不満がものすごく伝わってきて、後半の事を考えると先が思いやられる感じでした。

 

シン活 #23-3

概要:6月26日 U15サッカーリーグ京都の主審

 

タイトル:ラフプレー(イエローカード

 

宝ヶ池球技場でU-15リーグの主審。

 

ちなみに、このリーグ戦、前期(1回目の対戦)は済んでいて、対戦結果は引き分け。順位的にも近いので、実力差はほとんどないと思われるので、厳しい試合になるかなと予想してましたけど、案の定、試合開始から結構バチバチにやりあってました。

 

試合開始3分位で起こった浮き球の争いのあとに(私はノーファウル)、ベンチから「レフェリー、今の押してるやん、ちゃんとみてよ!」っていきなり言われて、「長い試合になりそうやな」って思いながら、ベンチの声は取りあえず聞いてないふりしました。

 

そのあとも、結構激しいスライディングでファウルを取ったんですけど(私としてはちょっとだけイエローも考えるくらいの強さで、やられた選手も痛がってました)、ファウルを取られたチームからは「ボールにいってるやん」って言われたんで、「ボールに行っていたら、「ガツン」って音はしないやろ」って強めに言って黙らせました。

 

両チームともに結構気も強そうだし、球際の争いもお互い激しいので、「これはしんどい」と思いながらジャッジしていたら、浮き球に対しての争いで選手が転倒したのでファウル。この争い、ちょうどファウルした選手が走ってくるところからみえていたんですが、接触する前からボールに寄せていく勢いが強すぎるので、「これは危ない」と思ってました。

 

ファウルする選手の動きが少し前から見えていたおかげで、ちゃんとファウルも認識できたし、ラフプレーという事でイエローカードを出しましたが、両チームともに納得いく判定が出来たと思います。

 

ただ、ファウルした選手に私がすぐに駆け寄って、イエローカードを出して、「今のは危ないから」って言って、ファウルした選手も自分でも危ないプレーだったという態度だったので特に気にしてなかったのですが、ファウルされた方のチームの選手が「謝れよ」って言ってきて、ちょっと面倒でした。

「僕が注意して彼も反省していたからそれでいいやろ?」っていっても、「謝ってない」って言って納得してない感じでした。

ただ、ファウルした選手はもう、守備位置についていて離れているし、今更呼び戻すのも変だし、あと、謝るとかどうとかは私としてはどうでもよくて、ファウルした選手がその事に対してどう思っているのか(なんとも思っていないのか、申し訳ないと思っているのか)の方が重要なので、ファウルされたチームの過度な謝罪要求に対してはちょっと違和感を覚えました。

 

それで、このあともっと色々と起こっていきます。

 

 

競技規則(2021/22) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)

 

1. 直接フリーキック
競技者が次の反則のいずれかを相手競技者に対して不用意に、無謀に、または過剰な力で犯したと主審が判断した場合、直接フリーキックが与えられる。

  •  チャージする。
  •  飛びかかる。
  •  ける、またはけろうとする。
  •  押す。
  •  打つ、または打とうとする(頭突きを含む)。
  •  タックルする、または挑む。
  •  つまずかせる、またはつまずかせようとする。

身体的接触を伴う反則が起きたときは、直接フリーキックまたはペナルティーキックで罰せられる。

  •  不用意とは、競技者が相手に挑むとき注意や配慮が欠けていると判断される、または慎重さを欠いてプレーを行うことであり、懲戒の罰則は必要ない。
  •  無謀とは、相手競技者が危険にさらされていることを無視して、または結果的に危険となるプレーを行うことであり、このようにプレーする競技者は、警告されなければならない。
  •  過剰な力を用いるとは、競技者が必要以上の力を用いる、または相手競技者の安全を脅かすことであり、このようにプレーする競技者には、退場が命じられなければならない。

 

 

シン活 #23-2

概要:6月26日 U15サッカーリーグ京都の主審

 

タイトル:空気圧

 

宝ヶ池球技場でU-15リーグの主審。

試合球は両チームが1球ずつ用意するんですけど、1チームが試合直前までボールを持ってこなくて、空気圧のチェックが出来ず。

「まあ、後半になったら確認しよう」くらいに考えてましたけど、これが安易過ぎでした。チェックしていた方のボールが観客席に入ってしまい、ボールを交換。

すると、そのあとフリーキックになった際に、選手から「ボールが空気が入っていないから交換して欲しい」とアピール。

 

ただ、これって以前、審判トレセンで同じような事があって、「選手から言われたからといって、安易に交換すべきではない(ルール内の気圧であればいいので)」と言われた事があったので、ボールの空気の入り具合を確認したら、確かに柔らかいけど、ペコペコという訳ではないので、「ルール上の空気は入っていると思うのでとりあえずプレーして」といってプレーさせました。

その後、本部近くでスローインになった時に、チェック済みのボールが戻ってきていたので「ボールを交換して」ってスローインする選手に伝えて交換する事で選手も納得してくれました。

 

ただ、本当はこの場合、「時間がないから空気圧チェックしといて下さい」って本部に伝えてやってもらうべきでした。

まあ、それほど問題にはならずに助かりましたが、もし、チェック済みのボールがすぐに戻ってこない状態になって、予備のボールがまともにプレーできないくらいペコペコだったら、大変な事になってました。

時間前に試合球が来てなかったら、「試合球出して下さい」って言うように今後は気をつけたいです。

 

ちなみに、以前の審判トレセンでインストラクターの方から「何気圧(特に1気圧)でどの程度の固さなのか感触でわかるようにしておいた方がいい」と言われていたので、度手で押したらある程度は分かるようにはしてました。おかげで助かりました。

 

まだまだ続きます。

 

競技規則(2021/22) 第2条 ボール

1. 品質と規格
ボールは、次のものとする。

  •  空気圧は、海面の高さの気圧で、0.6 ~ 1.1 気圧(600 ~ 1100g/cm2:8.5 ~
    15.6 ポンド/ 平方インチ)。

 

 

シン活 #23-1

概要:6月26日 U15サッカーリーグ京都の主審

 

タイトル:色々とありました

 

宝ヶ池球技場でU-15リーグの主審。

過去2回主審してますけど、今のところ審判としては1勝1敗(1回はまあまあやった方、1回は大失敗 内容は下記のリンクから)。

 

シン活 #9-1 - 渦の中で

シン活 #10-1 - 渦の中で

 

久々の3回目はどうなるか期待と緊張の入り混じった気分でした。宝ヶ池まで地下鉄でいくか自転車(約10km)で行くか迷いましたけど、出かける直前に運動がてら自転車で行くことに決定。試合開始は2試合目で10時45分だったので、2時間前の8時45分くらいに到着を目標に8時過ぎに自宅を出ました。

 

まだ朝にも関わらず、割と暑かったですが、まあまあいい運動になり、ほぼ予定通りの8時45分前後で到着。

 

だらだらと準備していると、1試合目の試合が9時20分(定刻より5分遅れ)でキックオフ。1試合目を観戦しながら、ウォーミングアップを開始。

 

こっから、色々とありました。

多分少なくても23-5までは書くんじゃないかと思います。

 

シン活 #22-2

概要:6月19日 U18女子京都大会の副審(A1)

 

タイトル:副審のファウルサポート

 

太陽ヶ丘で女子レジェンド主審の副審。

試合前の打合せで「ファウルは私が判断するので・・・」って言われていたにも関わらず、出過ぎた真似を二回もしてしまいました。

 

1回は本部前あたりであったファウル。主審はアドバンテージの可能性も考慮してすぐに笛は吹かなかったんですけど、私のすぐ後ろのベンチの声に反応してしまって、私がフラッグアップしてしまいました。

もう1回は私の目の前で攻撃側の選手がトラップしたボールが手に当たってしまい、こちらもフラッグアップしてしまいました。

 

以前、別の方(元1級審判)が打ち合わせで言われたのは、「ファウルサポートは、主審が笛を吹かず、アドバンテージをとった感じでもなさそう(時間にしたら2~3秒)と判断したらフラッグアップして欲しい」という事でしたが、中々難しいです。

 

私の場合、ファウルサポートしないと思ったら目の前でファウルがあっても全く反応できないし、サポートするとなったら、ファウルが起こった瞬間にフラッグアップしてしまうので、まだまだ、副審の仕事が染みついていないです。

 

相撲業界でいうところの「ちゃんこがしみてない」って感じですかね。

副審業界でいうと「まだまだ旗と腕がくっついてない」とかっていうと、それらしいかな?