概要:6月26日 U15サッカーリーグ京都の主審
タイトル:試合後の行為
本当に色々とあった試合も、ようやく試合終了。アディショナルタイムの時間が経過したので、笛を吹いて、これでやっと終わったと思いほっと一安心。
そこで少しだけボールから目を離していたら、次の瞬間、勝ったチームの選手が何やら話しかけてきて、何かと思ったら、「〇番(負けたチームの選手)がボールを蹴り出しましたよ」って言われて、一瞬何の事かとおもったら、先ほど笛を吹いた時には多分近くで止まったと思ったボールがいつの間にか、ゴール裏まで転がっていってました。
一瞬、起こった事態を把握できなかったですが、すぐに、負けたチームの選手が負けた腹いせに終了後にボールをあらぬ方向にキックしたとう事が理解できました。
ただ、選手から聞いただけで、私は蹴った瞬間を見てなかったので、すぐに副審に確認にいきました。副審が蹴った瞬間を見てくれていて、「〇番が試合後にボールを蹴り出しました」と教えてくれました。
カードは必要だけど、「色と理由はどれに当てはまるんだろう?」と考えましたが、ちょっと前に競技規則をみていた時に反スポの項目で「リスペクトに欠ける行為」というのがあったので、それを採用してイエローカードを提示しました。
- 遅延行為の中で「ボールを遠くへける」というのがあるけど、「プレーの再開を遅らせる」とあるけど、試合終了後が当てはまるのかどうか微妙だったので(試合終了後の整列を遅らせたけど)
- おそらく試合全体に対して不満があっての行動だと思うけど、個別の判定に対しての異議ではないので
- 侮辱的な行動と解釈しての退場も考えたけど、そこにあてはまるか自信がなかったです
さすがにこの行為は許せなかったんで、大声で「ボールを取りに行け!」って怒鳴って、ボールを取って戻ってきてから、「このイエロー、もらう意味あんのか!」って怒鳴りました。ベンチや観客席にも聞こえていたと思うので、ドン引きだったかも知れません(周りの反応をみる余裕はなかったので)。
予想通りの大作になりましたが、もう1回で終わりにします。
競技規則(2021/22) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)
警告となる反則
競技者は、次の場合、警告される。
- プレーの再開を遅らせる。
- 言葉または行動により異議を示す。
- 主審の承認を得ず、競技のフィールドに入る、復帰する、または意図的に競技のフィールドから離れる。
- ドロップボール、コーナーキック、フリーキックまたはスローインでプレーが再開されるときに規定の距離を守らない。
- 繰り返し反則する(「繰り返し」の定義に明確な回数や反則のパターンは、ない)
- 反スポーツ的行為を犯す。
- レフェリーレビューエリア(RRA)に入る。
- ( 主審がレビューのために用いる)TVシグナルを過度に示す。
反スポーツ的行為に対する警告
競技者が反スポーツ的行為で警告されなければならない状況は、様々である。例えば、
- 負傷を装って、またはファウルをされたふりをして(シミュレーション)、主審を騙そうとする。
- プレー中、または主審の承認を得ずにゴールキーパーと入れ替わる(第3 条参照)。
- 直接フリーキックとなる反則を無謀に行う。
- 相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害または阻止するためにボールを手や腕で扱う。
- 相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害または阻止するためにいかなる反則を犯す。
ただし、ボールをプレーしようと試みて反則を犯し、主審がペナルティーキックを与えた場合を除く。- ボールをプレーしようと試みて反則を犯し相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与える。
- ( その試みが成功しようとしまいと)ボールを手や腕で扱って得点をしようと試みる、
または得点を阻止しようと試みて失敗する。- 競技のフィールドに認められないマークを描く。
- 競技のフィールドから離れる承認を得たのち、競技のフィールドから出る途中でボールをプレーする。
- 試合に対してリスペクトに欠ける行為を行う。
- ( フリーキックやゴールキックのときも含め)ゴールキーパーが手でボールに触れる触れないにかかわらず、競技規則の裏をかいて、頭、胸、膝などを用いボールがゴールキーパーにパスできるよう意図的なトリックを企てる。ゴールキーパーが意図的なトリックを企てていたならば、ゴールキーパーが罰せられる。
- プレー中、または再開のときに言葉で相手競技者を惑わす。
プレーの再開を遅らせる
主審は、次のようにプレーの再開を遅らせる競技者を警告しなければならない。
- スローインを行おうとしたが、急に味方競技者の1 人にスローインを任せる。
- 交代が行われるとき、競技のフィールドから離れることを遅らせる。
- 過度に再開を遅らせる。
- 主審がプレーを停止したのち、ボールを遠くへける、もしくはボールを手で持ち去る、または意図的にボールに触れて対立を引き起こす。
- フリーキックをやり直させるようにするため、違った場所からフリーキックを行う。
退場となる反則
競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、次の反則のいずれかを犯した場合、退場を命じられる。
- ハンドの反則を犯し、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止する(自分のペナルティーエリア内にいるゴールキーパーを除く)。
- フリーキックで罰せられる反則を犯し、全体的にその反則を犯した競技者のゴールに向かって動いている相手競技者の得点または決定的な得点の機会を阻止する(以下の「得点または決定的な得点の機会の阻止」に規定される警告の場合を除く)。
- 著しく不正なプレーを犯す。
- 人をかむ、または人につばを吐く。
- 乱暴な行為を犯す。
- 攻撃的な、侮辱的な、もしくは下品な発言をする、または行動をとる。
- 同じ試合の中で2 つ目の警告を受ける。
- ビデオオペレーションルーム(VOR)に入る。