シン活 #16-4

2022年4月23日にU-12府リーグの主審を2試合(40分×2)。

 

概要:PK

 

イエローカード出したりして色々と大変だった試合もスコアは「1-0」で残り時間も少なくなってきてました。

実力的には強い方のチームが1点リードしていて、試合のペースもリードしているチームの流れだったので、試合展開としてはそれほど熱くなる事もなく、このまま試合終了かなと思っていたら、残り時間わずかで、リードしているチームがカウンター気味の攻撃。ペナルティーエリア内少し右サイドよりでシュートを打とうとしたところを、守備側の選手が後ろからスライディングタックルで転倒。

私は選手と10mくらいの距離で真後ろより少し中央よりからみていました。間に他の選手が何人かいましたが、ギリギリ見える位置ではありましたので、転倒したあと、「他の選手がシュートする事はないな」と確認してから笛を吹きました。

 

私の側からより、ベンチ側の方が角度的によく見えたと思いますが、PKを取られた側のチームのコーチも「しょうがない」って選手に声かけしていて、ジャッジに対しては文句がなかったので、判定に間違いなかったと一安心。

結局PKで1点追加で、すぐに試合終了。

 

試合のあとで、予備審(第四審)の方に「PK問題なかったですか?」って聞いたら、「全然ボールに触ってなかったのでPKでOKでしたよ」って言ってもらったので、さらに一安心。

PKは「イコール1点」みたいなもんなので、自分では間違いないと思っていても、どうしても不安になります。

ちなみに、警告するかどうか迷いましたが、決定機と言えるかどうか迷ったのと、すでに1枚出しているし、残り時間もわずかだし、4種だし、と色々な事に忖度して、イエローカードは出しませんでした。

 

舞鶴まで来ての2試合、色々とありすぎてどっと疲れましたけど、自分の中ではそれなりに出来たかなと思ったので、満足でした。

 

 

競技規則(2021/22) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)

 

警告となる反則
競技者は、次の場合、警告される。

  • 反スポーツ的行為を犯す。

 

反スポーツ的行為に対する警告
競技者が反スポーツ的行為で警告されなければならない状況は、様々である。例えば、

  • 相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害または阻止するためにいかなる反則を犯す。ただし、ボールをプレーしようと試みて反則を犯し、主審がペナルティーキックを与えた場合を除く。
  • ボールをプレーしようと試みて反則を犯し相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与える。

 

 

シン活 #16-3

2022年4月23日にU-12府リーグの主審を2試合(40分×2)。

 

概要:危険なタックル

 

1試合目(16-1、16-2)に引き続き、2試合目も色々とありました。

2試合目も両チームともに球際に割りと激しくいくし、スライディングも頻繁にするので、これまた気が抜けない試合でした。

前半に激しくいって、アフターで相手選手の足の甲あたりを蹴ってしまうプレーがありました。ファウルを受けた選手がかなり痛がってたので、コーチ(結構イカツイ)に入ってもらいましたが、痛いながらも選手は立ち上がり一安心。

 

コーチが「アフターやろ!」って独り言と見せかけて相手選手に文句を言ったんで、「ちゃんと見ますから」って伝えて、とりあえず納めました。

ファウルをした側の選手は悪い事をしたって表情だったので、一応気をつけるように伝えてプレー再開。

 

再開して1分もしないうちに先ほどファウルを受けた選手がまたファウルを受けて、倒れ込んでしまいました。

ファウルしたのは別の選手でしたが、今度は、上半身にわざとぶつかりにいってたので、さっきよりは悪質だったので、厳しく注意。両チームに対して、「これ以上ファウルすると警告もする」って注意をしてプレー再開。

 

前半はそのまま終了(スコアも0-0)

このまま落ち着いてくれるかと思ったら、今度は先ほど2回ファウルされた選手があろうことか、スライディングタックルでカニばさみ的に相手の足を両足で挟み込んでしまいました。

報復するような子ではなさそうでしたが、こちらからしたら、「お前がやるんかい!」って感じでちょっと驚きました。

かなり危ないプレーでやられた選手は結構痛がっていたので、迷わずイエローカードを提示して厳しく注意(レッドカードを出されても文句言えない悪質さだったかと)。

やられた選手は痛がってましたが、なんとか立ち上がれてとりあえず一安心。

その後5分ほどたったところで、さっきイエローを出した選手がまた同じように相手の足を挟んだので、ファウルを取りました。

今回はイエローを出した時ほどの危険さはなかったものの、相手の足を挟むという危ないプレイ(今回は完全に挟めなくて、相手選手は転倒しただけで痛みはなかったですが)だったので、もう1枚カードを出すかどうか迷いました(もし出したらイエローカード2枚で退場)。

結局、口頭で厳しく注意して終わりましたが、もし、2回目のプレーが最初にあったらイエローカードを出していたと思います。その後に1回目のプレーをしていたら迷う事無く2枚目のイエローカードを出していたと思います。

 

とりあえず、2回目のファウルに対して口頭注意で、やられた方のチームのベンチも文句はなさそうな雰囲気で、その後も荒れることなく試合が終わってほっとしました。

 

もう一つ書きます。

 

競技規則(2021/22) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)

 

1. 直接フリーキック
競技者が次の反則のいずれかを相手競技者に対して不用意に、無謀に、または過剰な力で犯したと主審が判断した場合、直接フリーキックが与えられる。

身体的接触を伴う反則が起きたときは、直接フリーキックまたはペナルティーキックで罰せられる。

  •  不用意とは、競技者が相手に挑むとき注意や配慮が欠けていると判断される、または慎重さを欠いてプレーを行うことであり、懲戒の罰則は必要ない。
  •  無謀とは、相手競技者が危険にさらされていることを無視して、または結果的に危険となるプレーを行うことであり、このようにプレーする競技者は、警告されなければならない。
  •  過剰な力を用いるとは、競技者が必要以上の力を用いる、または相手競技者の安全を脅かすことであり、このようにプレーする競技者には、退場が命じられなければならない。

 

 

シン活 #16-2

2022年4月23日にU-12府リーグの主審を2試合(40分×2)。

 

概要:相手選手に対する暴言

 

引き続き1試合目について。

結局最後は8-0になったんですが、勝った方のチームに二人ほど気の強い選手がいて、私(主審)のジャッジに対してもそこそこ文句がありました。

 

そこはさすがに小学生なんで、適当にあしらってたんですが、後半にファウルを受けた際に、相手選手に対して「ふざけんな!」みたいな感じで文句を言ったので、「ファウルはちゃんと取ったやろ。相手選手に文句いうと自分が警告になるで」って注意しました。

 

その数分後にも同じ選手がファウルを受けて(しかもちょっと悪質な)何か言おうとしたところに、私がすかさず近寄って、「ちゃんと取ったやろ。見てるやろ」って先に話しかけたら、機先を制せられたからかとりあえず黙ってくれました。

 

カードや注意するだけでなく、上手くコミュニケーションをとれた感じかなと思いました。これからも色々と試してみようと思います。

 

 

 

 

 

シン活 #16-1

2022年4月23日にU-12府リーグの主審を2試合(40分×2)。

 

概要:キーパーのハンド

 

場所がなんと舞鶴市京都市内からだと約80km、車で高速使って1時間半、電車だと1時間半~2時間程度。ただし、本数が少ないんで、1本乗り遅れると1時間くらい次の電車が来ないという悲惨な事になる場所。

実は私は地元が同じ北部なので、この機会に久しぶりに帰省しました(コロナもあったりして、去年の8月以来)。この日派遣された審判は私含めて4名でしたが、他の方は割り当てが発表された時に、舞鶴まで行かないといけない事にちょっとショックだったとか。まあ、私も地元がこっちじゃなかったら同じ気持ちだったでしょうが。

 

私が担当したのはこの日の試合の2試合目と4試合目。2試合とも色々とありました。

 

まずは1試合目。

両チームともに球際に結構激しくいくし、スライディングタックルもあるので、こっちからしたら冷や冷やしながら見てました。

前半の給水(10分)までに4-0になったので、そのままワンサイドゲームになるのかと思ったら、負けているチームがそこから互角の展開で給水後は点が入らず4-0のまま。

そうなると勝っているチームもイライラしてきて、後半は両チームとも激しさがさらに増してくるので、こちらも一瞬も気が抜けない状態が続きました。

 

後半に勝っている方のキーパーがPAを少し飛び出した所で捕球してしまい、ハンドのファウル。

攻撃側のチームがすぐには蹴らなかったので、笛を吹いてプレーを止めてから、壁の距離を離してキーパーにイエローカードを出そうとしたら、ベンチから「蹴れ」って指示があって選手が慌ててキック。私は壁の距離を離そうとしていた所、突然キックされたので、私の横を通り過ぎる時に私が手でボールを叩き落として、「ごめん、笛で止めてたから」ってキックした選手に蹴り直しをお願いしました。

ややグダグダ感がありました。本当は止めるかどうかキックする選手にちゃんと聞いて止めるっていったら「笛で再開するから」って説明しておけば大丈夫だったと思いますが。

 

小学生の場合、フリーキックで止めるかどうか、選手もルールをちゃんと理解していないんで中々難しいです。

 

それで、GKに対して、SPA(相手の攻撃をハンドで阻止した)でイエローカードを提示。キーパーも自分が出ていたことは自覚していたみたいで、頭を下げて謝罪してくれました。

 

クイックリスタートしなかったので、警告する事に頭が一杯になってしまい、上手く仕切れなかったことが反省点です。

 

この試合について、もう一つ書きます。

 

 

競技規則(2021/22) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)

警告となる反則
競技者は、次の場合、警告される。

  •  反スポーツ的行為を犯す。

 

反スポーツ的行為に対する警告
競技者が反スポーツ的行為で警告されなければならない状況は、様々である。例えば、

  • 相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害または阻止するためにボールを手や腕で扱う。

 

シン活 #15-3 自分の蒔いた種なんで・・・

概要:初レッドガードの事後処理2

 

前回の初めてレッドカードを出しました。

シン活 #15-1 初レッドは激辛の味 - 渦の中で

シン活 #15-2 マッチポンプか? - 渦の中で

今回は出したあとの話2です(無茶苦茶苦労しました)。

 

もう一度状況について:

大会  :中学校(中体連)の地区の春季大会

前半15分で退場(その時点の得点状況:A中学 1-0 B中学)

一人退場のあと、A中学が1点を入れて、2-0で前半終了。

ハーフタイムにBチームの監督が抗議。そこからの後半。

 

後半が始まりました。全部を覚えてはいませんが、Bチームのベンチ前でBチームの選手がファウルされた時に、Bチームの監督がこちらに向かって猛アピール(アピールを利用してこちらに当たっているようにも感じましたが)。

私は、無言で手を挙げて制止するようにジェスチャーしながらベンチの方を見ました。こちらの強い意志を感じてか、アピールは止みましたが、Bチーム側の反則を取ったときや、Bチームの選手が倒されてもこちらがファウルを取らなかった時など、自分たちに不利な判定があるとずっと文句を言っているような状態でした。

 

自分がレッドカードを出した事で大変な状況を起こしてしまったので、大変でしたが、ひとつでもジャッジミスしたら、Bチーム側に責められかねないので、ものすごく集中して審判してました。

 

今から思えば、この日はすごく調子が良かったんだなと思うんですけど、ほとんどのファウルをちゃんと見れてましたし、色々と言われてもそれが気になってしまうという事無く、目の前のプレーに集中出来てました。

 

後半にBチームの中でも私に対して文句を多く言っていた2選手に対して、何回かファウルをしていて私の言う事も聞く気がなかったので、イエローカードを出しました(繰り返しの反則という事で)。

 

結局、レッドカード1枚、イエローカード2枚、試合も5-0というワンサイドゲームになってしまいました。

結果論ではありますけど、仮にもし私がレッドカードではなくイエローカードを出していたら、この試合はここまで荒れることなく、みんなが納得のいく試合で終わっていた可能性が高いと思います。

幸い、荒れた試合ではありましたけど、けが人は出なかったからよかったです。

 

今までは「何かあればレッド出せばいい」とちょっと安易に思ってましたけど、実際にレッドカードを出すという事は、やっぱりすごく重い決断なんだという事を実感しました(試合に大きな影響を与えるという意味ではPKと同じかそれ以上に)。

 

ただ、今回はすごく苦労しましたけど、それでもう出さないというのは違うと思うので、やはり出さないといけない時にはちゃんと出せるように、心構えはしておこうと思います。

 

競技規則(2021/22) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)

警告となる反則
競技者は、次の場合、警告される。

  •  プレーの再開を遅らせる。
  •  言葉または行動により異議を示す。
  •  主審の承認を得ず、競技のフィールドに入る、復帰する、または意図的に競技のフィールドから離れる。
  •  ドロップボール、コーナーキックフリーキックまたはスローインでプレーが再開されるときに規定の距離を守らない。
  •  繰り返し反則する(「繰り返し」の定義に明確な回数や反則のパターンは、ない)
  •  反スポーツ的行為を犯す。
  •  レフェリーレビューエリア(RRA)に入る。
  • ( 主審がレビューのために用いる)TVシグナルを過度に示す。

 

 

シン活 #15-2 マッチポンプか?

概要:初レッドガードの事後処理

 

前回の初めてレッドカードを出しました。

シン活 #15-1 初レッドは激辛の味 - 渦の中で

今回は出したあとの話です(無茶苦茶苦労しました)。

 

もう一度状況について:

大会  :中学校(中体連)の地区の春季大会

時間  :前半15分

得点状況:A中学 1-0 B中学

 

前半のそこまでの流れをみていると、ややA中学の方が強いかなという印象ではありましたが、それほどワンサイドのゲームでもなく、次の1点次第でどうなるかわからないという展開でした。

 

ただ、一人減った事で当然バランスは狂って、前半にAチームが追加点を入れて、前半は2-0で終了。一人減ったBチームの一部の選手は私に対して敵意が態度に出てました(プレイも若干荒さが出て来てました)。

そして、ハーフタイムになると同時にBチームの監督がフィールド内にいる私に近寄ってきて猛抗議。まあ、本来であれば退場にしてもいいくらいの抗議ではありましたけど、私も結構同じトーンで言い返してました。

下記のような抗議に関して私が伝えたのはあくまで競技規則の通りジャッジした事。足裏(スパイク部分)で接触した事に対して危険と感じた事。プレー中にケガをさせない事を大事にしているという事。

 

時間にして2~3分ほど抗議が続きましたが、結局はお互い納得しないまま終了。何度かカードを出す事も考えましたが、ここで簡単にカードを出してしまうとただ単に審判が権力を振りかざした事になってしまいそうだったので、カードは出さないでおこうと決めました。

 

抗議の内容(口調はかなりキツかったですが):

「選手がショックでサッカー辞めたらどうする」

「育成年代でこんなことする必要があるのか」

「プロと違う」

 

とりあえず、レッドカードが引き金となって一気に雲行きが怪しくなった試合。後半は次回。

 

競技規則(2021/22) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)

退場となる反則

チーム役員
反則があり、その反則を犯した者を特定できない場合、テクニカルエリア内にいる上位のコーチが罰則を受ける。

 

退 場
退場となる反則は、次のとおりである(ただし、これらに限らない)。

 

・ 審判員に対して異議を示す、または抗議する

 

 

シン活 #15-1 初レッドは激辛の味

概要:初レッドガードにまつわる話

 

初めてレッドカードを出しました。

4種(小学生)の帯同審判をしていた時からイエローカードは何枚も出しているので、良いんですけど(それでも出したら「小学生に・・・」って反発するコーチは多いです)、レッドカードは出した事がなかったので、

 

ただ、審判の割り当てをもらうようになったので、いつかは出さないといけない事がくるとは思っていたので、そういう状況になった時には出せるようにという覚悟はもってました。

 

大会:中学校(中体連)の地区の春季大会

状況:

 時間  :前半15分

 得点状況:A中学 1-0 B中学

 場所  :Aチームが左サイドからの攻撃。Bチーム側に10mほど入った地点

 

Aチームの選手がパスを受けようとした所を、Bチームの選手が斜め後ろから足裏(スパイク)でアキレス腱の上付近を蹴る。Aチームの選手は蹴られた痛さで倒れてしまう。反則を受けたAチームの選手も「あれはアカンでしょ!」みたいな感じでアピールしてたんで、危ないプレーだというのは選手も思ったようです。

 

私は笛を吹いた後に、カードが必要という事と思いました。迷ったのはイエローにするかレッドにするかという点。何秒間かの間にもう一度自分の頭の中で「レッドかイエローかどっちや?」って、ファウルのプレーを思い浮かべましたが、足裏で後ろからいったというのがあったので、レッドカードを出しました。

 

出された選手はすぐに退場しましたが、チームメイトが結構抗議をしてました。

内容は「1発で?」とか「わざとちがうやん!」みたいな感じで全然納得してくれず、私が「足裏でいってるから」って説明しても無駄でした。

そこまでは、荒いプレーもなく来てたんですが、1枚のカードで試合の雰囲気は激変。

そのあとの苦労に関しては、次回で。

 

競技規則(2021/22) 第12条 ファウルと不正行為

 

ボールがインプレー時に反則があった場合にのみ、直接、間接フリーキックまたはペナルティーキックを与えることができる。
1. 直接フリーキック
競技者が次の反則のいずれかを相手競技者に対して不用意に、無謀に、または過剰な力で犯したと主審が判断した場合、直接フリーキックが与えられる。

  •  チャージする。
  •  飛びかかる。
  •  ける、またはけろうとする。
  •  押す。
  •  打つ、または打とうとする(頭突きを含む)。
  •  タックルする、または挑む。
  •  つまずかせる、またはつまずかせようとする。

身体的接触を伴う反則が起きたときは、直接フリーキックまたはペナルティーキックで罰せられる。

  •  不用意とは、競技者が相手に挑むとき注意や配慮が欠けていると判断される、または慎重さを欠いてプレーを行うことであり、懲戒の罰則は必要ない。
  •  無謀とは、相手競技者が危険にさらされていることを無視して、または結果的に危険となるプレーを行うことであり、このようにプレーする競技者は、警告されなければならない。
  •  過剰な力を用いるとは、競技者が必要以上の力を用いる、または相手競技者の安全を脅かすことであり、このようにプレーする競技者には、退場が命じられなければならない。

 

 

シン活 #14-2

引き続き、2022年4月9日にU-12府リーグの主審を2試合(40分×2)。

 

1試合目は結構大差の試合だったので、それほどでもなかったですが、2試合目は同じ地域同士のチームで、試合開始前から結構厳しい試合になりそうな雰囲気でした。

 

前半3-0となってしまいましたが、決してワンサイドゲームという事はなく、お互い激しい試合でした。

ユニフォームを引っ張ったりもありましたが、お互いにやっていたので、よほど悪質なもの以外は出来るだけファウルを取らないように気を遣ってました。

 

後半になると、負けていた方のチームが1点を取り返し、その後も決定的なチャンスを何度か作ってました(シュートが外れてしまいましたが)。

後半残り時間も少ない所で、負けている方のチームが攻めている時に、PA内で転倒しましたが、守備側の選手がボールを蹴り出したあとの足に引っかかったのでノーファウル。

こかされた選手は「PKやん!」って不満そうでしたが、「ボールに言ってる」っていってプレーを続行するように促しました。

ベンチも転倒したすぐはアピールしてましたが、私が見ていた位置が良かったんで、ノーファウルの意思を示したあとは「仕方ないか」という感じでした。

 

PA内にボールがある時はかなり気を遣います。反則かどうかというプレーがあった場合にそれを取る取らないで試合に大きく影響を及ぼすので。

まあ、それ以上に試合に影響を及ぼす事をしたので、それは次回で。

 

シン活 #14-1

2022年4月9日にU-12府リーグの主審を2試合(40分×2)。

 

3月に1試合担当予定の試合が流れたため、約1か月ぶりの試合。

一人審判は息子の前チームに帯同したサンガカップ以来の約3か月ぶりの試合。

 

久しぶりではありましたけど、やり慣れたジュニアの試合なんでそれほど不安はありませんでした(根拠のない自信)。

 

久しぶりの試合だと最初の数分は試合に入っていけない(といったら格好いいですけど、集中できないという方がいいのか)事が多いですけど、この日はそんな事は無かったです。

 

ただ、先輩審判に色々と動き方をアドバイスしてもらったので、今までと動き方を変えようとしたけど、あまりしっくり来なかったです。

特にボール(及び選手)の動きに対して後ろから回り込むような動きが出来ると全体を見ながらジャッジできると思うんですけど、「回り込む」って動きがボールと遠ざかる気がして中々できないんですよね。

 

まあ、そんな所です(もう一つ書きます)。

審判トレセン(2022年1月)体験記

結構前の話ですが、2022年1月9日の日曜日に京都府サッカー協会主催の審判トレセンに参加してきました。

開催場所が西京極競技場のサブグラウンドだったんで、自転車で10分ちょっとで行ける近さなのでありがたかったです。

 

テーマは一人審判(主にジュニア)。

今まで審判トレセンに何回か参加してきましたが、参加者は5名~10名程度でしたが、一人審判というテーマだったのでジュニアのコーチをされている方など、20名くらい(多分)参加者がおられました。

また、トレセンは午後からだったんですけど、午前中に2級審判の体力テストが行われていて、そのまま補助として残っていただいてたんで、受講者側も指導者側も結構な人数でにぎやかでした。

実践でのトレーニングという事で、近隣の中学校2校が協力してくれました。

 

内容は、最初にアップがてら、2種類のトレーニング。

1種類目は、1名が審判役、もう1名が監視役、2名が動きながら審判から見えないような角度を作ってじゃんけんする、審判役は動きながらそれが見れる角度に移動して、じゃんけんでどっちが勝ったか判定する、監視役も審判とは逆側で動きながらじゃんけんをみれるようにするといった内容。

2種類目は、10名弱で円になる。その真ん中に一人いて、円の人がボールを投げ合い、落としたらイエローカードを提示、ボールと関係ない所で手を挙げた人がいたら、レッドカードを提示するみたいな内容(ちょっと違うかもしれないけど)。

 

そのあと、3つのグループに分けて、3種類の状況に分けて選手(中学生)がプレイして、それをジャッジ。インストラクターが指導・アドバイス

 

  1. フリーキックの手順
  2. スローイングやコーナーなど、ブールが出た時のジャッジ(わざと反則したりも)
  3. オフサイドの判定

 

1.フリーキックの手順

重要な点:攻撃側チームのクイックスタートの保証。

自分で勝手に笛を吹いて止めたりせずに、まずは守備側の選手を下げさせることに注力。クイックスタートしないのであれば、状況によって、笛を吹いて一度止めて適正な壁の距離を取らせたりするというように、まずは、攻撃側がすぐにリスタートする意図があるのかどうかを確認。リスタートするのであれば、それを保証してあげる(守備側を速やかに下げさせる)事が大事という説明を受けました。

今まで、笛を吹いて止めるかどうかとか適当にやって来てましたけど、ちゃんと再開の手順を教えてもらいました。

 

2.スローインコーナーキックの場面。

タッチラインゴールライン際の争いでアウトオブプレーになった時にどちらのボールかを見極める、スローイングの際のファウルスローと投げられたボールの奪い合いでのファウルを見極める練習。

特に、スローインの時に起こるファウル(ファウルスローとボール受ける側で押す・引っ張るなど)をちゃんと見極められるポジションにいる事が大事。どうしてもスロワーだけを見てしまうと、受ける側で争いを見落としてしまいがち。私もよく見落としていて、ベンチから「押してるやんか!」って言われたりします。

 

3.オフサイドの判定

選手がボール回しから裏へ抜け出すなどして、それがオフサイドかどうかを判断する。副審役がいて、そのジャッジが合っていたかどうかを教えるという流れ。どうしてもオフサイドラインだけに注意がいってしまいがちでしたが、そうなっていると、インストラクターがオフサイドラインと関係のない所で明らかなファウル(体をつかむ)をして、「ファウルちがうの?」って言ったりして、実戦同様、オフサイドラインだけでなく、ボールの出どころやそれ以外の場所に関しても注意するように指導を受けました。

 

最後にゲーム形式で実際にジャッジ。

二人ペアになって、10分のゲームで5分ごとに主審を交代。もう一人は主審とは別方向からプレーを見るという感じで、私は1番最初のゲームを担当。

5分間なんでとりあえず走りまくってやろうと思いましたが、選手が中学生なんで、当たり前ですけど、スピードが小学生とは段違い。ジュニアのコートで狭いですけど、攻守の切り替えとか早くて5分間でも息が切れまくりでした。

 

確か10分で4本やったと思うんですが、4本目は一人しかいなくて、「もう1本やりませんか?」と講師の方に声をかけてもらったんで、せっかくなんでもう1本やらせてもらいました。

 

他の方が審判される所とかも見させてもらって、講師の方からも色々とアドバイスをもらって、すごく有意義なトレーニングでした。

 

こういったトレーニングをするのも結構大変だとは思いますが、また開催してもらえたらと期待しております。