概要:初レッドガードの事後処理2
前回の初めてレッドカードを出しました。
今回は出したあとの話2です(無茶苦茶苦労しました)。
もう一度状況について:
大会 :中学校(中体連)の地区の春季大会
前半15分で退場(その時点の得点状況:A中学 1-0 B中学)
一人退場のあと、A中学が1点を入れて、2-0で前半終了。
ハーフタイムにBチームの監督が抗議。そこからの後半。
後半が始まりました。全部を覚えてはいませんが、Bチームのベンチ前でBチームの選手がファウルされた時に、Bチームの監督がこちらに向かって猛アピール(アピールを利用してこちらに当たっているようにも感じましたが)。
私は、無言で手を挙げて制止するようにジェスチャーしながらベンチの方を見ました。こちらの強い意志を感じてか、アピールは止みましたが、Bチーム側の反則を取ったときや、Bチームの選手が倒されてもこちらがファウルを取らなかった時など、自分たちに不利な判定があるとずっと文句を言っているような状態でした。
自分がレッドカードを出した事で大変な状況を起こしてしまったので、大変でしたが、ひとつでもジャッジミスしたら、Bチーム側に責められかねないので、ものすごく集中して審判してました。
今から思えば、この日はすごく調子が良かったんだなと思うんですけど、ほとんどのファウルをちゃんと見れてましたし、色々と言われてもそれが気になってしまうという事無く、目の前のプレーに集中出来てました。
後半にBチームの中でも私に対して文句を多く言っていた2選手に対して、何回かファウルをしていて私の言う事も聞く気がなかったので、イエローカードを出しました(繰り返しの反則という事で)。
結局、レッドカード1枚、イエローカード2枚、試合も5-0というワンサイドゲームになってしまいました。
結果論ではありますけど、仮にもし私がレッドカードではなくイエローカードを出していたら、この試合はここまで荒れることなく、みんなが納得のいく試合で終わっていた可能性が高いと思います。
幸い、荒れた試合ではありましたけど、けが人は出なかったからよかったです。
今までは「何かあればレッド出せばいい」とちょっと安易に思ってましたけど、実際にレッドカードを出すという事は、やっぱりすごく重い決断なんだという事を実感しました(試合に大きな影響を与えるという意味ではPKと同じかそれ以上に)。
ただ、今回はすごく苦労しましたけど、それでもう出さないというのは違うと思うので、やはり出さないといけない時にはちゃんと出せるように、心構えはしておこうと思います。
競技規則(2021/22) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)
警告となる反則
競技者は、次の場合、警告される。
- プレーの再開を遅らせる。
- 言葉または行動により異議を示す。
- 主審の承認を得ず、競技のフィールドに入る、復帰する、または意図的に競技のフィールドから離れる。
- ドロップボール、コーナーキック、フリーキックまたはスローインでプレーが再開されるときに規定の距離を守らない。
- 繰り返し反則する(「繰り返し」の定義に明確な回数や反則のパターンは、ない)
- 反スポーツ的行為を犯す。
- レフェリーレビューエリア(RRA)に入る。
- ( 主審がレビューのために用いる)TVシグナルを過度に示す。