結構前の話ですが、2022年1月9日の日曜日に京都府サッカー協会主催の審判トレセンに参加してきました。
開催場所が西京極競技場のサブグラウンドだったんで、自転車で10分ちょっとで行ける近さなのでありがたかったです。
テーマは一人審判(主にジュニア)。
今まで審判トレセンに何回か参加してきましたが、参加者は5名~10名程度でしたが、一人審判というテーマだったのでジュニアのコーチをされている方など、20名くらい(多分)参加者がおられました。
また、トレセンは午後からだったんですけど、午前中に2級審判の体力テストが行われていて、そのまま補助として残っていただいてたんで、受講者側も指導者側も結構な人数でにぎやかでした。
実践でのトレーニングという事で、近隣の中学校2校が協力してくれました。
内容は、最初にアップがてら、2種類のトレーニング。
1種類目は、1名が審判役、もう1名が監視役、2名が動きながら審判から見えないような角度を作ってじゃんけんする、審判役は動きながらそれが見れる角度に移動して、じゃんけんでどっちが勝ったか判定する、監視役も審判とは逆側で動きながらじゃんけんをみれるようにするといった内容。
2種類目は、10名弱で円になる。その真ん中に一人いて、円の人がボールを投げ合い、落としたらイエローカードを提示、ボールと関係ない所で手を挙げた人がいたら、レッドカードを提示するみたいな内容(ちょっと違うかもしれないけど)。
そのあと、3つのグループに分けて、3種類の状況に分けて選手(中学生)がプレイして、それをジャッジ。インストラクターが指導・アドバイス。
1.フリーキックの手順
重要な点:攻撃側チームのクイックスタートの保証。
自分で勝手に笛を吹いて止めたりせずに、まずは守備側の選手を下げさせることに注力。クイックスタートしないのであれば、状況によって、笛を吹いて一度止めて適正な壁の距離を取らせたりするというように、まずは、攻撃側がすぐにリスタートする意図があるのかどうかを確認。リスタートするのであれば、それを保証してあげる(守備側を速やかに下げさせる)事が大事という説明を受けました。
今まで、笛を吹いて止めるかどうかとか適当にやって来てましたけど、ちゃんと再開の手順を教えてもらいました。
タッチライン・ゴールライン際の争いでアウトオブプレーになった時にどちらのボールかを見極める、スローイングの際のファウルスローと投げられたボールの奪い合いでのファウルを見極める練習。
特に、スローインの時に起こるファウル(ファウルスローとボール受ける側で押す・引っ張るなど)をちゃんと見極められるポジションにいる事が大事。どうしてもスロワーだけを見てしまうと、受ける側で争いを見落としてしまいがち。私もよく見落としていて、ベンチから「押してるやんか!」って言われたりします。
3.オフサイドの判定
選手がボール回しから裏へ抜け出すなどして、それがオフサイドかどうかを判断する。副審役がいて、そのジャッジが合っていたかどうかを教えるという流れ。どうしてもオフサイドラインだけに注意がいってしまいがちでしたが、そうなっていると、インストラクターがオフサイドラインと関係のない所で明らかなファウル(体をつかむ)をして、「ファウルちがうの?」って言ったりして、実戦同様、オフサイドラインだけでなく、ボールの出どころやそれ以外の場所に関しても注意するように指導を受けました。
最後にゲーム形式で実際にジャッジ。
二人ペアになって、10分のゲームで5分ごとに主審を交代。もう一人は主審とは別方向からプレーを見るという感じで、私は1番最初のゲームを担当。
5分間なんでとりあえず走りまくってやろうと思いましたが、選手が中学生なんで、当たり前ですけど、スピードが小学生とは段違い。ジュニアのコートで狭いですけど、攻守の切り替えとか早くて5分間でも息が切れまくりでした。
確か10分で4本やったと思うんですが、4本目は一人しかいなくて、「もう1本やりませんか?」と講師の方に声をかけてもらったんで、せっかくなんでもう1本やらせてもらいました。
他の方が審判される所とかも見させてもらって、講師の方からも色々とアドバイスをもらって、すごく有意義なトレーニングでした。
こういったトレーニングをするのも結構大変だとは思いますが、また開催してもらえたらと期待しております。