タイトル:DOGSO(ハンド)
11月の14日15日と久しぶりの土日両方、息子のチームは試合が入っていて、審判しました。金曜日にトレーニングしたので、全体的に体が重く、特に腿裏(ハムストリングス)が痛いながらも、土曜日は15分×2本、12分×2本、20分×2本、日曜日は15分×4本の審判をしました。
日曜日は滋賀県の北の方で4チーム出場のカップ戦だったんですけど、決勝(リーグ戦1位と2位の順位決定戦)の話です。
相互審なんで、前半、私が審判をしたんですが、相手チームが開始早々にミドルシュートで先制。息子のチームも1点返したんですが、すぐに相手チームがまたミドルシュートで追加点。
そんな状態で息子のチームがカウンターで攻撃。トップの選手が抜け出した所を相手チームのGKがPAから飛び出す。トップの選手がボールを浮きあげてGKを抜こうとした所、GKが手でボールを叩き落としました。
少しだけボールを行方をみていましたが、戻ってきたDFがボールを取りそうだったので笛を吹いてハンドの反則をとりました。
これって、ルール上は間違いなく退場になるケースだと思いますが、相手チームは8人ギリギリだし、カップ戦なので、「本当はレッドカードな」って説明してイエローカードだけ提示。
直後のFKは惜しくもゴールポストに当たってノーゴール。
まあ、小さな大会だし、自分のチームの審判をしているので、 そこを厳しくするつもりはありませんけど、やっぱりすごく「やったもん勝ち」な感じがしてモヤモヤしました(試合は終了間際に息子のチームが追いついたけど結局PKで負けました)。
まあ、この試合のジャッジ(イエローのみ)はカップ戦だし、自分のチームの審判だったのでそうしましたが、これが公式戦だったらジュニアの試合とはいえ、レッド出していたと思います。そうじゃないと、やられた方のチームからしたら納得がいかないと思います。ただし、やられた方のチームが勝っていて、勝敗もほぼついている場合(残り時間や得点差)はイエローにするかも知れませんけど。
DOGSOの場合、退場で一人少なくなりますけど、1点取られる事との比較でいうと、罰則が軽い気がします(特に残り時間が少なかったりした場合)。
以前のJリーグジャッジリプレイで原さんも仰っていたと思いますけど。いっそのこと、DOGSOの場合、「退場 + PK(起こった場所に関係なく)」というルールにしたら、さすがに1点取られる事よりも罰則の方が重いので、「このままだったら1点取られる」というシーンでもファウルで止めるという行為は出来なくなる(しなくなる)と思います。
2020年2月に行われたCL決勝トーナメント1回戦レアルVSシティの1stレグで、1-2の後半41分にレアル・マドリードのセルヒオ・ラモスがDOGSOで退場になったプレーなんか完全にホームで1-3で負けたら終わってしまうと考えたからわざとやったファウルだと思うんですけど、PK取られるとなったらそんなプレーもしなかったと思うんですけど。
競技規則(2020/21) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)
得点、または、決定的な得点の機会の阻止
競技者が、ハンドの反則により、相手チームの得点、または、決定的な得点の機会を阻止した場合、反則が起きた場所にかかわらず、その競技者は退場を命じられる。競技者が相手競技者に対して反則を犯し、相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与えた場合、その反則がボールをプレーしようと試みて犯された反則だった場合、反則を犯した競技者は警告される。それ以外のあらゆる状況(押さえる、引っぱる、押す、または、ボールをプレーする可能性がないなど)においては、反則を犯した競技者は退場させられなければならない。
競技者、退場となった競技者、交代要員または交代して退いた競技者が主審から必要な承認を得ることなく競技のフィールドに入り、プレーまたは相手競技者を妨害し、相手チームの得点あるいは決定的な得点の機会を阻止した場合、退場の対象となる反則を犯したことになる。
次の状況を考慮に入れなければならない:
・ 反則とゴールとの距離
・ 全体的なプレーの方向
・ ボールをキープできる、または、コントロールできる可能性
・ 守備側競技者の位置と数