シン活 #48-4

試合:U-12京都府リーグ2部 後期

 

概要:簡単にいうと進路妨害

 

一つ気になったプレーを紹介します。

カウンターで自陣からロングキックされたボールが転がっていく。

ハーフウェーラインを少し過ぎたあたりでFWと守備側の選手がボールを追いかけながら競り合う中で、守備側の選手の方が体を前に出したところで、ボールを追いかけずに止まって、攻撃側の選手の進路を妨害しました。

ボールがコントロールできる距離にいればいいんですけど、ボールは転がって離れていったので、ファウルを取って、間接フリーキックを取りました。

 

ファウルした選手はファウルしたという認識がなかったみたいなので、「あれだけボールと離れていて進路妨害したからファウルね」って説明しました。

ベンチの反応は特に何もなかったので、まあ、納得してもらったかなと思いました。

ただ、これがゴールに近い場所だったら、また話は違ってたかも知れませんけど。

 

ちなみに、この場合は腕を拡げて背中で相手の進路を邪魔したので、身体的接触なし(実際は触ってますけど)ということで再開方法は間接フリーキックです。

 

 

進路妨害って「オブストラクション(obstrauction)」だと思ってましたが、「インピード(impede)」っていうみたいです。

 

直接フリーキック

日本語:身体的接触によって相手競技者を妨げる。

英語:impedes an opponent with contact

 

間接フリーキック

日本語:身体的接触を伴わずに、相手競技者の進行を妨げる。

英語:impedes the progress of an opponent without any contact being made

 

一応、自分の審判した分はたまっていたものはこれでなくなりました。

どこにとは言えませんが、次の土日(2022年12月10日11日)は両方割り当てが入っているので、出来るだけあまり時間を置かないように書きたいと思います。

 

たまには自分の審判以外の事も書こうかな。

 

 

競技規則(2022/23) 第12条 ファイルと不正行為(一部抜粋)

 

1. 直接フリーキック

競技者が次の反則のいずれかを行った場合、直接フリーキックが与えられる。

  •  ハンドの反則を行う(自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが手や腕でボールに触れた場合を除く)。
  •  相手競技者を押さえる。
  •  身体的接触によって相手競技者を妨げる。
  •  チームリストに記載されている者もしくは審判員をかむ、またはこれらに向かってつばを吐く。
  •  ボール、相手競技者もしくは審判員に向かって物を投げる、または持った物でボールに触れる。

2. 間接フリーキック
競技者が次のことを行った場合、間接フリーキックが与えられる。

  •  危険な方法でプレーする。
  •  身体的接触を伴わずに、相手競技者の進行を妨げる
  •  異議を示す、攻撃的、侮辱的、もしくは下品な発言や行動をとる、または言葉による反則を行う。
  •  ゴールキーパーがボールを手から放すのを妨げる、または、ゴールキーパーがボールを放す過程でボールをける、またはけろうとする。
  • フリーキックゴールキックのときも含め)ゴールキーパーが手でボールに触れる触れないにかかわらず、競技規則の裏をかいて、頭、胸、膝などを用いボールがゴールキーパーにパスできるよう、意図的なトリックを企てる。ゴールキーパーが意図的なトリックを企てていたならばゴールキーパーが罰せられる。
  •  競技者を警告する、または退場させるためにプレーを停止することになる競技規則に規定されていない反則を行う。

 

 

シン活 #48-3

試合:U-12京都府リーグ2部 後期

 

概要:ボールが出たかどうか

 

引き続き11月26日、伏見桃山運動公園で行った4種の主審。

 

2試合ともに、タッチライン際でボールが「出た」ってプレーが止まってしまいかけた事が何度もありました。

 

一人審判なんで、よほど近くにいなければギリギリ出た出ないって状況は判断はつかないので、出来るだけプレーを続けさせるようにしてます。

 

ただ、「それはまだ出てないやろ」って思う状況でも「出た」っていってしまう選手が結構います。

 

おそらく、ボールの着地点(円の中心)が外だった場合、出たと判断している選手が多いんじゃないかなと思います。

って事を書こうとしたら、まさにタイムリーでカタールW杯で日本代表のプレー(スペイン戦の2点目)があちこちで解説されてるんで、「それを見て、ルールをちゃんと理解してくれたらありがたいなー」と審判の立場から思ったりしてます。

(まあ、でも何年かしたら選手はそんな事忘れてしまうんでしょうけど)

 

やってみると分かりますが、ボール1個分、外に出るって思った以上にボールが外にある状態です。

審判される方で、一度も試した事がないのであれば、ぜひ一度、ギリギリの状態にボールを置いて、それを色んな距離・角度から確認してみたら、一人審判で、「ボールが出た出てない」の判断がある程度正確にできるようになると思います。

 

日本の決勝弾、VARがお墨付き…ラインにボールの一部がかかっていれば「イン」 (読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

 

競技規則(2022/23)

 

 得点
ゴールポストの間とクロスバーの下でボールの全体ゴールラインを越えたとき、ゴールにボールを入れたチームが反則を行っていなければ、1 得点となる。

 

スローイン

スローインは、グラウンド上もしくは空中でボールの全体タッチラインを越えたとき、最後にボールに触れた競技者の相手競技者に与えられる。

 

ゴールキック

ゴールキックは、グラウンド上または空中にかかわらず、最後に攻撃側競技者が触れたボールの全体ゴールラインを越え、得点とならなかったときに与えられる。

コーナーキック

コーナーキックは、グラウンド上または空中にかかわらず、最後に守備側競技者が触れたボールの全体ゴールラインを越え、得点とならなかったときに与えられる。

 

 

 

シン活 #48-2

試合:U-12京都府リーグ2部 後期

 

概要:選手の出血

 

引き続き11月26日、伏見桃山運動公園で行った4種の主審。

 

1試合目。前半は0-0.後半になってわりと早い時間に1点入り1-0.

ハーフ20分の後半10分過ぎ。負けているチームのコーナーキックの際に、勝っている方の選手が私に「審判、鼻血がでました」と言われました。

 

急いで笛を鳴らして試合を止めて時計もストップ。

選手に近寄ってみたら、幸いそれほどの量ではありませんが確かに血が出てました。

選手が出た選手をゴール前からベンチまで連れていきながら、負けているチームの前を通る際に、「時計は止めてます」って声をかけたら、「わかりました」って返事してもらったんで、納得してもらえたと思います。

 

この辺も、4種帯同で審判していた時は、選手がケガをした時に時計を止めるのを忘れてたりしましたが、さすがに色々と経験したので落ち着いて対処できたかなと思います。

 

 

 

競技規則(2022/23)

第5条 主審(一部抜粋)

負傷

  •  競技者の負傷が軽い場合、ボールがアウトオブプレーになるまでプレーを続けさせる。
  •  競技者が重傷を負った場合、プレーを停止し、確実にその競技者を競技のフィールドから退出させる。負傷した競技者が競技のフィールド内で治療を受けることはできず、プレーが再開された後に復帰する。ボールがインプレー中はタッチラインからのみ復帰することができるが、ボールがアウトオブプレー中であれば、いずれの境界線からであっても復帰できる。競技のフィールドから退出する要件につき、次の場合のみ例外とする。
    ゴールキーパーが負傷したとき。
    ゴールキーパーフィールドプレーヤーが衝突し、対応が必要なとき。
    ・ 同じチームの競技者が衝突し、対応が必要なとき。
    重篤な負傷が発生したとき。
    ・ 相手競技者が警告される、または退場を命じられるような体を用いた反則(例えば、無謀な、または著しく不正なファウルとなるチャレンジ)の結果として競技者が負傷したが、負傷の程度の判断と治療がすばやく完了できるとき。
    ペナルティーキックが与えられ、負傷した競技者がキッカーとなったとき。
  •  出血した競技者を確実に競技のフィールドから離れさせる。その競技者は、止血および用具に血液が付着していないことが十分に確認された後、主審の合図を受けてからのみ復帰できる。
  •  主審がメディカルスタッフまたは担架搬送者の競技のフィールドへの入場を認めた場合、競技者は、担架に乗って、または歩いて、競技のフィールドから離れなければならない。競技者が拒んだならば、反スポーツ的行為で警告されなければならない。
  •  主審が負傷した競技者に警告または退場を命じる決定をした後で、その競技者が治療のため競技のフィールドを離れる場合、その競技者が競技のフィールドを離れる前にカードを提示しなければならない。
  •  その他の理由でプレーが停止されているのではなく、また競技者の負傷が反則に起因していないのであれば、プレーは、ドロップボールにより再開される。

 

第7条 試合時間(一部抜粋)

3. 空費された時間の追加

主審は、以下のように前半、後半に空費されたすべてのプレーイングタイムを追加する。

  •  競技者の交代
  •  負傷した競技者の負傷の程度の判断や競技のフィールドからの退出
  •  時間の浪費
  •  懲戒の罰則
  • 「 飲水」タイム(1分間を超えるべきではない)や「クーリング」ブレーク(90秒間から3 分間で)など、競技会規定で認められる医療上の理由による停止
  •  VAR のチェックやレビューに関わる遅延
  •  プレーの再開を著しく遅らせる行為(例えば、得点の喜び)を含む、その他の理由

 

 

シン活 #48-1

試合:U-12京都府リーグ2部 後期

 

概要:久々の4種

 

11月26日の土曜日、伏見桃山運動公園で4種の主審を2試合。

 

協会で割当される試合は天然芝か人工芝が多くて、土のグラウンドでも4種以外のカテゴリーではあまりこのグラウンド使わない感じなので(私が知らないだけかもしれませんが)、かなり久しぶりに来ました。

 

次男が小学生の頃は頻繁に来てたし、私がみた次男の小学生最後の公式戦はこのグラウンドだったんで本当に懐かしかったです。

ちなみに本当に最後になった試合(次男のチームが負けた試合)は仕事で観戦できませんでした。

 

私の担当する1試合目が、全体としても第1試合目。

前回の反省を踏まえ、今回のテーマはホールディングをちゃんと取る事。

それで試合開始からものの10秒ほどで、自陣から蹴り出されたボールを体の大きいFWが追いかけながら、競り合っている相手選手のユニフォームを掴みました。

 

ベンチからも「掴んでる!」って声が聞こえてきましたが、私もバッチリ見えていたので、笛を吹きました。

 

大事な試合最初のファウルをきっちり見逃さずに取れました。

そのファウルをきちんと取ったのが良かったのか、両チームともにファウル自体少なく、掴んだり押したりといった反則はほぼなかったと思います。

 

まあ、4種なのでこれが上のカテゴリーでもちゃんと見極められるかわかりませんが、とりあえずは上手くいきました。

シン活 #47-6

試合:U-15スポーツ少年団京都大会の決勝

 

概要:すべって、転んで、ぶつかって、囲まれて、伝わらず、で最後に反省

 

引き続き、2022年11月23日、アクアパルコ洛西でのスポーツ少年団京都大会決勝の主審。

 

何とか試合が終わって、その場で審判報告書を提出。

この会場、すぐ近くに更衣室や控室はなく、晴れていればその辺で着替えるんですが、この日は雨だったので、100m以上離れた管理棟で着替えながら反省会。

 

  1. ホールディングはちゃんと取るべき
  2. GKが倒れた際に気づいたらすぐに止めた方が良かった
  3. ゴールキックなどで素早くプレーするように促せてなかった(途中から気にしてやってましたけど、選手にいわれてやっていた印象だった)

 

色々と反省点はありましたけど、大変な試合ながらも途中で自滅せずに、囲まれたり文句を言われたりしながらも、それを気にする(引きずる)ことなく目の前のジャッジに集中できたと思います。

副審の方も同じ感想を持たれていて、色々と大変なんで崩壊しないか心配されていたようですが、最後まで何とか崩壊させずに頑張っていた点は褒めていただきました。

 

4種から審判を始めたんで、コーナーキックでゴチャつくのはいまだに苦手です。

この日いただいたアドバイスとしては、ボールに触る場所(ヘディングなど)とその後にボールが飛んでいきそうな場所を同じ視野でみれるような場所に移動できれば、プレー後の接触も見る事ができると教えていただきました。

 

まあ、落ち込んでも仕方ないので、次につなげていきたいです。

 

次回は久々の4種の一人審判です。

 

シン活 #47-5

試合:U-15スポーツ少年団京都大会の決勝

 

概要:すべって、転んで、ぶつかって、囲まれて、伝わらず

 

引き続き、2022年11月23日、アクアパルコ洛西でのスポーツ少年団京都大会決勝の主審。

 

この試合、交代人数9人、交代回数の制限なし、中学3年生にとっては最後の公式戦という事で両チームともにフルに交代をしました。

しかも、囲まれたりもしたので、飲水タイムなしにもかかわらず、アディショナルタイムは4分でした。

 

試合終了まで2分をきったところで、本部に対してアディショナルタイムの合図を出しました。

(ちなみにこの試合、第4の審判員はおらず、本部スタッフが担当)

合図を出したのがちょっと遠い位置で反応がなかったので、何回か出しましたが、伝わったのかどうか微妙でした。

 

本部の近くに行くことがあったら口頭で言おうと思ってましたが、その機会がなく、「伝わってなかったら本部が聞いてくるだろう」と思ってました。

 

試合が終わってから後で聞いた話ではアディショナルタイムが伝わってなくて、ベンチが文句言っていたみたいでした。

 

私が気付かなかっただけかも知れませんが、試合中あれだけこちらの判定に色々と文句いっていたのに、そこは黙ってるんかいって感じではありました。

 

まあ、こちらも「言ってくるだろう」じゃなくちゃんと確認を取るべきではありましたが。

 

この試合、次が最後です。

 

 

競技規則(2022/23) 第7条 試合時間(一部抜粋)

 

3. 空費された時間の追加
主審は、以下のように前半、後半に空費されたすべてのプレーイングタイムを追加する。

  •  競技者の交代
  •  負傷した競技者の負傷の程度の判断や競技のフィールドからの退出
  •  時間の浪費
  •  懲戒の罰則
  • 「 飲水」タイム(1分間を超えるべきではない)や「クーリング」ブレーク(90秒間から3 分間で)など、競技会規定で認められる医療上の理由による停止
  •  VAR のチェックやレビューに関わる遅延
  •  プレーの再開を著しく遅らせる行為(例えば、得点の喜び)を含む、その他の理由

 

シン活 #47-4

試合:U-15スポーツ少年団京都大会の決勝

 

概要:すべって転んでぶつかって囲まれて

 

引き続き、2022年11月23日、アクアパルコ洛西でのスポーツ少年団京都大会決勝の主審。

 

コーナーキックからの出来事。

キックされたボールが高い弾道でゴールエリアより少し外側に。

GKが飛び出して、斜め前にジャンプしながらパンチング。結構勢いよく飛び出したので、着地する際に攻撃側の選手とぶつかりました。

 

GKは胸、相手選手は肩の辺りでぶつかって、二人とも痛がってうずくまったまま。

 

実は私はパンチングしたボールの方に意識がいっていて、あまりはっきりと状況を確認できませんでした。

 

パンチングしたボールを攻撃側の選手がゴールに向かって跳ね返し、そのボールをDFの選手がクリア。クリアしたボールをタッチライン近くで攻撃側の選手が保持した所で私はやっと、ぶつかった二人が立ち上がれない状態を認識しました。

 

GKが倒れているので守備側の選手が「レフェリー、止めてよ!」って盛んにアピールしてましたが、最初の接触をファウルとしてなかったので、攻撃側のチャンスが続いている状態で止めるという判断が出来ませんでした。

 

結局、攻撃側の選手がクロスボールを上げてそれがゴールキックになった時点でプレーをストップしました。

ストップしたあとは、守備側の選手数名に抗議を受けて囲まれてしまいました。

まあ、囲まれてもわりと冷静ではいましたけど。

 

反省点:

  • 接触があった時にファウルを取るべきではないか
  • ファウルを取らなったとしても、DFがボールを持った時にすぐに止めていたら良かったのではないか
  • それが出来なかったとしても、安全性を考えて、攻撃側の選手がボールを持っていたとしても止めるべきだったのではないか

 

少し前のJリーグジャッジリプレイで味方同士の接触(GK含む)で止めるべきかどうかというのがありましたが、競技規則の前文にも書いてあるので、安全を考慮していかなる状況であったとしても、主審が気付いた時に止めるべきだったかなと思いました。

 

www.dazn.com

 

競技規則(2022/23) 

サッカー競技規則の
基本的考え方と精神


競技規則はまた、競技者の安全・安心、快適なプレーに寄与しなければならず、必要が生じたときには、競技規則を通じ、サッカーの試合の参加者を迅速また適切に支援するべく対応するのは、IFAB の責任である。例えば、新型コロナウィルス感染症の世界的大流行に対応し、競技規則第3 条の暫定的改正を導入し、トップの競技会においては各チーム交代の数を最大3 から5 に増やすことを可能にした。この改正は、2022/23 年競技規則では正式なものとして組み入れている。また、「脳振盪による交代」の追加の試行は継続され、チームが数的不利益を被ることなく、脳振盪の発生またはその疑いがある競技者の安全や安心・快適さを優先することができる。
事故が起きてしまうのは致し方ないものだが、競技規則は、競技者の安全や安心・快適さとスポーツがフェアであることとのバランスを取りながら、サッカーの試合ができる限り安全にプレーできるための手助けになることを目指している。であるからこそ、審判は、あまりにアグレッシブであったり、危険な行為を行う競技者にしっかりと対応するために、競技規則を用いることが求められている。競技規則は、「無謀なチャレンジ」や「相手競技者の安全を脅かす行為」、また、「過剰な力を用いる」など、危険で容認できないプレーを懲戒罰になる用語として整理している。

 

 

シン活 #47-3

試合:U-15スポーツ少年団京都大会の決勝

 

概要:すべって転んでぶつかって

 

引き続き、2022年11月23日、アクアパルコ洛西でのスポーツ少年団京都大会決勝の主審。

 

2回転倒して恥ずかしい思いをしましたが、それだけじゃなく、2回もボールが私に当たって「ドロップボールから再開」をしてしまいました。

 

2回とも同じチームが攻撃中にぶつかってしまいました(幸い絶好のチャンスとかではなかったですが)。

1回目も選手は不満そうでしたが、さすがに2回目は不満とか怒りよりも呆れている感じで、本当に申し訳なかったです。

 

他にも選手とぶつかりそうになって、「ちょっと!邪魔!」って言われました。

 

まあ、私の動き方が悪いって言えばそれまでですが、選手も「きちっとボールが収まらなかったりして、バタバタしてるのも悪いやん」ってちょっとだけ思ったりもしました。

 

 

競技規則(2022/23)

第8条 プレーの開始及び再開(一部抜粋)

2. ドロップボール
進め方

  •  次の状況でプレーが停止された場合、ボールは、ペナルティーエリア内で守備側チームのゴールキーパーにドロップされる。
    ・ ボールがペナルティーエリア内にあった。または、
    ・ ボールが最後に触れられたのがペナルティーエリア内であった。
  •  その他のすべてのケースにおいて、主審は、ボールが最後に競技者、外的要因または審判員(第9 条1 項に示される)に触れた位置で、最後にボールに触れたチームの競技者の1 人にボールをドロップする。
  • ( 両チームの)他のすべての競技者は、ボールがインプレーになるまで少なくとも4m(4.5 ヤード)ボールから離れていなければならない。  

ボールがグラウンドに触れたときに、ボールは、インプレーとなる。

 

第9条 ボールインプレーおよびボールアウトオブプレー

 

1. ボールアウトオブプレー
ボールは、次のときにアウトオブプレーとなる。

  •  グラウンド上または空中で、ボールがゴールラインまたはタッチラインを完全に越えた。
  •  主審がプレーを停止した。
  •  ボールが審判員に触れ、競技のフィールド内にあり、次のようになった場合、
    ・ チームが大きなチャンスとなる攻撃を始める。または、
    ・ ボールが直接ゴールに入る。または、
    ・ ボールを保持するチームが替わる。
    こうしたすべてのケースでは、プレーは、ドロップボールによって再開される。

 

2. ボールインプレー
ボールは、審判員に触れる、またはゴールポストクロスバー、コーナーフラッグポストからはね返って競技のフィールド内にある場合も常にインプレーである。

 

 

シン活 #47-2

試合:U-15スポーツ少年団京都大会の決勝

 

概要:すべって転んで

 

引き続き、2022年11月23日、アクアパルコ洛西でのスポーツ少年団京都大会決勝の主審。

 

朝から悪天候でしたが、持ってきてたのがトレーニングシューズ。

スパイクはちょっと足が痛くなるのであまり履きません。1か月ほど前の人工芝で結構な大雨の試合の主審をしましたが、全然滑ることはなかったです。

 

ただ、この日のグラウンドは天然芝。「スパイクの方がよかったかな」っと思ったのがグラウンドについた後だったので、もうどうしようもないんですが、それほど心配はしてませんでした。

 

前半はあまり滑る感じはなかったんですが、後半になるとダッシュすると1歩目がすべってしまったり、ストップして方向転換しようとするとツルっとすべったりで、「これはやばいな」と思ってました。

そしたら、PAの10mほどセンターライン側、ほぼ中央でバックステップをしようとした時にモノの見事にすべって尻もちついてしまいました。

 

応援している選手たちが笑っているのが聞こえて、ちょっとムカつきましたが私が悪いんで仕方ないです。

 

そのあとにも、尻もちこそつきませんでしたが、かなりこけそうになってしまいました。

 

動きの中でのミスはそれだけじゃありませんでしたが、それは次の回で。

 

シン活 #47-1

試合:U-15スポーツ少年団京都大会の決勝

 

概要:ホールディング

 

2022年11月23日、アクアパルコ洛西でスポーツ少年団京都大会の主審をしました。

(この試合も中々の大作になると思います)

 

アクアパルコ洛西はテニスコート、公園、土のグラウンド、天然芝のグラウンドがあり、サッカーや野球の試合、テニスは試合か練習、家族連れで公園で遊ぶなど、土日はかなりの人ですが、この日は閑散としてました。

何故かというと前日夜から結構な雨、早朝から昼にかけても降ったり止んだりだったんで、公園も土のグラウンドもテニスコートも誰も人がいませんでした。

 

天然芝で行われるこの大会2試合(3位決定戦と決勝)しか開催されないので、広い敷地に選手と関係者(スタッフと保護者)しかいませんでした。

 

私が担当した決勝、2チームは京都の強豪。試合開始数十秒でいきなりホールディング(肩あたりのユニフォームをつかみました)。「あっ!」と思いながらもすぐに離したのでファウルをとりませんでした(結果からいうとそこを取らなかったから後々苦労しました)。

 

足のファウル(タックル、トリッピング)は割りと取れている自信があるんですが(ボールにいったか、足にいったか)、上半身へのファウル(ホールディングやプッシング)は、見えない訳ではないんですけど、試合中に基準を作ってちゃんと取るのが苦手です。

どうしても基準が甘くて、選手がつかみまくりになりがちなんで、気をつけないといけないと反省しました。

 

この日に副審をしていただいた方から「ボールにチャレンジ出来ているかどうか。ホールディング(押さえる)はPA内のDOGSOであっても退場(三重罰)にされる行為なんで、悪質なファウルと認識しないといけない」って教わりました。

 

まあ、この日は長いゲームになりました(何話までいくだろう?)

 

競技規則(2022/23) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)

退場となる反則
競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、次の反則のいずれかを行った場合、退場を命じられる。

 

得点または決定的な得点の機会の阻止(DOGSO)
競技者が相手競技者に対して反則を行い、相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与えた場合、その反則がボールをプレーしようと試みて行われた反則だった場合、反則を行った競技者は、警告される。それ以外のあらゆる状況(押さえる、引っぱる、押す、またはボールをプレーする可能性がないなど)においては、反則を行った競技者は、退場させられなければならない。