概要:全日本U-18女子サッカー選手権大会 関西大会
概要:ハンド
2022年10月29日(土)にU-18女子の副審。
ハンドが2つあったのでそれについて書きます。
一つは前半(私とは反対側のサイド)。
PAの少し外(ゴールまで20mくらいかな)で攻撃側の選手がシュート。そのボールが数mの距離にいた守備側の選手に当たったんですけど、私からは手に当たったかどうかちゃんと確認出来ませんでした。
主審はノーハンドと判定されました。
ハーフタイムに主審から「気になった事ありませんか?」と聞かれたので、その件に関して質問。
質問:
- 手に当たったかどうか(私から見ると微妙)
- 当たっていた場合は、ノーハンドとした根拠
主審の見解は、手には当たらず、脇腹辺りにあたったという事でした。もし、手に当たっていたらどうしていたかと聞きましたが、手を広げていた訳ではなく、至近距離から来たので体を守るために手を出したから、もし当たっていてもハンドは取っていないという判断でした。
もう一つは後半。
私のサイドで、私から10mくらい。攻撃側の選手がパスを足でトラップたあと、手に当たってしまったプレーで主審はハンドの反則をとりました。
私から見たらノーハンドのように見えましたが、あとで主審に確認したら、「あれはハンド取らない方がよかったかもです」って言っておられました。
ハンドかどうかって一瞬で判断しないといけないけど、中々大変(何回も言ってると思いますけど)。選手・ベンチ・観客は手に当たったら全部「ハンド」って思うので、なんならこっちが見落としてるって思われるのがツラい所です。
競技規則(2022/23) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)
ボールを手や腕で扱う
ハンドの反則を判定するにあたり、腕の上限は、脇の下の最も奥の位置までのところとする。競技者の手や腕にボールが触れることのすべてが、反則にはならない。
競技者が次のことを行った場合、反則となる。
- 例えば手や腕をボールの方向に動かし、意図的に手や腕でボールに触れる。
- 手や腕で体を不自然に大きくして、手や腕でボールに触れる。手や腕の位置が、その状況における競技者の体の動きによるものではなく、また、競技者の体の動きから正当ではないと判断された場合、競技者は、不自然に体を大きくしたとみなされる。競技者の手や腕がそのような位置にあったならば、手や腕にボールが当たりハンドの反則で罰せられるリスクがある。
- 相手チームのゴールに次のように得点する。
- 偶発的であっても、ゴールキーパーを含め、自分の手や腕から直接。
- 偶発的であっても、ボールが自分の手や腕に触れた直後に。
ゴールキーパーは、自分のペナルティーエリア外でボールを手や腕で扱うことについて、他の競技者と同様に制限される。ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内で、認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接フリーキックが与えられるが、懲戒の罰則は与えられない。しかしながら、プレーが再開された後、他の競技者が触れる前にゴールキーパーが再びボールを触れる反則の場合(手や腕による、よらないにかかわらず)、相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止した、または相手の得点や決定的な得点の機会を阻止したのであれば、懲戒の罰則が与えられる。