ジュニアサッカージャッジ リプレイ#66

 概要:またハンド

 

日曜日(1月5日)の試合で主審をした時の事。

フィールドの中央で選手が競り合う中で一人の選手が尻もちをつきました。しりもちをついたのはファウルではないと判断して「ノーファウル!」といいましたが、その後に尻もちをついた選手が地面に着いた手にボールが当たりました。すると、もう一方の選手が何人か「ハンド!ハンド!」と猛アピール。

すぐに私が「ハンドじゃない!」って言ったんですけど、それでも何人かが「ハンドやん」とか「手に当たったやん」とかしつこくアピールするので、「倒れた手に当たってもハンドじゃないよ」って叫びました。

今までも何回も取り上げてきた「ハンドあるある」なんですけど、手に当たったら全てハンドって思うのはいい加減にして欲しいですね。

もちろん、ハンドを取ってくれたら大きなチャンスになるのでアピールするのはいいんですけど、こっちが違うと判断したのに、「ちゃんと見ろよ」みたいな態度を取るのは結構腹が立ちます。「お前がルール知らんだけやろ」って思いますし、試合終了後に「ちゃんと競技規則見なさい」って説教したりもしますけどね。

 

競技規則(19/20) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)

ボールを手または腕で扱う

 これらの反則を除き、次のようにボールが競技者の手や腕に触れた場合は、通常は反則
ではない:

・ 競技者自身の頭または体(足を含む)から直接触れる。
・ 近くにいた別の競技者の頭または体(足を含む)から直接触れる。
・ 手や腕は体の近くにあるが、手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくしていない。
競技者が倒れ、体を支えるための手や腕が体と地面の間にある。ただし、体から横または縦方向に伸ばされていない。