概要:ハンドについて
引き続き、11月4日月曜日の全日に向けた6年生の練習試合の件。
私が審判している時にハンドが2件。
1件は相手チームのロングキックをジャンプしてヘディングしようとして、振り上げた腕に当たってしまったというプレイ。
もう1件は、攻撃側の選手がボールをキープしていて、守備側の選手にボールをつつかれたりしている中でボールが浮き上がって、ほぼ水平(肩の高さより少し低い)に上げていた攻撃側の選手の手に当たったプレイ。
こちらは守備側の選手と争う中で至近距離からボールが手に触れたんだけど、手の位置が肩の高さに近かったのと、その後に攻撃側の選手がボールをコントロールしたので(ゴールに近くはなかったけど)ファウルをとりました。
あと、私が審判をしていない時ですが、ボールをもってドリブルしていた選手がバランスを崩して手をついてしまって、その手にボールが当たったプレーなんですけど、審判はハンドをとりました。このプレーに関しては多分ハンドじゃないんじゃないかなと思いました。
夏ごろにも練習試合の審判をしていた時に、PAの5mほど外側ほぼ中央で守備側の選手がバランスを崩して尻もちをついた時に、地面に着いた手にボールが当たったので、攻撃側の選手は何人もが「ハンド!」って叫んでました。私は「ノーハンド!」って声を出したんですけど、攻撃側の選手は明らかに不満そうな態度(審判ちゃんとみろよと言いたそうな)だったので、試合が終わってから、「あれは手に当たっていたけど、尻もちをついた時に当たったのでハンドではない、ルールにも書いてあるよ」って説明しました。
18/19から19/20で競技規則が結構変更になってますけど、ジュニアの公式戦はほとんどが旧ルールを採用してます。
でも、ハンドに関しては、ルールが変わったというよりは今までは審判の解釈(匙加減) に頼っていたものが、より細かく規定されたものと判断しているので、なるべく新しいルールの条文に従って判断できるように心がけています。
とはいっても、一瞬でそこまで判断できるのかというと自信がないんですけど。
競技規則(18/19)
第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)
ボールを手または腕で扱う
競技者が手または腕を用いて意図的にボールに触れる行為はボールを手で扱う反則である。
次のことを考慮しなければならない:
・ ボールの方向への手や腕の動き(ボールが手や腕の方向に動いているのではなく)
・ 相手競技者とボールの距離(予期していないボール)
・ 手や腕の位置だけで、反則とはみなさない。
競技規則(19/20)
第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)
ボールを手または腕で扱う
競技者が次のことを行った場合、反則となる。
・ 手や腕をボールの方向に動かす場合を含め、手や腕を用いて意図的にボールに触れる。
・ ボールが手や腕に触れた後にボールを保持して、またはコントロールして、次のことを行う。
・ 相手競技者のゴールに得点する。
・ 得点の機会を作り出す。
・ ゴールキーパーを含め、偶発的であっても、手や腕から相手チームのゴールに直接得点する。
競技者が次のことを行った場合、通常は反則となる:
・ 次のように手や腕でボールに触れたとき:
・ 手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくした。
・ 競技者の手や腕が肩の位置以上の高さある。(競技者が意図的にボールをプレーしたのち、ボールがその競技者の手や腕に触れた場合を除く)
これらの反則は、ボールが近くにいる別の競技者の頭または体(足を含む)から競技者の手や腕に直接触れた場合でも適用される。
これらの反則を除き、次のようにボールが競技者の手や腕に触れた場合は、通常は反則ではない:・ 競技者自身の頭または体(足を含む)から直接触れる。
・ 近くにいた別の競技者の頭または体(足を含む)から直接触れる。
・ 手や腕は体の近くにあるが、手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくしていない。
・ 競技者が倒れ、体を支えるための手や腕が体と地面の間にある。ただし、体から横または縦方向に伸ばされていない。