Jリーグジャッジ リプレイ #10

 毎週火曜日更新のはずが、今週は水曜日。

 

Youtubeのアクセス数が#9や#8は5万件前後なのに、#10は水曜日に更新されてまだ2日しかたっていないにも関わらず、アクセス数が19万件(約4倍)。残念ながら悪い意味で世間の注目度が高い試合となってしまいました。

 

どんな内容なのかは色んなサイトだったり動画だったり検索すれば一杯出てくるんで興味があればどうぞ。

 

問題となった点:アディショナルタイム(以下AT)4分と表示されたのに実際に試合終了したのは90分+18分超。

 

ATが長くなった原因: ATに入ってから、1つ目の負傷退場(下記の1)の時点で3分経過していたんで、残りのATは1分から2分。それが、審判が勘違いして1の試合中断の時間(4分)をATに加算したため、全部でATが8分~10分(4分~4分59秒×2)になってしまう。そこに、二つ目の負傷退場やカードなんかもあって、終了時間がAT18分40秒になってしまった。

 

ATに入ってからの出来事(下記のサイトから抜粋)

  1. AT 3分19秒 負傷退場(約4分試合中断)
  2. AT 8分51秒 負傷退場(約3分試合中断)
  3. AT13分30秒 CKから清水のGKの得点。1点入って3-3の同点に
  4. AT14分43秒 ウェリントンのファウル(タックル)でイエローカード(1枚目)ベンチや関係者も含めたみあいが発生して警備員が制止する
  5. AT17分20秒 ウェリントンが執拗な抗議で2枚目のイエローカード。レッドカードで退場。ウェリントンは止めに入った清水GKを投げ飛ばす。
  6. AT18分40秒 終了終了。納得のいかない両チームが乱闘寸前に。

 

 Jリーグジャッジでみた感じでも、最後の方は選手もベンチもカオス状態の雰囲気が伝わってくる。スタジアムで観戦していたらちょっと怖かったんじゃないだろうか。これって、海外のファンがヤバイ国だったら暴動が起きていても不思議じゃない状態だと思う。

 

  ATに入ってから、ファウルの見過ごしが結構あったりしたことも問題だが、ATをちゃんととっていたら、2~6の出来事は無かった訳で、審判団としてきっちり時間をマネジメントできなかった責任があるのだと思う(主審の責任が大きいのは間違いないが)。

 

副審や第4の審判員がどっかのタイミングで強く指摘しないといけなかったと思うけど、彼らも、「もう終わるだろう」→「さすがにもう終わるだろう」って、ずっと考えていたんでしょうか?

  

【時系列検証】清水vs神戸で乱闘騒動、「後半AT19分間」の真相――何が起きていたのか? | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ

 

www.goal.com

 

www.youtube.com

 

競技規則(2018-19)の用語集より

 アディショナルタイム(Additional time)
競技者の交代、負傷、懲戒処置、得点の喜びなどにより「空費された」分を試合の前半、後半の終了時に延長する時間のこと。

 

競技規則 第7条 試合時間(一部抜粋)

3. 空費された時間の追加
主審は、以下のように前半、後半に空費されたすべての時間を追加する:
・ 競技者の交代
・ 負傷した競技者の負傷の程度の判断や競技のフィールドからの退出
・ 時間の浪費
・ 懲戒の罰則
・ 競技会規定で認められる、飲水(1分間を超えてはならない)やその他医療上の理由による停止
・ VAR のチェックやレビューに関わる遅延
・ プレーの再開を著しく遅らせる行為(例えば、得点の喜び)を含む、その他の理由
第4 の審判員は、前半、後半の最後に、主審によって決定された最小限のアディショナルタイムを表示する。主審はアディショナルタイムを増やすことはできるが減らすことはできない。