審判トレセン(2021年8月)体験記 前編

ものすごく前の話ですが、2021年8月8日の日曜日に京都府サッカー協会主催の審判トレセンに参加してきました。

午後からの始まりだったので、ちょっと余裕を持って家を出て、ロードバイク桂川のサイクリングロードをゆっくり走りながら30分ほど前に会場の下鳥羽公園に到着。

私が到着した時に、去年も審判トレセンで一緒だったNさんにばったり出会いました。

 

立ってるだけでも汗が出てくるくらいの殺人的な暑さの中、午前中に主審をして、今から帰るという事でした。私よりは年齢も上ですけど、ちゃんとトレーニングもされているみたいで、本当にすごい。

(ちなみに、この後、秋に2級に昇級されました)

 

余裕を持って会場についたわりには、どこで始まるのかわからずに(北側に会議室があるなんて知らなかった)若干遅刻。謝罪からのスタートになってしまいました。

 

トレセンの内容は最初の30分ほどは講義。

ビルドアップで左サイド~中央~右サイドとボールが動くケースで、どういった事を注意しないといけないかを話し合いました。

 

そのあとグラウンドに出て、プラクティカルトレーニング。

ゴールに対して背を向けてサイドステップで動きながら、ゴール前で立っている講師が出すカードの色によって、右側か左側どちらかに動くというもの。講師がいつカードを出すかはわからないので、サイドステップしながらちょくちょく後ろを向かないといけないんですけど、後ろを気にし過ぎるとサイドステップが足が絡まったりして、意外と難しかったです。

 

レーニングの後は審判実技。

最初に講義で話し合ったケース(ビルドアップで左サイドから右サイドにボールが動いて、右サイドからゴール前にボールを入れる。プレーが終わった時点で終わり)を実際にやってもらって、それを審判するという内容でした。

 

レーニングに協力してもらったのは、M高校。コロナ前にあった審判トレセンも確かその高校が練習試合してもらって、それを主審・副審するという内容でした。選手も審判がいないと試合が出来ないけど、審判も実戦に即した練習をしようとすると選手がいないと出来ないので、それを理解して協力してもらえるチームがあるという事は非常にありがたい事です。

 

レーニングが始まる前に選手たちの近くにいった際に「お願いします」って挨拶しましたが、マネージャーも何人かいたりして、アラフィフの私には、青春真っただ中の(表現が古いが)高校生たちがまぶしかったです。

 

それで、トレーニングの内容ですけど、講義の参加者6人で主審~副審を繰り返したんですけど、主審して移動したら少し休んだら副審。副審が終わったら移動して少し待ったら主審の繰り返しで猛烈な暑さの中で結構しんどかったです。

 

審判実技の後は練習試合(確か15分3本)を実際に審判(主審と副審)しました。

私は最初完全に副審に逃げるつもりだったんですけど、いつもお世話になっている講師の方から「主審やりませんか?」って名指しで声をかけてもらったので、勇気を振り絞って「主審します」って立候補しました。

 

まあ、実際の試合よりもこういった機会で経験を積ませてもらった方がいいかなと思って、「失敗してもいいわ」くらいの気持ちでした。

 

試合前に副審二人と簡単に打合せ。いままでほとんど一人審判しかした事がないので、打合せとかもした事がないんですけど、毎月参加している関西サッカー協会の「レフェリー塾」で「試合前の打合せ(相手はやる気のない帯同審判)」みたいなシミュレーションをした事があるんで、その時の事を思い出しながら、やりました。

 

とりあえず、話したのは下の内容:

  • タッチラインオフサイドに関しては完全にお任せするんでお願いします。タッチラインから出たけど、どっちかわからない時はフラッグを真上に上げた状態でいてもらったら私が判断します
  • ファウルとかあった場合は遠慮なくフラッグアップして下さい。ただし、見逃したり採用しなかったらごめんなさい
  • アディショナルタイムは取りません

 

打合せの後にキャプテンに集まってもらって、開始時間とエンドの確認をしました。この時に、「エンド(攻める方)はこのままでいい?」って確認したんですけど、本当はキックオフがどっちか決めないといけなかったんですけど、完全に忘れてました。

 

試合開始前に「そういえばキックオフどっちか決めてなかったわ」って思い出して、慌てて選手を集めてキックオフを決めました。

 

ちょっとバタバタしながらもなんとか時間通りにキックオフ。笛を吹くのもなんだかすごく久しぶり。

試合の方か開始2分ほどでいきなりゴール前(PAの5Mほど外)でファウル。一応、そこはきっちり取れました。攻撃側のチームがクイックスタートする動きはなかったですが、一応そこを注意しながら、再開場所(ファウルが怒った場所)もきちんと確認できました。

守備側の選手がボールの前に立ったので笛を吹いてプレーを止めて、壁の位置を指示。これも、以前の審判トレセンで教えてもらった事(ニアのゴールポストに向かって距離を測る)を思い出しながら、落ち着いて対処できたかなと思います。

 

試合自体は同じチーム同士の練習試合なんでお互いあまり激しいコンタクトはなかったんですが、私の方はあまりの暑さと久しぶりの審判で体力・集中力を削がれて、残り5分位は結構グダグダ。

1回、明らかにファウルっぽいのを見逃して、それはさすがに選手も不満そうでした。

 

最後の方は暑さで本当にしんどくて、15分になる前に笛ならそうかと思うくらいでした。

 

後編に続く