4級の笛吹き男

「秋空や 土にしみ入る 笛の音」

 

昔、家にあったグリム童話で「ハーメルンの笛吹き男」を読んだ記憶があります。彼がどんな笛を吹いて、ねずみを連れていったのかは知りませんけど、サッカーの審判は笛の音が弱いと、選手・ベンチ・観客がついてきません(リスペクトされません)。

「ヒョロロー」みたいな音だと、ジュニアであっても、強いチームの選手なんかはその音で審判の力量を判断して、判定に対して不満のある態度をとったりしますからね。

審判をやり始めた頃は笛を吹くと言う事に必死で、音の強さなんて気にする事が出来なくて、選手からなんとなく「この審判、全然やな」みたいな屈辱的な態度をとられて、「何で小学生のガキになめられなあかんねん」と思いながらも、自分の審判の技量がないから仕方ないと我慢してましたけど、最近はわりと強く吹けるようになって来たので、心なしか選手に不満ありげな態度を取られることも減って来ました。

 

自分の笛の音に自信が無い場合は、自分が審判をしているのをビデオでみると、どんな音で笛を吹いているのか客観的に見れていいですよ。

それが無理な場合は、河川敷とかのように周りに迷惑がかからない所で、どんな風に吹いたらどんな音が出るのか練習してみるのもいいですよ。

 

まあ、うちの場合、私が審判しているのをビデオに撮ったんではなく、息子のサッカーの試合を嫁がビデオに撮っていて、そこに審判している私が映っているだけなんですけどね。