ジュニアサッカージャッジ リプレイ 番外編 サンガカップ4

タイトル:ジャイアントキリング

 

 

息子のチームは9日に行われた1、2回戦を勝ち上がりました。

10日はもう1チームの応援でしたが11日は何の予定も入っておらず、2回戦を勝った事で慌てて11日の練習が入りました(コーチも完全に負けると思っていたのでしょう)。

 

河川敷での練習だったんですが、すぐ近くのグラウンドでサンガカップの試合が行われていたので、練習に送っていった後で保護者10人ほどで試合を観戦していました。

 

特に、4年5年の大会で京都1位、全日2位の強豪チーム(以下S)が試合するんで、どれほど強いのか興味がありました(決勝か3位決定戦しか当たらないので、偵察ではありません)。去年の秋ごろにこのチームの試合の審判をしましたけど、エースの子が大爆発で確か10-0くらい(エースの子も4、5点取ったような)取ってました。

 

 

対戦相手(以下O)も府リーグ1部7位の強豪。とはいっても、リーグ戦で7-0で負けているみたいで、おそらくSが大勝するんじゃないかと思っていました。

 

試合が始まると、中々の拮抗したゲーム。Oもきっちり対策を取ってきたみたいでエースの子には複数の選手で対応して中々自由にボールを持たせません。

 

そうこうするうちに、Oが先制のゴール(前半何分だったか、どんなゴールだったか忘れましたが)。一気に盛り上がる観客。

一気に試合が動きだし、Sも動きが激しくなりました。Sが猛攻を仕掛けるも、Oも必死に守って、「前半はこのままかな」と思った前半残り時間数分の所でSがコーナーキックから得点。前半を1-1で折り返しました。

 

後半、Sの一方的な猛攻かなと思ったら、Oも前半同様、Sのエースを自由にさせず、決定的なチャンスは作らせません。そんな感じで時間が過ぎる中、後半10分になるかという時に、SのDFがクリアしたボールをセンターサークル付近からOの選手が大きくキック。多分シュート狙いなんでしょうけど、大きく上がったボールはゴールバーの上を超えるかなと思ったら、なんとそのボールがゴールバーギリギリでゴールイン。Oがまさかの追加点をとりました。

 

その後、Sの攻撃をOが大きくタッチラインにクリアを繰り返し、まだ時間が10分あるというのに明らかに逃げ切ろうとする姿勢。同点に追いつかれたら、一気に逆転されるんじゃないかとハラハラしながら観てましたけど、残り時間が少なくなっても、Oの守備陣は頑張って、そうこうするうちに後半20分を経過。Oのキーパーがパントキックからボールが直接タッチラインを割った所で試合終了の笛。

 

なんと、大方の予想を裏切って、優勝候補のSが負けてしまいました。

 

最初に言った通り、息子のチームとは決勝か3決まで対戦しないので、全然関係ない話ではありますが、大番狂わせでした。

 

試合が終わって、よっぽどうれしかったのか、勝ったOの選手が号泣してました。どれだけ力の差があっても、あきらめずにボールを追いかけた結果勝ちにつながったんでしょうね。

 

ジュニアサッカージャッジ リプレイ 番外編 サンガカップ3

タイトル:息子のチーム(Bチーム)のサンガカップ2回戦

 

 息子のチームは幸いにも1月9日に行われた1、2回戦を突破しました。

エントリーしているもう1チーム(Bチーム)の試合が10日にあって、そちらの応援(及び審判)にも行きました。

 

1回戦は何とか突破したい。でも、2回戦の相手(予想)は府リーグ2部のチームなので厳しいかなというのが事前の予想。

 

会場に到着すると既に第一試合が開始されていて、結構な盛り上がり具合。得点(失点)、チャンス(ピンチ)の度に歓声が上がってました。

 

11月3日に全日に敗戦してから2か月の準備期間がありましたが、特にBチームの選手は出席率も悪く(故障や受験などそれぞれ色んな事情があって)、おそらくBチームの選手だけでまともに練習試合できた事はほとんどなかったと思います(同行しているAチームの選手に出てもらってました)。

 

なので、ちゃんと試合ができるのは不安な中、試合開始。

いざ試合が始まると、どちらかというと優勢に試合を進めて、何度か絶好のチャンスがありながらもシュートミスなどで得点できずに前半は0-0。

後半も前半同様、優勢に進めながらもゴールは遠い。たまに、カウンターなどで危険な場面がありながらもみんなが体を張って頑張ってました。

 

このままPKかなと意識し始めた残り時間4分くらいで、PA付近で相手に寄せられたDFからGKにバックパス。パスを受けたキーパーが、そのボールをバックパスをした選手にリターン。瞬間に「それはアカン!」って思いましたが案の定、相手FWにボールを奪われ、GKと1対1からのシュートが無情にもゴールに入ってしまいました。

 

残り時間はそれほどありませんが、なんとか1点返そうと猛攻。何度もチャンスを作りますが惜しくもシュートは枠を外れたりキーパーにキャッチされたり。

そして試合終了。

 

残念ながらBチーム最後の公式戦は1回戦で敗退となりました。元々Bチームの子は、全員がサッカーを好きな訳では無いみたいで、中学に進学したらサッカーをやめてしまう子も多いみたいです。普段の練習試合でも途中で足が痛いって休んだり、競り合いでも逃げてしまうような子が多かったですが、この日は全員が最後まであきらめずに頑張っていて、見ていて思わず涙が出そうになりました。

 

私は次の試合の予備審(第4審)をしていましたが、グラウンドの隅でコーチと選手が

話をしてました。次の試合(私の審判)が終わって、チームの荷物が置いてあった場所に戻るとみんな意外とケロッとしていたので、みんなあっさりしているのかなと思ったら、あとで息子に聞いたら、コーチの話が終わって帰って来ても泣いている子が結構いて、息子が「頑張ってたで」って声を掛けたら、余計に泣いてしまったみたいな感動的なシーンもあったみたいです。

さすがに、自分たちの試合終了から1時間も経てば、子供なんで立ち直ってしまったようです。

 

勝っても負けてもチームとしての活動はあと2か月、今までずっと土日一緒に活動して来た事を考えると本当に寂しくなります。

 

 

ジュニアサッカージャッジ リプレイ 番外編 サンガカップ2

タイトル:息子のチームのサンガカップ2回戦

 

 

1回戦を先制されてPKで追いついてのPK戦で勝ちという薄氷の勝利で不安しかない保護者一同。

 

2回戦の相手は、府リーグ2部(息子のチームは3部)、全日で息子のチームがPK負けしたチームに3-1で勝って全日ベスト8になったチーム。

どう考えても負ける要素しかなくて、保護者もほぼあきらめモード。

 

そんな中で運命の2回戦が試合開始。開始早々押し込まれて何度かピンチになってしまいましたが、頑張って防戦。5分位経つ頃には、こちらも落ち着いてきて一進一退の攻防になってきたと思ったら、中盤のからワンツーで右サイドを抜け出した選手が右サイド深くからクロス。それをFWが押し込んで開始5分でまさかの先制。

 

でも、まだ1点のリードだし、時間はたっぷり35分残っているんで不安しかない保護者一同。その後も流れとしては一進一退な中で、中盤でボールを奪ってワンツーから左サイドを抜け出してクロスがDFに当たってコーナーキック

 

「体で押し込め」って昭和な指示を出すうちのコーチ。コーナーキックから高く蹴られたボールが風にのってまさかの直接ゴール。開始10分でまさかの2点リード。

でも、2-0が一番怖いし、時間はたっぷり30分ほど残っているし、不安しかない保護者一同。

 

なんとか前半は2-0でいって欲しいと願うものの、「時間ってこんなに長かったっけ?」と思うほど全然時計が進まず。でも、選手たちは頑張って、危ないシーンはありながらもなんとか失点せずに残り2分。何とか前半はこのままいけるかと思っていたら、パス交換から一気に抜け出してなんと3点目のゴール。

かなり大きな(相手にとったら痛い)3点目で前半は3-0で終了。

 

ハーフタイムになったので、私は審判の準備で、本部に次の試合のメンバー表を取りに行く途中に、引き揚げてくる息子に「気を抜くなよ!0-0のつもりでいけよ」と声をかけると、息子も「分かってるって!」って言ってましたけど、本当に分かっているのか、全然自分の子供を信用しないできない親。

 

そして、3-0という絶対的な有利な状況にも全然安心できない中、後半開始。

後半も危ないシーンはありながらも、一方的に押される事なく、頑張ってボールに食らいつく選手たち。後半7分くらいに、息子のチームのDFラインからのクリアボールを高い位置を取っていた相手チームのDFがボールをキープしようとしたところをFWの選手がボールを奪取。GKも高い位置を取っていたので、一気にGKも置き去りにして無人のゴールにシュート。なんと4-0。

さすがに勝負ありかなと一安心の保護者一同。

 

その後は、メンバーを変えて守備が不安定になって危ないシーンもありながらもなんとか時間を使って、残り時間1分30秒で1点返されてしまったけども、4-1で勝利。

 

負ければ終わりの最後の公式戦で、来週まで寿命が延びました。

1月16日に行われる3回戦4回戦はおそらく両試合とも府リーグ1部の強豪との対決。でも、勝った事もある相手なので、なんとか頑張って欲しいです。

 

ちなみに私は16日は会社の会議があって、試合を観に行けません。私が観ることなく小学生最後の試合が終わるのか、それとも、ベスト8というご褒美をもらえるのか。

 

出来ればまだまだ楽しませて欲しいです。

ジュニアサッカージャッジ リプレイ 番外編 サンガカップ1

タイトル:レベルが高かろうが低かろうが、絶対に負けられない戦いが、そこにはある

 

京都のジュニア(第4種)最後の公式戦であるサンガカップが1月9日から始まりました。

去年までは11人制だったので、全日予選(11月に京都予選)に負けたチームは次の日からサンガカップに向けて11人制の準備にかかる事ができるけど、全日予選に最後の方まで勝ち残ったチームはすぐに負けたチームより1か月近く準備期間が短い、ましてや全日に出場したチームは、準備期間ほぼ無しで大会が始まるという、強いチームにとっては逆アドバンテージがあり、また、8人制では勝てたけど、残りの3人が大きくレベルダウンするような選手層の薄いチームにとっては辛い大会なので、過去にも結構全日上位のチームがコケてしまう事がありました。

去年もそれまでは圧倒的に強かった全日優勝チームが早々にPK負けしてしまってました。

 

でも、今年から8人制になってしまいました。全日に出場したチームなんか、その準備が丸まるアドバンテージになるので、今後は全日出場チームが早くにコケてしまう事は少ないかもしれません。

 

息子のチームは2チームエントリーして、1月9日と10日に試合がありました。

審判についても色々とありましたので書きますが、とりあえずはチームの試合について。

息子のチームは1試合目は息子のチームと同じ地区で下位のリーグに所属。勝てば2試合目はおそらく全日ベスト8のチームかなという予想。

 

1試合目。グラウンド状態が悪く、ボールが転がらないのは息子のチームにとってはマイナス材料。ある程度相手エリアでプレーするものの、得点は出来ず。強引なシュートだったり突破みたいなのが苦手なので、相手に引かれてしまった時には中々ゴール出来ないのは毎度の事。それで前半は結局無得点。嫌な流れで後半開始。後半7分くらいに相手CKから、ニアでボールを触られて、それがゴール。息子が懸命に蹴り出そうとしたものの、如何せん足が短く体が硬くで、蹴り出そうとしたボールがゴール上に刺さってしまいました(そのまま触らなかってもゴールしてたんで、オウンゴールではないですが)。

嫌な予感が的中してしまいました。その後、変に浮き足立ったりせずにゴールを目指してましたが、如何せんゴールは遠く、中々得点できません。

主力選手がケガで引っ込んでしまってさらにまずい状態になった中で、相手コーナー付近でプレッシャーをかけていたら、相手チームがプレッシャーに負けたのか思わずゴール前にボールをキック。それがペナルティースポット付近にいた息子にナイスパス。相手DFがたまらず後ろから押してしまい、息子転倒でPK。

息子がPKを落ち着いて決めて残り時間5分を切った所でようやく同点(親からしたらPKはかなり冷や冷やしましたが)。

 

その後も攻めますが決定的なチャンスは作れずにPK戦に突入。

相手チームの先行。

  • 相手チーム1人目・・・ゴール左隅に決める
  • 息子チーム1人目・・・息子。真ん中近くに行ってしまったが,GKが逆を突かれたのとボールに勢いがあったので触られながらもゴール(親はまたしても冷や冷や)
  • 相手チーム2人目・・・ゴール左上に決める
  • 息子チーム2人目・・・GKの子。落ち着いてゴール左隅に決める
  • 相手チーム3人目・・・ここまで息子チームのGK。2本決められていながらも方向は2本ともあっていたので期待していたら、3本目真ん中より少し左上に蹴られたボールを見事セーブ
  • 息子チーム3人目・・・落ち着いてゴール左隅に蹴り込む

 

試合結果1-1 PK戦3-2で何とか初戦突破。

初戦から、薄氷の勝利で2戦目の負けを覚悟する保護者一同でした。

 

続く

 

 

 

ジュニアサッカージャッジ リプレイ#91

タイトル:初吹?初審判?初ジャッジ?吹き初め?

 

息子の所属する少年団では 毎年1月4日に「初蹴り」が行われます。

親対子供とかOB同士の対戦とか色々と行われるんですけど、今年はコロナと小学校のグラウンドが使えないという2つの要因で、「初蹴り」は中止。

 

代わりといってはなんですが、1月3日の日曜日に近くのチームとサンガカップ前の最後の練習試合があり、今年初めての審判をしました。

 

20分で7本、そのうちの3本を私が審判しました。

 

 

この前書きましたが、この年末年始はモチベーションが高く、寒さにも負けずに連日走っていて、前日も6kmほど走っていたので、その疲れで足がつらないか心配で、あまり走らずに、少し抑え気味でやってました。

 

特に大きなミスはなかったかなと思うんですが、1つだけ変わった(理解不能な)プレイがあったんで紹介します。

 

対戦相手のチームがゴールキック。キーパーのすぐ横に選手がいて、キーパーがちょっとだけ蹴って、横にいた選手が5mほどドリブル。すると何を思ったか、別に相手がプレッシャーをかけてきている訳でもないのに、キーパーの近くに引き返してきて、キーパーにパス。キーパーがボールを手で拾い上げるという理解できない行為。

千鳥のノブさんだったら上手いツッコみが出来るかも知れませんが、私にそんな力量はなく、とりあえず笛を吹いて近寄っていって、「今のはアカンで」っていいました。

バックパスで間接フリーキックなんですけど、トレーニングマッチなんで、もう1回ゴールキックから再開しました。

 

本当は何故、そんな事をしたのかちゃんと聞きたかったんですが、あんまり聞くと選手から怒られていると思われても困るんで、聞くのはやめました。

 

いよいよ来週(1月9日)からジュニア最後の公式戦であるサンガカップが行われます。ベスト4とかになればテレビ(地方局ですが)に出れるんですけど、それは厳しいでしょうけど、少しでも長く勝ち残って欲しいと思います。

 

私の4種審判も残りわずかかも知れません。去年もサンガカップで1試合だけ主審をしましたけど、審判も気を遣いますが、気温も低いんで走りまくってジャッジしたいと思います。

 

寒さに負けず・・・

新年になりました。

去年は色々と大変な年でしたが、「今年はいい年に・・・」といいたい所ですが、今年も新年早々コロナの感染者は増える一方ですね。

 

毎年、年末年始は実家で弟の家族と一緒に過ごしてましたが、今年は帰らずに過ごしてます。

最近なんかトレーニングへのモチベーションが高いので、その機会に頑張ろうと思って、寒い中でも頑張って走ってます。

 

最近の走行距離

12月26日・・・6.0km

        27日・・・8.0km

        30日・・・6.5km

        31日・・・6.0km

 1月  1日・・・12.0km

        2日・・・6.5km

 

 1月1日朝のランニング中にみた景色

 

雲で頂上が見えない愛宕山(映画村の近くから) 

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 水たまりが凍ってました

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ジュニアサッカージャッジ リプレイ#90

タイトル:久しぶりの三審制(でも8人制)

 

 

 

日曜日(12月13日)に大阪で試合がありました。

人工芝で、グラウンド以外のスペースも広くてとてもいいグラウンドでした。

 

この日は3チームでそれぞれのチームと2試合ずつ(合計4試合)したんですけど、ひとつのチームが勉強させるためという事で選手が副審をしてくれました。

 

そうはいっても、ディフェンスラインに付いていかないし、微妙ではありましたが、そもそも一人でやっているので、一応副審の動きも確認しながらある程度余裕をもって審判する事ができました。

 

去年の11月から今年の1月にかけて、サンガカップという京都では小学生最後の公式戦(11人制)に向けて、トレーニングマッチをしていた時は、フルピッチで11人ずついるのを、全く役に立たない副審(選手)二人で主審した時は泣きそうになりました。

 

今年からはサンガカップは8人制になってしまったので、ちょっと寂しい気もします。

 

来年から息子は中学生。もし、そっちで審判するなら、三審制があたりまえなんですけど、どうするかはまだ決めてません。

 

 

ジュニアサッカージャッジ リプレイ#89

タイトル:まさかの転倒

 

引き続き11月28日にリーグ戦最終節で気になった点です。

 (一杯あるな)

 

ゴールキックのルールが昨年(2019/20)から変更になって、それまではPAを出たらインプレーになっていたのが、ボールが(明らかに)動いたらインプレーになります。

なので、やりたければ、PA内でボールを受けて、そこからパスをつないで展開する事も可能になりました。

京都ではジュニア(第4種)の公式戦は今年度(2020年4月)からそのルールが適用されましたが、コロナの影響で前期は活動出来なかったんで、実際に公式戦での適用は後期(9月頃)から。

 

ゴールキックで大きく蹴るチームもあれば、PA内でパスをつなぎだすチーム、ルールの変更を知っているのか知らないのか、PAのすぐ外にDFがいて、そこからパスをつなぐチームなど様々。

別にやり方はどっちでもいいんですが、審判として注意しないといけないのは、いい加減にボールを置いて(動いているのに)蹴る選手がいたり、ボールを置く位置を足で微調整するのが、蹴ったのかどうかはっきりしないようなやり方をする選手がいる事。

ただし、それは、「きちんとボールを置いて」、「ボールの置き場所を変えたのか蹴ったのか微妙なんではっきりとするように」って指示すればいいんです。

 

厄介なのが、子供なんで、キックの途中でこけたりバランスを崩したりして2度蹴りする可能性があること。変更前のルールなら、インプレー前にボールに触ったので、蹴り直しなんですけど、変更後のルールでは反則で超至近距離からの相手チームの間接フリーキック

 

それで先日の試合で、試合中盤でのゴールキックの場面。何回かあったゴールキックは全部キーパーが大きく蹴っていたので(ハーフウェイライン近くまでは飛んでいたので)、私は落下点を予測しながら、その近くで待機。

助走したGKがボールの直前でバランスを崩し、ボールの上に両手をつくような形で転倒。ただし、私の位置からはGKの体でボールが全く確認できず、こけた後にボールに触れたのかどうかはわからず(ただし、すぐにボールが見える位置まで移動しましたが、ボールが転がってはいなかったので、触っていないのかなという感じでした)。

 

2度蹴りは過去に何回か遭遇した事がありましたが、新ルールになってからは1回もありません。予想外の出来事で焦りましたが、6年生でもこんな事があるのは、ビックリしました。

 

ちなみに、競技規則を読み直して気付きましたが、「けられて明らかに動いた時に」とあるので、転倒して、けらずにボールに当たったら(たとえ足に当たったとしても)、インプレーじゃないような気がします(確か、何か月か前のレフェリー塾で聞いた気がしますが、ちょっと記憶が曖昧なんでもう1回確認しておこう)

 

 

競技規則 第14条 ゴールキック(一部抜粋)

競技規則(2018/19)

1. 進め方
・ ボールは静止していなければならず、ゴールエリア内の任意の地点から守備側チームの競技者によってけられる。
・ ボールは、ペナルティーエリア外に出たときにインプレーとなる。
・ 相手競技者は、ボールがインプレーになるまで、ペナルティーエリアの外にいる。

 

競技規則(2020/21)

 1. 進め方
・ ボールは静止していなければならず、ゴールエリア内の任意の地点から守備側チームの競技者によってけられる。
・ ボールは、けられて明らかに動いたときにインプレーとなる。
・ 相手競技者は、ボールがインプレーになるまで、ペナルティーエリアの外にいる。

 

 

ジュニアサッカージャッジ リプレイ#88

タイトル:角度と距離

 

引き続き11月28日にリーグ戦最終節で気になった点です。

 

 

嫁さんが撮っていた息子のチームの試合をビデオで観てました。

相手チームは結構荒いプレーが多くて(2か月ほど前に私が主審をした試合でもそう感じました)、息子のチームの選手は結構転倒させられてましたが、いくつかはファウルを取ってもらえませんでした。

 

実際の試合では、私は次の試合が主審なので、ベンチ裏で観戦していたのですが、相手チームのコーナーキックの際に、ゴチャついている中で、息子のチームの子がコケて、他の子が「ファウル!」ってアピールしていました。

私の位置からは選手が多すぎてどうなったのか全然見えなかったのですが、そのシーンが気になってビデオでチェックしました。

嫁さんはゴール裏でビデオを撮っていたので、そのシーンは近い側のゴールだったのですごくよく見えたのですが、コーナーキックで蹴られたボールを攻撃側の選手がヘディングしてボールが高く上がって、それが落ちてきた場所(ゴールエリア内ほぼ中央)で選手がゴチャついていたんですが、攻撃側の選手が守備側の選手(息子のチームの選手)を押して、バランスを崩して手をついたところを上から手でさらに押すという結構悪質なファールでした。

ボールはその後にキーパーが押さえて、ファールは取ってもらえなかったんですが、気になったのは主審の位置。

PAより5mくらいハーフウェイライン寄りの位置にいたので、ゴチャついた場面を選手が邪魔になって全然監視できてませんでした。

 

コーナーキックの際、私はキックされる方とは反対側でゴールエリアより少し外側(選手の邪魔にならない位置)で、選手とゴールラインが監視できる位置にいるようにしています。

その位置から、蹴られたボールの強さやコースによって、争点になりそうな場所を監視できそうな位置に移動するようにしています。

 

1か月ほど前に、審判トレーニングセンター(10月から受講している)の講義で、相撲の行司について取材したビデオを観ました。たまに相撲をみても行司の動きなんて全然気にしたことがなかったんですが、講義の中でとりあげたので、当然何か意図(サッカーの審判に役立つ)があるんだろうと思って観ていました。

行司の動きに注目していると、力士が土俵の中でぶつかって動き回るのを、行司も力士の周りを動き回っていました。

その動きは、力士の動きを予測しながら、見やすい角度を探しているという感じの動きでした。

土俵という狭い場所なので距離は関係ないですが、それだけに、どちらが先に地面についたか、外に出たかをちゃんとみれる角度を探すという点は、サッカーでも全く同じですね。

 

ジュニアサッカージャッジ リプレイ#87

タイトル:選手交代の場所

 

引き続き11月28日にリーグ戦最終節で気になった点です。

 

第二試合は、自分の息子のチームの予備審をしていて、ある意味一番の特等席で試合観戦できました。

 

 

それで、対戦相手が選手交代をしようとしたので、「交代ですか?」ってコーチに確認したら、「もう少し待ちます」って言われたので、「タイミングは任せます」って答えたんですが、少しの間交代せずに交代ゾーンで待っていました。

そうこうしているうちに、息子のチームも交代したのでそちらに対応していたら、対戦相手のコーチがプレー中の選手に何やら指示をして(私はてっきり交代する選手を読呼んでいると思っていました)、気が付けばプレーしていた選手がグラウンドから出てゴール裏を歩いてました。

コーチが「出たんで入っていいですよね?」って聞いてきたので、とりあえず、しょうがないんで交代選手を入らせてからコーチに「8人制の選手交代は交代ゾーンからしかダメなんで次からはちゃんとして下さいね」って伝えました。

そのコーチは20代(多分大学生くらい)でその事を知らなかったようで、「そうなんですか?」って驚いていました。

交代してベンチに戻ってきた選手にも、「コーチにも伝えたけど、選手交代は交代ゾーンからやしね」って伝えました。

急な事だったので、思わず忘れそうになってましたがきちんと思い出して対応する事ができました。本当はちゃんとしないといけないんでしょうけど、主審が選手がグラウンドから出る事に許可したかどうか確認出来ていなかったし、すでに選手が出ているので、杓子定規に対応すると混乱するかなと思って、まあまあ良い判断をしたんじゃないかなと思います。

 

 

競技規則(2020/21) 第3条 競技者(一部抜粋)

3. 交代の進め方
交代要員の氏名は、試合開始前に主審に届けられなければならない。それまでに氏名が主審に届けられていない交代要員は試合に参加できない。
競技者が交代要員と交代する場合、次のことを守らなければならない:
・ 交代が行われることについて、事前に主審に通知する。
・ 交代して退く競技者は、
 ・ 既に競技のフィールド外に出ている場合を除き、主審の承認を得て競技のフィールドから離れる。競技者は境界線の最も近い地点から出なければならない。ただし競技者がハーフウェーラインのところから直接すみやかに、また、(例えば、安全や保安または負傷などのため)他の地点から出るようにと、主審が示した場合を除く。
 ・ すみやかにテクニカルエリアまたはロッカールームへ行かなければならない。また、
再交代が認められる場合を除き、その試合に再び参加することはできない。
・ 交代される競技者が競技のフィールドを離れることを拒んだ場合、競技は続けられる。

 

 

8人制サッカー競技規則 競技者の数(一部抜粋)

③ フィールド競技者の交代の手続き:
(1) 交代によってフィールドから退く競技者は、交代ゾーンからフィールドの外に出る。
(2) 交代によってフィールドに入る競技者は、交代ゾーンからフィールドに入る。
(3) 交代は、ボールがインプレー中、アウトオブプレー中にかかわらず行うことができる。
(4) 交代について、主審の承認を得る必要はない。
ゴールキーパーの交代手続き:
(1) ボールがアウトオブレーになった時に、主審に通知し、主審の許可を得て交代を行う。
(2) 交代して退くゴールキーパーは、ハーフウェーラインのところからフィールドの外に出る。
(3) 代わりに入るゴールキーパーは、ハーフウェーラインのところからフィールドに入る。

 

 

http://www.jfa.jp/documents/pdf/eight/eight_law_191114.pdf

 

 

2019/20競技規則改正に伴う8人制サッカー競技規則の修正(19.11.14) 

【8 人制サッカー競技規則の修正点】
1.ゴールキーパーの交代手続き
「サッカー競技規則」の改正より、交代する競技者は「境界線の最も近い地点から出なければならない。」と定められました。8 人制サッカーにおいてはゴールキーパーの交代にのみ適用します。
ゴールキーパーの交代手続き:
1:ボールがアウトオブプレーになった時に、主審に通知し、主審の許可を得て交代を行う。
2:交代して退くゴールキーパーは、境界線の最も近い地点から出なければならない。
3:代わりに入るゴールキーパーは、ハーフウェーラインのところからフィールドに入る。
なお、フィールドプレーヤーの交代は、「自由な交代」で行われるため、競技者管理の観点から交代ゾーンでの交代が継続されます。