ジュニアサッカージャッジ リプレイ 番外編 サンガカップ4

タイトル:ジャイアントキリング

 

 

息子のチームは9日に行われた1、2回戦を勝ち上がりました。

10日はもう1チームの応援でしたが11日は何の予定も入っておらず、2回戦を勝った事で慌てて11日の練習が入りました(コーチも完全に負けると思っていたのでしょう)。

 

河川敷での練習だったんですが、すぐ近くのグラウンドでサンガカップの試合が行われていたので、練習に送っていった後で保護者10人ほどで試合を観戦していました。

 

特に、4年5年の大会で京都1位、全日2位の強豪チーム(以下S)が試合するんで、どれほど強いのか興味がありました(決勝か3位決定戦しか当たらないので、偵察ではありません)。去年の秋ごろにこのチームの試合の審判をしましたけど、エースの子が大爆発で確か10-0くらい(エースの子も4、5点取ったような)取ってました。

 

 

対戦相手(以下O)も府リーグ1部7位の強豪。とはいっても、リーグ戦で7-0で負けているみたいで、おそらくSが大勝するんじゃないかと思っていました。

 

試合が始まると、中々の拮抗したゲーム。Oもきっちり対策を取ってきたみたいでエースの子には複数の選手で対応して中々自由にボールを持たせません。

 

そうこうするうちに、Oが先制のゴール(前半何分だったか、どんなゴールだったか忘れましたが)。一気に盛り上がる観客。

一気に試合が動きだし、Sも動きが激しくなりました。Sが猛攻を仕掛けるも、Oも必死に守って、「前半はこのままかな」と思った前半残り時間数分の所でSがコーナーキックから得点。前半を1-1で折り返しました。

 

後半、Sの一方的な猛攻かなと思ったら、Oも前半同様、Sのエースを自由にさせず、決定的なチャンスは作らせません。そんな感じで時間が過ぎる中、後半10分になるかという時に、SのDFがクリアしたボールをセンターサークル付近からOの選手が大きくキック。多分シュート狙いなんでしょうけど、大きく上がったボールはゴールバーの上を超えるかなと思ったら、なんとそのボールがゴールバーギリギリでゴールイン。Oがまさかの追加点をとりました。

 

その後、Sの攻撃をOが大きくタッチラインにクリアを繰り返し、まだ時間が10分あるというのに明らかに逃げ切ろうとする姿勢。同点に追いつかれたら、一気に逆転されるんじゃないかとハラハラしながら観てましたけど、残り時間が少なくなっても、Oの守備陣は頑張って、そうこうするうちに後半20分を経過。Oのキーパーがパントキックからボールが直接タッチラインを割った所で試合終了の笛。

 

なんと、大方の予想を裏切って、優勝候補のSが負けてしまいました。

 

最初に言った通り、息子のチームとは決勝か3決まで対戦しないので、全然関係ない話ではありますが、大番狂わせでした。

 

試合が終わって、よっぽどうれしかったのか、勝ったOの選手が号泣してました。どれだけ力の差があっても、あきらめずにボールを追いかけた結果勝ちにつながったんでしょうね。