シン活 #68-2

概要:PK&イエローカードのシーン

 

2023年12月にあった京都府南部の中体連の大会の準決勝の主審。

 

この日はインフルエンザ明けで体調的には最悪な状態ながらも、判定は自分の中では絶好調。

 

試合の方は前半0-0で後半も両チームともに点が入らず、このまま延長・PKかなと思い始めた後半15分過ぎのプレー。

 

相手陣内でボールを奪ったチームがすぐにDFの裏に蹴り出す。PA内でFWの選手がボールを保持した瞬間に飛び出してきたGKと接触

「キーパーが飛び出しての1対1の状況」という事で、決定機の阻止(DOGSO)、ただしPA内で、ボールにいこうとはしていたので、「PK+イエローカード」という事で、これも割とすぐに自分の中で判断できて、イエローカードも出す事が出来ました。

 

この接触でファウルをした方(キーパー)が倒れてしばらく起き上がれませんでした。

時間が経てば起き上がれそうだったので、ベンチ(コーチ)は入れずに、時間を置いたんですが、あとから、ほかの審判の方に「GKの負傷だったんでコーチを入れたらよかったんじゃないですか」って指摘を受けました。

 

選手の負傷の際の対処方法って、4種の時は「すぐにコーチをいれて、抱っこかおんぶで連れ出してもらって、代わりの選手が入る」みたいなやり方をしてたんですけど、ほかのカテゴリーだと、気軽に外に出せないし、選手交代もすぐには無理なんで、まだ、その辺りのやり方がスムーズにいけないです。

もっと場数を踏んでいくしかないですね。

 

 

www.jfa.jp

 

 

競技規則(2023/24)一部抜粋

第5条 主審

負 傷
競技者の負傷が軽い場合、ボールがアウトオブプレーになるまでプレーを続けさせる。
競技者が重傷を負った場合、プレーを停止し、確実にその競技者を競技のフィールドから退出させる。負傷した競技者が競技のフィールド内で治療を受けることはできず、プレーが再開された後に復帰する。ボールがインプレー中はタッチラインからのみ復帰することができるが、ボールがアウトオブプレー中であれば、いずれの境界線からであっても復帰できる。競技のフィールドから退出する要件につき、次の場合のみ例外とする。
 ・ゴールキーパーが負傷したとき。
 ・ゴールキーパーフィールドプレーヤーが衝突し、対応が必要なとき。
 ・同じチームの競技者が衝突し、対応が必要なとき。
 ・重篤な負傷が発生したとき。
 ・相手競技者が警告される、または退場を命じられるような体を用いた反則(例えば、無謀な、または著しく不正なファウルとなるチャレンジ)の結果として競技者が負傷したが、負傷の程度の判断と治療がすばやく完了できるとき。
 ・ペナルティーキックが与えられ、負傷した競技者がキッカーとなったとき。
・出血した競技者を確実に競技のフィールドから離れさせる。その競技者は、止血および用具に血液が付着していないことが十分に確認された後、主審の合図を受けてからのみ復帰できる。
・主審がメディカルスタッフまたは担架搬送者の競技のフィールドへの入場を認めた場合、競技者は、担架に乗って、または歩いて、競技のフィールドから離れなければならない。競技者が拒んだならば、反スポーツ的行為で警告されなければならない。
主審が負傷した競技者に警告または退場を命じる決定をした後で、その競技者が治療のため競技のフィールドを離れる場合、その競技者が競技のフィールドを離れる前にカードを提示しなければならない。
・その他の理由でプレーが停止されているのではなく、また競技者の負傷が反則に起因していないのであれば、プレーは、ドロップボールにより再開される。

 

 

第12条 ファウルと不正行為

警告となる反則

ボールをプレーしようと試みて、または、ボールに向かうことで(相手競技者に)チャレンジして反則を行い相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与える。