ジュニアサッカージャッジ リプレイ#85

タイトル:過酷なスケジュール

 

11月28日にリーグ戦最終節がありました(ひとつ前のブログでも書きましたが)。

息子のチームは2チームエントリーしていますが、2チームとも同じリーグにいます。公式戦の審判は、基本的には自分のチームの試合の後の試合を対戦した両チームで主審か予備審(第4審)が割り当てられています。

その日のスケジュール上、二試合目のチームは第一試合と第三試合の審判が割り当てられますので、ひとつ多く審判する必要があります。

 

それで、コート2面行われた最終節で息子のチームは、Aピッチで予備審、第二試合はAピッチとBピッチで自分のチームの試合が同時にあって、さらにBピッチの予備審、第三試合はAピッチで主審、第五試合に自分のチームの試合で第六試合は主審という厳しいスケジュール。

 

私以外にコーチが3人いましたが、一人はGKコーチで審判資格なし、一人は大学生のコーチで公式戦の主審はしたことがない。主担当のコーチは審判できるけど、自分のチームも試合なんで、第六試合(公式戦は全て終了)以外はチームの練習・試合に付き添いたいので、必然的に私が全部いかないといけない感じになりました。

 

コーチにお願いされたので、「とりあえず最初の3試合は全部やります。最後の主審は無理そうならお願いします」という事で怒涛の3試合連続審判決定。

 

予備審はやる気がなければ椅子に座っているだけで、選手交代時だけ立てばいいんですが、以前、予備審も出来るだけ立って試合を見る(監視する)ようにと言われた事があるので、反対サイドでプレーされている時以外は常に立った状態なので、意外と疲れます。

しかも、Aピッチ→Bピッチ→Aピッチと1試合ごとにコートを移動しないといけなかったんですが、これが、直線距離でも100m以上あるので(68m×50mなんで)、移動も結構歩く必要があります。

 

1試合目2試合目は予備審なんで、まあ、順調にいけたんですが、2試合目の試合終了1分前くらいに、向こう側のピッチ(次の試合で私が審判する方)が何と試合終了。そうなると、次の試合のチームが来るので急ぎたいとこですが、そうはいってもこっちも予備審してるんで焦りながらも試合終了までは我慢するしかありません。

結局、向こうのピッチの試合が終わってから、2分弱で試合終了。試合後に両チームの監督にスコアを確認してもらってスコアカードにサインをいただき、主審にスコアカードを渡しながら「次に向こうのピッチで主審しないといけないんで行きます」って言いながら急いで移動。

 

私が着いた時には当然両チームと予備審は主審(私)待ちの状態。「遅れました。すいません」って、私は全然悪くないんですがとりあえず謝って、メンバーチェックを行いました。

選手がグラウンドでポジションについて、私もグラウンドの中に入って笛を吹く前には、バタバタと動いて焦った後だったので、試合前にも関わらず、多少息切れした状態。

 

結局その後の主審も行いましたので、1日で主審2回、予備審2回という厳しい割り当てを何とかこなせましたが、最後の4試合目の主審は残り2分ぐらいでふくらはぎが痙攣してきて、このままじゃやばいという感じでした(残り時間が短かったんで何とかやり切れましたが)。

主審でのジャッジに関してはまあ、2試合とも自分なりにはよくできた方かなと思いますが(いくつかあった出来事を後で書きますが)、こんな慌ただしい状態で審判させられても、誤審があったら文句言われるかと思うと、本当に審判はやってられないですね。

 

「リスペクト、リスペクト」って形だけいうんじゃなくて、審判がいないと試合が出来ないって事を指導者は選手たちにきっちり教えて欲しいですね(もちろん、審判だけじゃなく、コーチや保護者、運営する役員など色んな人が支えてくれているって事も含めて)。