ジュニアサッカージャッジ リプレイ#86

タイトル:オフサイドの後の開始位置について

 

11月28日にリーグ戦最終節を殺人的なスケジュールで行ったことは書きましたが、その試合で気になった点をいくつかかきます。

 

第一試合で予備審をしたんですが、主審の方は、3つか4つほど明らかなオフサイドが取れてなくて、逆に全然オフサイドじゃないプレーをオフサイドって判定されてました。

しかも、そのオフサイドじゃないのにオフサイドにされた後の間接フリーキックで、縦にポンと蹴られたのを、守備側が少し気が抜けていたのかきちんと対応できずに上手く抜け出されてそのままシュートで得点されてしまいました。

得点されたベンチとしたら、キックからの対応はまずかったとはいえ、本来であればオフサイドでなかった(逆にチャンスになっていた)プレーをオフサイドにされてしまったので、ものすごいやりきれない感が出てました。それでも主審に対して抗議せずに受け入れる姿勢は感心いたしました。

 

それで、そのプレーも関係していたのですが、オフサイドの後の開始位置が、パスを出した時点で選手がいた場所。今のルールではオフサイドのあとの間接フリーキックでの再開場所はオフサイドポジションの選手がプレーに関与した場所(このルールが改正されたのは「競技規則(2016/17)」から)。

 

両チームともDFラインを結構高く上げていたので、裏のスペースに出したパスがオフサイドになる事が何度かあったんですが、パスが出た時点でいた場所(昔のルール)とボールに触った(かかわった)場所では10~15mくらい違ってました。68mのピッチでその差って結構大きくて、オフサイド取られたチームは一転、ピンチになっていました。

主審に声をかけようかとも思いましたが、両チームのベンチ共に特にそこに疑問を持っている感じでもなかったので黙っていました。

 

それで、私が主審を務めた試合に、1試合目で予備審したチームの片一方のチームがいました。試合開始早々に、同じように高いDFラインの裏にパスを出しましたが、明らかなオフサイド。蹴られたボールをFWの選手が走って追いかけていたので、口元にホイッスルを持っていき、「オフサイド」をとる準備をしてましたが、ボールがでた瞬間に「オフサイド!」って声を出してアピールしていた守備側のチームの選手が私が笛を吹かないからオフサイド無しって思ったからか「オフサイドやろ!」って声を上げてました。

 

こっちはちゃんとわかっているのにそういった言い方をされたのでバタバタと予備審こなした後で気持ちに余裕がなかったので、笛を吹いてオフサイドを取った後に、思わず「うるさい!分かっとるわ!」って異議をとなえた選手の方に向かって声を荒げていいました。

その後の再開で私がポイントを指示していたら、ベンチが「もっともっと前や」って開始位置を選手に指示したので、「違う!そこ!オフサイドの後の開始位置はボールを触った所」ってベンチと選手の両方に向かっていいました。

本当は「何年前のルールや!ちゃんと競技規則の変更を把握しとけ!」って言いたかったですけど、まあ、そこは大人なんで止めときました。

その試合はオフサイドか微妙なプレーで笛を吹いたら、「エーッ!」って保護者の声ががっつり聞こえて、それも「イラッ!」ときましたが、個人的にはファウルもきちんととれたし、足を引っかけられて躓きかけたけどそのままプレーした際に、「プレーオン!」ってアドバンテージも取れたし、色々イライラしましたけど、自分のジャッジにはまあまあ満足できました。

 

ただ、コーチも審判も、細かいルール(の変更)を把握していない人が結構多いんで、そこはちゃんと理解して欲しいと思いました。

 

競技規則(2015/16) 一部抜粋

第11条 オフサイド

4.違反と罰則

 オフサイドの反則があった場合、主審は違反の起きた場所から行う間接フリーキックを相手チームに与える。

 

第13条 フリーキック

オフサイドの反則が起きたとき、主審は、味方競技者の1人が、オフサイドの反則を犯した競技者に対して最後にボールをプレーしたときに、オフサイドの反則を犯した競技者がいた場所から行われる間接フリーキックを与える。

 

 

競技規則(2020/21) 一部抜粋

第11条 オフサイド

  4. 反則と罰則
オフサイドの反則があった場合、主審は、その競技者のハーフであっても、反則が起きたところから行われる間接フリーキックを与える。