サンデーモーニング(張本さん)は昔から「走り込みがたりない」「完投させないとダメ」みたいな時代錯誤な事をいってますけど、今年はやけに批判されていますね。
色々と気になった発言があるのでそれに対して私も批判してみます。
「監督と佐々木君のチームじゃないんだから。ナインはどうしますか?一緒に戦っているナインは。1年生から3年生まで必死に練習してね。やっぱり甲子園は夢なんですよ。」
監督と佐々木君のチームじゃないって言ったって、結局佐々木選手が投げなければ勝てないんだったらそれは佐々木選手のチームって事でしょう。
国保監督については「彼はアメリカの独立リーグにいたんですよ。アメリカ流に考えているんですよ。アメリカは(投手の肩肘は)消耗品だと思っているから。日本は投げて投げて力を付ける。考え方が全然違うんですよ」
多分アメリカは消耗品と思っているからこそ大事に使う(練習からして無駄に投球を投げさせない、回復する時間をとる) 考えに対して、日本は「投げて故障するようなやつはそれまで」という壊れたら使い捨てという考え方でしょう。どちらが選手を大事にしているんでしょうかね。
「将来を考えたら投げさせた方がいいんですよ。苦しい時の投球をね、体で覚えて大成した投手はいくらでもいる。楽させちゃダメですよ、スポーツ選手は」
その将来を奪ってしまいかねないという事は考えないんでしょうか?プロにいって何億円も稼げる才能が、たかが高校の大会で壊れてしまうかもしれないのにそれは本当に選手の将来を考えての決断ですかね?監督が自分が有名になりたいという事なんじゃないでしょうか?
「苦しい時の投球をね、体で覚えて大成した投手はいくらでもいる。」っていうけど、体が丈夫だったから(ケガしなかったから)大成した過去の名選手の陰で、同じような才能がありながらもケガに対する耐性がなかったために挫折した選手の方が多いんじゃないでしょうか。
例えば岩隈投手も今の時代だからケガをしながらも長期間活躍をしていますけど、昔だったら3年~5年位使い倒されてダメになっていたんじゃないでしょうか。
権藤さんとか伊藤智仁さんなんかは使い倒されてしまった典型じゃないですかね。
「楽させちゃダメ」って実力を高めるための厳しいトレーニングや試合とケガする可能性の高いトレーニングや試合は違うでしょう。
去年、吉田選手の登板過多が話題になった時に球数制限について書いています。