シン活 #61-1

概要:選手負傷で救急車

 

2023年4月8日にU-12府リーグ1部の主審を3試合。

1ゲーム40分(前後半20分)とはいえ、3試合ともなると、合計120分。

3試合もつのかかなり不安を抱えたままでした。

 

1試合目は、この世代では一番強いともいわれているチームの試合。さすがにそう言われるだけの事はあるなという感じで、特に、右サイドの選手は何度も縦に突破してチャンスを作り出してました。

 

なんとか1試合目をこなして、2試合目で事件発生。

 

ピッチほぼ中央、PAから5mほどセンターライン寄りの位置で、攻撃側の選手と守備側の選手がボールを競り合って、攻撃側の選手が転倒。

そのままチャンスは続いてましたが、転倒した選手がかなり大声で何か叫んでました。

チャンスが続いていたので、プレーを止められなかったですが、GKがボールをつかんだので、すぐに笛を吹いて、プレーをストップ。

 

すぐに転倒した選手の方に駆け寄ったのですが、肘を押さえながら、聞いたことがないくらい絶叫してました。

「これはアカン」って判断して、本部に向かって急いで「担架!」って叫んで、担架投入。

 

担架を運んできた本部役員の人が、「救急車呼ぼうか」って相談しだして、そこであらためて、ケガの大きさ(ひどさ)に気づきました。

 

ケガした方のチームのコーチからは、「あれはファウルでしょう?」ってちょっと文句言われました。

 

私の判断としては、競り合い自体はイーブンで、特に後ろから押したようにも見えなかったので、「ノーファウル」と判定しましたが、まあ、ファウルを取っていてもいなくてもケガしてしまったのは事実なんで、罪悪感が残りました。

 

試合が荒れてコントロール出来てなかったわけではなく、突発的なファイルだったので、私(審判)が何か防げたかというと難しかったですが、それでも、やっぱり自分が担当する試合でケガだけはしてもらいたくないものです。

 

良かった点は、すぐに担架を呼べた所かなと思います。

慣れていない審判だと、ケガ人への対応が遅くなったりすることがよくあるので、今回はすぐに対応できたところは、まあ、よかったのかなと思います。