バックパスの見逃し

先週土曜日(11月17日)、息子のサッカーで公式戦の審判をしました。

最近、試合がなかったので約1ヶ月ぶりの審判でしかもそれが公式戦という事で前日くらいから緊張していました。週初めの天気予報では当日雨の予報だったので、「11月の雨の試合は寒いしキツイな」と少し憂鬱だったんですが、当日は午前中は快晴、午後からは厚い雲で結構肌寒かったですが、雨は降らなかったので助かりました。

 

主審2試合、予備審(基本的に座っているだけ)1試合を担当しましたが、今までに経験したことのない予想外の大変な出来事があって(これは別で書きます すぐに書いて関係者に特定されるとまずいので少ししてから)、プレイのジャッジ自体はまあまあ出来ていたのかなと思っていました。

 

主審の2試合目の報告書を書いて、トレーニングマッチ中の息子のチームのベンチに行くとコーチから「1個バックパス取れてなかったですよ」って言われました(横にいた息子からも言われました)。

コーチから審判に関して頻繁にアドバイスをもらっていて、試合後に「あのプレイはこうでしたよ」とかアドバイスしてもらってるんですけど、そう言われた時は大体自分でも「あのプレイのことか」って覚えているんですけど、今回はどのプレーの事なのかか全くわかりませんでした。

 

指摘されたプレーの内容は、バックパスを一旦ゴールキーパーがトラップして自分でボールをドリブルしてから手で取ったという事で、キーパーにバックパスをした際にはボールを手で扱わないか気にしていますが、多分キーパーが一旦足で扱ったことで、私の中で「バックパスした」という事がリセットされてしまったんだと思います。

 

今回の教訓:バックパスをキーパーがすぐにキックしたりせずに一旦足で扱った場合には「まだバックパスの状態が継続している」という認識を持っておくように気をつける

 

 

Jリーグジャッジ リプレイ #8

今回は3つのプレイに関して、そのジャッジが妥当であったかどうか検証・解説。

平畠さんが不在で原さんがMCをしてました。

 

プレイの検証の前の小話として、鹿島のACL制覇の話がありました。今年はワールドカップがあって、ワールドカップ開催中の約2ヶ月間、リーグ戦がストップしたため、厳しい日程の中でACLを制覇した事を評価されていました。

ACLについては別で書いてみたいと思います。

 

今回のプレイ(第32節)

  1.  名古屋対清水(76分)  名古屋のCK 名古屋の15番がヘディングでゴールネットを揺らすが、17番がオフサイドでノーゴール
  2. 神戸対鳥栖(37分) 神戸のFK 神戸の10番のシュートが鳥栖の36番の手に当たるがノーファウル
  3. FC東京対磐田(34分) 東京の2番が磐田の13番に倒されPK
  4.    〃   (36分) 3のPKを東京の9番が外す。磐田のGKがゴールラインより前に出ていたが、やり直しはなし

 

1について:名古屋がCKから15番エドゥアルド・ネット選手がヘディング。ゴールネットを揺らしたが、名古屋17番丸山選手の位置がオフサイドポジションゴールライン付近)。ヘディングしたボールを丸山選手が避けてボール自体には触っていないけど、オフサイドの判定。

上川さんはその場所にいる事で守備側選手(GK)の妨害をしたという審判の判断が妥当という見解。原さんは、「GKが飛びつこうとしていて邪魔されたというのなら納得いくけど飛んでもいないんでゴールでいいんじゃないの?」という意見。4級審判の私の見解としては、GKは飛んでいないけど、それは丸山選手がその場にいたからで、いなかったら届いていたかいなかったかギリギリじゃないかなと思うのでオフサイドの判定は妥当じゃないかなと思います。

あと、このプレイはCK後のプレイで、GKが飛び出したりしているので、オフサイドラインをちゃんと把握するの難しいプレイじゃないかと思います。ジュニアの一人審判だったらちゃんと判断するのは不可能に近いプレイです。

 

2について:ペナルティエリアの左サイド少し外側から神戸のFK。FKを受けたポドルスキがダイレクトで強烈なボレーシュート鳥栖の36番高橋選手がゴール中央(ゴールエリア少し外)で防ぐ(というか当たる)が、当たった場所が手。ただし、手の位置が体にぴったりとくっつけていたので、ノーファウル。

上川さん、原さん、そして4級審判の私もジャッジが正しいという見解。この番組で上川さんも何回も言われてますけど、手に当たれば全てファウルではないんで、選手も指導者もそこをきちんと理解しておいて欲しいです。

 

3について:右サイドでパス交換から抜け出したFC東京の2番室屋選手が右サイドペナルティエリアの少し内側でクロスを上げようとする。それに対して後ろから追いかけた磐田の13番宮崎選手が滑りながらタックル。室屋選手がタックルをかわそうとして切り返したところに、室屋選手の右足に宮崎選手のタックルしてない方の足(折りたたんだ足)が引っかかってしまう。結構な勢いでスライディングしたんで、足を引っ掛けたまま滑っていき、室屋選手の股が裂けそうなくらい足が開いてしまい転倒してPK。転倒した後に結構痛そうな室屋選手。

このプレイ自体はPKのジャッジは妥当。上川さんによると主審の死角になるエリアを副審がきっちりカバーしていたという評価(ジュニアの一人審判しかしてないんで、副審の動きとかよく分かりません)。

 

4について: それで、この後のPKが問題。FC東京の9番ディエゴ・オリヴェイラ選手がキッカーなんですが、助走の途中でちょっとおちょくったように足踏み。それにつられてゴールラインから1歩ほど飛び出してしまったGKのカミンスキー選手。それでその後、もう1フェイントいれた感じでキック。ボールは残念ながらゴールの横を通り抜けてしまう。けり直しはせず。

 

原さんや上川さんは「FC東京側もアピールしていない」とか「ゴールキーパーが前に出る事でプレッシャーがかかった訳ではなさそうなので」みたいな見解でけり直しなしで問題ないという結論でしたが、これはちゃんとルールを適用すれば明らかにゴールライン上にいないので、けり直しが妥当かなと。

 

PKでの反則が起こった場合にどのように再開するのかって、競技規則を何回かみているんですけど、まだ十分に覚えてません。

攻撃側の反則か、守備側の反則か、両方が反則したかで7種類とペナルティーキックの結果によって(ゴールしたかノーゴールか)7種類×2の再開方法があるんですが中々難しいですよね。

 

ちなみに、今年6月に天皇杯でも競技規則の適用ミスでPK戦のやり直しがあって、結構サッカー界(というかコアな審判フリークだけか)でも話題になってましたね。

 

web.gekisaka.jp

 

m.youtube.com

ジャンケンは駄目なんですね

 

www.afpbb.com

 

※yahooの元記事がなくなっていたので、別のサイトにリンク先を変更しました

 

コインを忘れてジャンケンさせた審判が職務停止処分になったそうです。

確かに競技規則にもキックオフの進め方はコイントスでって書いてありますけど、ジャンケンじゃ駄目なんですね。厳しいですね。

 

私の場合、公式戦はコイントスしてますが、練習試合はジャンケンさせてます。カップ戦の決勝なんかはちょっと粋かなと思ってコイントスにしてます。

大体、対戦表の左側のチームにコインのどちらかを選択させてるんですけど、私の使っているコインがモルテンのコイン(サッカーボールと文字)なんで、子供は今までの所100%サッカーボールの方を選びますね。

 

あと、コイントスの際に、Jリーグなんかだと手のひらで受けたりしてますけど、失敗したら恥ずかしいんで私は地面に落としてます(その方が公平かなと思うのもあるんですけど)。

 

一度、雨の日にコイントスした時は地面に落とすのがイヤで、「手の平で受けるけど、落としても笑ったらあかんで」って予防線をはってからやりました。まあ、失敗せずに上手くいきましたけどね。

 

同じチームで審判されている保護者の方から聞いた話ですが、その人がある試合で副審をした際に、主審の方が持っているコインが海賊のマーク(どくろマーク?)みたいなヤツでそれをみた子供が思わず笑っていたそうです。

「試合前で緊張している子供たちの緊張をほぐす為かな」なんて二人で話してましたけど、コイン一つへのちょっとしたこだわりに子供達へのやさしさを感じますね(私が勝手に思っているだけですが)。

 

競技規則 第8条 プレーの開始及び再開(抜粋)

1. キックオフ
進め方
コイントスに勝ったチームが、前半に攻めるゴールを決める。
・相手チームがキックオフを行う。
・トスに勝ったチームは、後半開始のキックオフを行う。
・試合の後半には、両チームはエンドを替え、反対のゴールを攻める。
・一方のチームが得点したのち、他方のチームがキックオフを行う。

 

 

molten(モルテン) サッカー審判用 トス用コイン CNF

molten(モルテン) サッカー審判用 トス用コイン CNF

 

 

書評:花神(と少し追加)

教訓:技術者(あるいはなんらかの専門職)として優秀ながらも世渡りが下手と自認するならば、自分にとっての木戸孝允桂小五郎)を見つけよ

 

 

司馬遼太郎さんの著書は大学時代からいくつか読みました(坂の上の雲燃えよ剣翔ぶが如く、峠など)。

 この本の主人公は大村益次郎で、知名度的にはそれほど高くない(坂本龍馬とかと比べると)人物ですが、中々に個性的で面白い人です。

 

おそらく今でいう発達障害だったんでしょう。適塾という日本中の秀才たちが集まる蘭学の私塾で塾頭を務めるまでの優秀な人物でありながら、今でいうコミュニケーション能力に問題があって、医者として帰郷したものの、郷里での医者としての評判は悪かったようです。

医者としては駄目だったものの、豊富な蘭学その他西洋の知識(兵学、化学)を評価されて宇和島藩~幕府~最終的に長州藩兵学者として、長州征伐~戊辰戦争を指揮して、長州の勝利に貢献した。

 

この本自体は私が学生の時によんで、それなりに面白かったんですが、それ以上に会社(組織)で生きていく上ですごく参考になるとなったのが、NHK Eテレ「先人たちの底力 知恵泉」で「益次郎の元祖「理系男子」的生き方」というテーマで放送した中で、放送の結論(まとめ)でした。

結局、コミュニケーションが下手な大村益次郎兵学者として活躍できたのは、桂小五郎がその才能を評価したからであって、技術者として確かな技術をもちながらも世渡り(社内政治)が苦手であるならば、せめて自分の能力を評価してくれる自分にとっての桂小五郎を見つける事が、自分が組織の中で活躍するためには重要なのではないかという結論が、世渡りが下手で40代半ばまで来てしまったしがないサラリーマンの私の心にも響きました。


20代30代の技術者なら、いくら自分に技術があってもそれを過信するのではなく、自分の技術(能力)をわかってくれる理解者(出来るだけその組織内で地位の高い)を見つけることにも少しだけ努力してみてはどうだろうか?

 

大村益次郎 - Wikipedia

 

http://s-igaku.umin.jp/DATA/64_05/64_05_01.pdf

 

 

花神〈上〉 (新潮文庫)

花神〈上〉 (新潮文庫)

 

 

 

花神 (中) (新潮文庫)

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花神 (下巻) (新潮文庫)

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Jリーグジャッジ リプレイ #7

今回は3つのプレイに関して、そのジャッジが妥当であったかどうか検証・解説。

J リーグも終盤になってきているけど、上川さんによると試合前に両チームの順位や勝ち点、選手の累積カード等のチェックするようです。それによって、判定が影響を受けてはいけないけど、例えば反則で警告を出そうとした時に選手やチームがいつもより激しく抗議した時にその理由(主力選手が累積で次の大事な試合に出れなくなる)は把握しておく必要があるからということらしい。

私たちアマチュアもリーグ戦の審判をする場合には(特に残り試合が少ない場合)、両チームの状況(上のリーグにいけるかどうかなどの大事な試合なのか、順位が決まって消化試合に近いしあいなのか)は把握するようにしておいた方がいいのかなと思いました。

 

  1. 横浜F・マリノス対FC東京でのペナルティエリア内で横浜のウーゴ・ヴィエイラ選手が丹羽選手に転倒させられたシーン(審判の判定はノーファウル)
  2. 同じく横浜F・マリノス対FC東京でイッペイシノヅカ選手が丹羽選手に転倒させられたシーン(審判の判定はノーファウル)
  3. 湘南対清水でファウル~アドバンテージでプレイ~清水の監督の暴挙というプレイ

 

1について

 プレイの内容:横浜がエリア内にボールを放り込む。東京の選手がクリアしようとするが、ミスってボールがゴール前にいるウーゴ・ヴィエイラと丹羽の間に。丹羽が先にボールに触ったけど、その後に交錯してウーゴ・ヴィエイラが転倒。転がったボールに両チームの選手が群がって最後キーパーがキャッチ。キャッチしたキーパーの手を横浜の選手がキックしたけどそこまでの流れすべてがノーファウル。

 

東京の選手が審判に詰め寄っていたけど、それは多分キーパーが蹴られた事に対してのように見える。

原さんや上川さんは守備側選手はちゃんとボールに対してプレイして、転倒はプレイした後の流れなのでノーファウルという見解。でも、確かにボールに対して足を出しているけど、その後に両手で捻るようにして転倒させているようにみえる(柔道の足払いのように)。ボールにいった後の両手は明らかに不自然で私はファウルではないかと思いました。

 

2について

プレイの内容:左サイド(センターライン付近)から横浜が縦パス。イッペイシノヅカが抜け出したところに、丹羽がスライディングタックル。ボールに対してタックルしたけど、その勢いで足裏でシノヅカ選手の左足(立ち足)にタックル。足に当たった瞬間を映像で見ると非常に危険に見える。一歩間違ったら骨折していてもおかしくないプレイ。

 

上川さんの見解はファウル+カード(イエロー)。正面からスローでみれば危険なプレーということがよく分かるが、横からみていたら、最初にボールにいっているので分からないのかもしれないですね。

 

3について

プレイの内容:湘南のゴールキーパーパントキック。湘南陣内のセンターサークル付近で清水がファウル。審判がアドバンテージをとったけど、湘南がパスミスで清水の選手にボールが渡ってしまう。湘南の選手が倒れたままなので清水の選手がボールを外に出そうとしたけど、清水のヨンソン監督がフィールド内に入ってそのボールを審判に向けてキック。

 

監督は当然だけど退場処分。こんなケースはレアなので、プレイの再開する場所や間接フリーキック直接フリーキックかなどを上川さんが解説。

今回の場合、審判は監督がボールを蹴った場所から間接フリーキックで再開させたが、上川さんによると再開場所は正しいけど、直接フリーキックでの再開が正しいとの事。今回は反則が起こった場所が間接でも直接でも影響のない場所だったが、これが、ゴール前やエリア内で起こった場合は直接か間接かというのは非常に重要になってくるので、審判はルールをしっかり理解してちゃんと運用しないといけないみたい。

 

ただ、今回のプレーで不思議なのが、得点に絡んだりするわけでもないのに、ヨンソン監督がなんでそこまで感情的になって審判に抗議してしまったのか?そこが一番のなぞでした。

 

『競技規則』

競技者
7. 競技のフィールドにいる部外者(一部抜粋)
次の者がプレーを妨害しており、プレーが停止された場合:
・ チーム役員、交代要員、交代して退いた競技者または退場を命じられた競技者の場合、
直接フリーキックまたはペナルティーキックによりプレーを再開する。
・ 外的要因による場合、ドロップボールによってプレーを再開する。

 

www.youtube.com

意識高い系審判

なぜ3級審判を取るのか

 

答えは「そこに私のジャッジを待っている試合があるから」(別に3級じゃなくてもいいけどね)

 

チームのコーチから「3級取ったら?」って薦められたのがきっかけですけど、審判していく中で、大変だし日々反省ばかりしているけど、それでも審判するのが楽しいので、少しでも審判としての技術を向上するための一つの目標として挑戦しようかなと思います。

挑戦といっても、本気で取ろうと思ったらそれほどハードルが高い訳ではないと思うので、半年以上あるんで体力及び知識(ルール)をこつこつと合格基準に持っていくことは可能だと思います。

今でも審判する中で体力的に厳しい時(足がつりそうになったり)や細かいルールがあいまいだったりする事がたまにあって、ちゃんと審判するんだったらそれなりの体力と競技規則の理解がとても重要なんで、3級に合格すれば、下の2と3に関してはアマチュアレベルでは文句言われないレベルには達するんだと思います。

1が未熟すぎると「あいつ3級なのに全然やな」って言われてしまうので、ちゃんと審判しないとっていうプレッシャーになるんでしょうけどね。

 

1.技量・・・一つ一つのプレーをちゃんと判定できる

2.体力・・・1試合通してプレーの近くでジャッジできるように

3.知識・・・ルールを理解してきっちり運用できる

 

4級審判を取得した3級になったら一目置かれるというような話は色んなコーチや保護者審判されている方に聞いてましたけど、それって、技量とかテストの難易度ではなく、普通であれば必要がないとる必要のない(4級があれば公式戦その他普通の大会の審判は出来るので)のにわざわざ勉強までして3級を取得しようというその意識の高さに対して敬意を持ってもらえるんでしょうかね。

ひと言で言えば「意識高い系」審判って事ですかね。

 

審判界のヒエラルキー(2018年4月2日現在)

1級・・・       274人(女子1級含む)

2級・・・    3,549人

3級・・・  35,136人(U-15・U-18含む)

4級・・・232,703人(U-15・U-18含む)

 

3級審判の取得にむけて

今年4月から4級審判として活動(といっても自分の息子のチームの審判しかしてませんけど)してますが、来年(目標は例年6月頃にある講習会)、3級審判を取ろうと思います。

今まで色々な資格を取ってきたので、ペーパー試験に関してはある程度自信があるんで、年齢の積み重ねとともに積み重ねてきた脂肪を取り除いて、体力テストも余裕で通過できるように今からトレーニングしたいと思います。

体重が64kgほどあるんで(過去最高)、6月までに最低でも60kg、目標は57kgを目指して頑張ります。

 

3級審判取得にむけてすべき事

1.体力向上

2.減量

3.競技規則の理解

 

 

ロードバイク 山科~醍醐~観月橋~桂川サイクリングロード

火曜日(11月6日)、そこそこ天気もいい中で、ロードバイクで半日ほどトレーニングしました。

 

どこにいこうかと地図を眺めて、醍醐道という京都市内から山科へ抜ける道があって、何となくそこにしようかと思って出発しました。

 

醍醐道の京都側出発点は東福寺の少し北側にあって(※1)、そこまで行くのに私の家(太秦)からでは京都の市街地を西から東へ横切らないといけなかったんで、そこがちょっと難点でした(ロードバイクで市街地を走るのは出来るだけ避けたいので)。

醍醐道は長さも勾配もそれほどきつくないので初心者でも問題ないかなと思いました。車の通行量も私が通った時(平日の10時頃)は少なかったですが、慢性的に渋滞している山科から京都への抜け道なんで、時間帯によっては通行量が多いかもしれません。醍醐道を登っている途中で「滑石街道」という看板が見えたので、落石が多かったりするのかとちょっとビビッてしまいました(※2)。

 

山科側に下りてからは、山科川の堤防を観月橋まで走りました。桂川のサイクリングロードは信号なしで嵐山から木津川までいけるようになってますけど、山科川の堤防は途中で信号があったり、石畳になったりで快適にサイクリングという訳にはいきませんでしたが、まあ、景色を見ながらのんびりというスタンスだったのでそれほどストレスはなかったです。30km以上のスピードで走るとかいうのは無理だし危険があるので「のんびりライド」が目的でなければお勧めしません。

 

観月橋からは宇治川を南に渡って、宇治川グラウンド沿いのサイクリングロードを走って、その後、桂川のサイクリングロード~帰宅しました。

 

4年前に買ったサイクルコンピュータが電池切れで動かないままなんでちゃんとした走行距離がわかりませんが、大体30~40km位かなと思います。

京都に住んで20年以上になりますが、醍醐とかってほとんど(というか多分1回も)行ったことがなかったので、今回色々と景色をみながらのんびりと楽しみながらのサイクリングでした。

 

※1:東福寺の近くまで来たときに、15年ほど前に半年ほどシステムの仕事で常駐していた会社の前を通ったんですが、当時は外国人観光客ってあんまり見かけなかったんですが、昨日は外国人観光客がすごく多くて、インバウンド感がすごかったです。見た目でわかるだけでも2割ほどは外国人(欧米系など)かなという感じでしたし、アジア系の観光客も含めると半分以上は外国人かもしれませんね。

 

※2:後で調べたら、忠臣蔵大石内蔵助が山科で放蕩生活をしていた時に、山科から京都(祇園の一力茶屋とか)に通っている時に、凍った道で滑ってこけたことから、「大石も滑ってこける」から滑石街道になったとか(ネットで調べたので信憑性はわかりませんが)。山科から祇園に通っていたていうのは知っていたんですけど、何となく蹴上から山科に下りた辺りに住んでいたのかなと思っていたんですけど(そっちだとまだ近いので)、醍醐道を通っていたとなると結構な距離(片道6~7km位)なんで、遊びに行くとはいえ、よくそんな距離を歩いたなと思います。

PTAについて

ベルマークのことを書いたついでにPTAについても書いてみます。あくまでも私の経験に基づいての意見です(嫁がPTAの役員をしていたのでそれを横でみていたのと、嫁から色々と聞いた話)。地域や学校(小・中・高や公立か私立かなど)によっても色々と違いがあるかもしれません。

 

専業主婦世帯と共働き世帯の推移

資料の一番最初(昭和55年)の共働き世帯の比率が35%位から平成3年に専業主婦の世帯と共働きの世帯数がほぼ同数に。その後約10年は大体同数のまま推移してたのが、平成12年を境にどんどん共働き世帯の世帯数が増えて、現状(平成29年)は昭和55年の数値からほぼ逆転。共働き世帯が1,188万世帯に対して専業主婦世帯が641万世帯。

 

専業主婦世帯と共働き世帯の推移

男女共同参画白書(概要版) 平成30年版 | 内閣府男女共同参画局

 

確かに私が小学生の時は友達でも共働きの家の方が少なかった気がしますが、中学~高校になるにつれて友人の親もわりと共働きが多かったような気がします。私の親も、私が小学校の高学年くらいから母が働きに出たので途中から共働き世帯です。

最近でいうと、うちの子供3人(小4~高1)の友達の家や近所の家を見ても共働きの方が多いです。子供が小さい時は専業主婦だった家も子供が小学校に入って一人で留守番できるような年齢になったタイミングでパートなどで働きに出るようになっている家も多いので、おそらく全体としても子供が小学校~中学校~高校と大きくなるほど共働き世帯の比率は高くなっているんじゃないでしょうか。

 

そのように専業主婦世帯と共働き世代の比率が大きく変わっていく中で、PTAという組織は役員や委員会の活動が未だに集合するのが昼間だったり、色々な作業の負担が大きいなど昔からの(専業主婦を前提とした)仕組みを変えようとしないままで来ている為に、制度疲労を起こして、最近あちこちでPTAの存在意義に関して疑問の声が上がっているんじゃないかと思います。

 

うちの嫁も中学校で2年間PTAの役員をしたので(申し訳ないけど全部まかせっきりでしたけど)、横で見ていて「これは無駄だよな」という活動がいくつかありました。ただ、嫁に「その活動いるの?」っていったら、なんか自分の活動を全て否定されたかのように怒られました。地域の集まりの席で、同じ町内の方が昔PTAの会長をされていたと聞いた時に「PTAの活動って不要な活動をやめないとまずいですよね」って軽く聞いた時にも、やっぱり否定的な感じでした。

私としてはこのままでは近いうちにPTAという組織が破綻するから、少しでも負担を少なくして今の世帯のあり方(共働き世帯の方が圧倒的に多い)でも存続できるようにした方がいいんじゃないかという思いなんですけど、誤解されやすい&ひと言多い性格なもんで、どうも真意を理解してもらえません。なので、ブログで私が当事者を横から冷ややかにみてきた中で思ったことを書いてみます。

 

PTA活動でいらないと思うもの

・ヨガとかそういった訳の分からない体験教室

参加者が少ないのでPTA役員がサクラ的に参加するはめになっている。ヨガなんてやりたかったら自分で勝手に行けばいいのに、なんか委員会活動のための活動みたいなことになっている。

 

・PTA新聞

先生紹介とかクラブ紹介など。わざわざ写真をとったり、先生やクラブのキャプテンに紹介文を書いてもらったりしてレイアウトを考えたり校正したり、とても片手間とはいえない時間と手間がかかる。確かに出来た作品は楽しんで見るかもしれませんけど、そのために仕事帰って来てから夜遅くまで頑張らないといけないのはどうなんでしょうか?

 

・ベルマーク集め

ベルマークについて - 渦の中で

 

・ 卒業式の記念品(コサージュその他)

これもネットで話題になっていて、PTAに入っていない生徒分を負担するかどうかとか議論になっているけど、こんなものでもめるくらいなら全員なしでも全然OKでしょう。大体、自分が卒業式に何をもらったなんて覚えてますか?(覚えてないのは私だけ?)そんな事でもめるくらいなら止めてしまった方がいいんじゃないですかね。

 

 

 

これはやったほうがいいと思うもの

・登下校時の見守り(でもこれも共働きの人は大変)

この間テレビでも、誘拐なんかの抑止になるっていっていたし、そういう意味では特に下校時に通学路に大人が立っているのは有効みたいです。交通事故を防ぐっていう意味で効果があるのかどうかはわかりませんけど。でも、朝の交通当番は8時ごろなんで、仕事によっては都合がつく人もいますけど、下校時(15時~16時)ってなかなか都合がつきにくいですよね。

 

今の時代に役員をするメリットのない制度

うちの子の中学校は一度役員をしたら、下の子に関しても委員等は永久免除という制度があります。兄弟が3人以上いる家庭だったらメリットがあるんでPTA役員をお願いする時にアピールポイントとなりますけど、一人っ子の場合は無意味、子供2人でもちょっと微妙なんですよね。当たり前ですけど、今の時代、兄弟が3人以上ってそんなに多くないので口説き文句にならない事の方が多いみたいです。ただ、やっぱり子供が多い家庭にはアピールできるのでそういう制度自体は残しておいてもOKだと思います。

 

うちの子の中学校はなるべく集まりを18時以降にしているみたいなんで共働きの人も結構いるみたいですけど、それでも仕事から帰ってきてすぐに学校に行って、帰りが21時とかになるんで結構負担が大きいですよね。

私も町内会の役員を10年ほどしていて年初に総会があって、資料作り等で作業があるんですけど、正直いって、仕事が終わって家に帰ってもそんな仕事があるんで結構心理的な負担が大きいんですよね。多分、PTAをしている人も同じように思っている人が多いと思います。

PTAの制度全てを否定するつもりはないんですけど、何とか今の時代にあった形に変えていけないものですかね?

 

なんか共働きが大変だからというところばかり強調してるんで、専業主婦は暇と思っているのかみたいな揚げ足をとるような事は言わないで下さいね。

 

 

Jリーグジャッジ リプレイ #6

今回はいつものメンバー(MCが平畠さん、解説が原博実Jリーグ副理事長と上川徹JFAトップレフェリーグループシニアマネジャー)。

上川さんが先週休んでいたのはFIFAの本部(スイスのチューリッヒ)でVARに関する会議?研修?みたいなのに参加していたみたい。

 

今回は先日(2018年10月27日)行われたルヴァンカップ決勝(湘南ベルマーレ対横浜F・マリノス)から二つのプレーに対するジャッジに関して検証。

 

1つ目は湘南が得点したシーン。

プレーの内容:湘南の攻撃で右サイド(位置は大体タッチラインから10m、センターラインから15mくらい横浜陣内に入った所)で横浜(守備側がファウル)。副審が旗を上げてファウルをアピール。一旦主審も笛を吹く準備をしたけど、湘南のパスがつながったので手を上げてアドバンテージのジェスチャー。副審もすぐに旗を下げる。結局、中央でパスを受けた杉岡選手がペナルティエリアの少し外からミドルシュートでゴール。

原さんも上川さんもファールが起きてもすぐに笛を吹かずにその後のプレーの流れをみながらアドバンテージをとったすばらしいジャッジという見解。

プロと素人と比べたらいけないんだけど、サッカーの審判する上でアドバンテージってすごく難しいんですよね。

 

アドバンテージの流れ

①反則が起こったことを認識

②その時の状況でプレーを止めないほうが反則された側に有利になるのかどうかという判断

③「プレーオン」という宣言と両腕あるいは片腕を前に上げるジェスチャー

④その後のプレーの流れでアドバンテージを採用するかどうか判断

 

最近私も反則が起きても少し周りの状況を把握して笛を吹かずに待つという事は出来ているんですけど、③のアドバンテージの宣言が出来ません。結果として、④で笛を吹くのが選手としては訳のわからない所で笛が吹かれたってなってしまって、「その前のプレーの反則のアドバンテージ」とかって口頭で伝えたりしてます。まあ、「プレーオン」っていってもジュニアの場合は選手もよく分からないんで言わなくてもいいかなとも思いますけど、ジェスチャー(腕を前に出す)をすることでベンチは「アドバンテージを取ったんだな」ってなるから審判がちゃんと見ているんだなという信頼につながると思うんですけど、如何せん、すごく難しいです。

 

2つ目は79分に横浜のイッペイシノヅカ選手がペナルティエリア内で倒れたけど、PKを取られなかったのが正しいのかどうか。

プレー内容:左サイドペナルティエリア内(1~2mほど内側)で横浜のパス交換を湘南の岡本選手がパスカットするもボールを保持できず、そのボールを奪ったイッペイシノヅカがドリブルしようとした所に岡本選手が足を出してイッペイシノヅカ選手が転倒。

原さんは「これはPKでしょ」っていう意見。上川さんは「どっちともとれる。VARで検証したとしても微妙」という意見。

足が掛かっているのは間違いないんでしょうけど、PKにならなかったのはシノヅカ選手が派手に転びすぎた事が原因じゃないでしょうか。もう少し踏ん張って頑張る所を見せて結局転倒したみたいな状況だったらPK取れてたかもしれないですね。この前の#5-1の土居選手の転倒もそうだけど、PKをもらいにいくような事をすると審判も吹かない可能性が高いのかもしれませんね。

派手すぎる転倒は見ていても興ざめしてしまうので、こういったジャッジが増えると選手もPKをもらう様なプレーが減っていいかもですね。もちろん本当に危険なプレーというのはちゃんと取らないといけませんけど。

 

 

 

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