審判小話 担架

概要:6月5日 高校サッカー 高校総体京都府予選決勝での担架投入

 

6月5日、私は割り当てはなく、特に予定もなかったので、太陽ヶ丘で行われた高校総体京都府予選の決勝を観戦しました。

半分以上は試合よりも審判の動き(今回は特に副審の動き)を見てましたが、審判の動きを見てしまうのは多分「審判あるある」かなと思います。

 

後半残り5分位となった所で、カウンターから、ボールを持った攻撃側の選手と守備側の選手が20mほど並走してましたが、守備側の選手が転倒。攻撃側の選手がシュートしたけど、枠外でゴールキックから再開。

ところが、転倒した後の守備側の選手が立ち上がれず。主審が近寄ってましたが、動けないようで担架を要請。

担架を持って4人がグラウンドに入って来ましたが、その4人がおそらく会場運営を担当したどこかの学校の選手(多分下級生)で、空の担架を持って運んでいる姿を見るだけでも、残念ながら「選手が乗ったらちゃんと運べるか?」と不安になるような動き。

 

とりあえず、倒れている選手の近くまでいって、何やら審判と話をしてましたが、結局、選手が立ち上がって担架が撤収し出したので、「倒れた選手大丈夫だったんやな」と思っていたら、立ち上がった選手が片足でケンケンしながら、ゴールの方に進みだしました。

「何してるんだろう?」って思ったみていたら、そのままグラウンドの外へ出て座り込んでしまいました(そのあと、同じチームの控え選手に肩をかりながらベンチまで戻ってきました)。

 

やっぱり、担架チームが不安なんで自分で外に出たって事なんだと理解しました。

 

私自身、避難訓練かなんかで1回担架を持ったことがありましたが、持ち上げるだけでも結構重かったですし、その状態で数十mも進むのはよほど慣れていないと難しい気がします。

 

4種(小学生)の時は、担架はほとんど用意されていなかったですが(最悪選手がケガで動けなくなっても抱きかかえて運び出せばいいので)、通常は担架の有無も確認します。

ただ、本当に必要になった時に選手を運び出そうとしたら、そこそこ力のある大人4人必要だし、一度もやった事がなければ、途中で選手を落としてしまう可能性が高い気がします。

 

指導者ライセンスの講習なんかで担架の練習とかしてるんだろうか?

もししてないんだったら、ちゃんと練習しておいた方が、実際に使うとなった時の為にもいいように思います。