3試合:U-12京都府リーグ2部 後期
概要:オフサイドからの文句
引き続き、2022年12月10日、みどりが丘運動公園でU-12府リーグ2部の主審(一人審判)。
2試合目。
右サイドやや高い位置(ゴールラインからの距離でいうと20数m)から、中央にクロス。走り込んできた選手がいましたが、オフサイドの位置だったのと、GKが飛び出してきていて、接触の可能性も考えて早めに(ボールに触る前に)笛を吹きました。
そしたら、笛を吹いた後にボールがDFに当たり、飛び出していたGKの横をすり抜けて無人のゴールに入ってしまいました。
守備側の選手が私の笛が聞こえてプレーを止めてそうなったのか、プレーの流れの中でそうなったのかは微妙な感じでしたが、とりあえず攻撃側の選手がボールに向かっていて守備側の選手に影響を与えていたのは間違いないので、オフサイドの判定で間違いはなかったと思います。
ただ、納得いかないのは攻撃側の選手達。
「自分たちはボールに触らずにゴールに入ったんで、オフサイドじゃなくゴールやろ」って文句を言い始めました。
とりあえず、プレー再開の前に「ボールに触ったかどうかは関係ないから。相手のプレーに影響を与えたからそれはオフサイドだから!」って、わりと強く説明したけど、選手たちには伝わらなかったようで、納得はしてなさそうでした。
まあ、私としたら、「何でゴールに入るかな」って思ってしまいましたが、オフサイドの笛を吹いた後でもそのままの流れでゴールに入る事って結構あるので、そうなった場合に攻撃側の選手が不満を持ってしまう事があるので気をつけたいですね。
競技規則(2022/23) 第11条 オフサイド(一部抜粋)
2. オフサイドの反則
ボールが味方競技者によってプレーされたか触れられた* 瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってそのときのプレーにかかわっている場合にのみ罰せられる。
- 味方競技者がパスした、もしくは触れたボールをプレーする、または触れることによってプレーを妨害する。または、
- 次のいずれかによって相手競技者を妨害する。
・ 明らかに相手競技者の視線をさえぎることによって、相手競技者がボールをプレーする、もしくは、プレーする可能性を妨げる。または、
・ ボールに向かう相手競技者にチャレンジする。または、- ボールを「プレーした」か「触れた」最初のコンタクトポイントを用いるべきである。
- 自分の近くにあるボールを明らかにプレーしようと試みており、この行動が相手競技者に影響を与える。または、
- 相手競技者がボールをプレーする可能性に影響を与えるような明らかな行動をとる。
または、
- その位置にいることによって、次の場合に、ボールをプレーして利益を得る、または相手競技者を妨害する。
- ボールが、ゴールポスト、クロスバー、審判員もしくは相手競技者からはね返った、またはそれらに当たって方向が変わってきた。
- 相手競技者によって意図的にセーブされた。
オフサイドポジションにいる競技者は、相手競技者が意図的にプレーしたボールを受けたとき、意図的なハンドの反則を行った場合も含め、利益を得ているとはみなされない。
ただし、意図的なセーブからのボールを除く。
「セーブ」とは、ゴールに入りそうな、またはゴールに近づいたボールを競技者が手や腕(自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが触れた場合を除く)以外の体のいずれかの部分を用いて止める、または止めようとすることである。
その他の状況として、- オフサイドポジションから移動した、またはオフサイドポジションに立っていた競技者が相手競技者の進路上にいて相手競技者がボールに向かう動きを妨げた場合、それにより相手競技者がボールをプレーできるかまたはチャレンジできるかどうかに影響を与えていれば、オフサイドの反則となる。その競技者が相手競技者の進路上にいて(相手競技者をブロックするなど)相手競技者の進行を妨げていた場合、その反則は、第12 条に基づいて罰せられるべきである。
- オフサイドポジションにいる競技者がボールをプレーする意図をもってボールの方へ動いたが、ボールをプレーする、プレーしようとする、もしくはボールへ向かう相手競技者にチャレンジする前にファウルされた場合、オフサイドの反則より前に起こったファウルが罰せられる。
- オフサイドポジションにいた競技者が既にボールをプレーした、もしくはプレーしようとした、またはボールへ向かう相手競技者にチャレンジした後に、この競技者に対して反則があったならば、ファウルとなるチャレンジより前に起こっているオフサイドの反則が罰せられる。