Jリーグジャッジ リプレイ 2019 #1-1

2019シーズンの「Jリーグジャッジリプレイ」は毎週放送されるみたいです。

DAZNは火曜日に配信、Jリーグ公式チャンネルでは金曜日に配信されるという事で、実はすでに「6」まで配信済み。今日(4月19日金曜日)、「7」が配信されているので頑張って追い付いていきたいです。

 

去年と変わった点は、MCが桑原学さんとなったこと。今までは平畠さんがMCだったんですけど、司会進行は桑原さんが担当して、審判代表(上川さん)、リーグ(及び元選手)代表(原さん)、ファン代表(平畠さん)がそれぞれの目線から意見をのべる番組構成になりました。

 

昨年は、撮影場所も普通のオフィス(JFAとかJリーグのオフィス?)で後ろで普通に仕事している人とか映っていて、ゆるい感じがそれはそれでよかったんですが、今年はお金も多少かけているのか撮影場所も日本サッカーミュージアムできちんとしています。ちょっとキッチリし過ぎていて、多少雰囲気が暗い気もしますがそのうち慣れてくるでしょう。

 

それで、長くなりましたけど、今回のテーマ

①Jリーグ 第1節 G大阪横浜FM 3分

「横浜仲川選手の得点がオフサイドではないか」

②Jリーグ 第1節 湘南対札幌 62分

「札幌DF進藤選手のハンド(イエローカード)が、決定機の阻止でレッドカードではないか」

 

①について

詳細:横浜FMが左サイド(PA少し内側)から早いクロスボール。そのボールをG大阪の選手が跳ね返したら横浜FMの選手に当たって、さらに跳ね返ったボールが仲川選手の前に転がる。仲川選手がボールを押し込んだが完全にオフサイドポジションにいたので本当だったらオフサイド

でも、①早く低いクロス(横浜)→②クリア(大阪)→③クリアボールが当たる(横浜)→④当たったボールをシュートまでの流れが速く、副審は選手の動きも把握しづらく(オフサイドかどうかの判断が難しく)、③のボールがどちらの選手に当たったのかも主審の角度(ゴール中央少し左サイドでPAのライン上の辺り)からでは選手が影になってて、主審もどちらの選手に当たったのか見えなかったんじゃないでしょうか?

 

プレイ後の主審・副審がきちんとコミュニケーションを取っていたのかどうかという話も出ていましたが、ひょっとしたら「二人ともよくわからなかった」というのが正直なところかも知れませんね。

ビデオ判定(VAR)があれば確実に分かったという話が出てましたし、実際にそうだと思います。人の目であれをきちんとジャッジするのは厳しかったんじゃないでしょうかね(このケースについていえば追加副審がいればポジション的にすぐ近くのプレイだったのできちんとジャッジできた可能性も高そうですけど)

 

②について

詳細: 札幌DFラインでのボール回し(ビルドアップ)を湘南の選手がカット。そのまま攻めあがった所を札幌の進藤選手がスライディング。湘南の選手が内側にカットインしてかわそうとした所、ボールが横を通り過ぎる際に進藤選手が手でボールに触れる。ボールの方向が変わったために、ドリブルのスピードが落ちてしまい、札幌のディフェンスの選手が戻ってきてしまう。

 審判は笛を吹いて「ハンド + イエローカード」のジャッジ。

「決定機の阻止(レッドカード)じゃなのか」ということで湘南の選手・監督は猛抗議。

出演者の見解も全体の状況(攻撃側守備側の人数や位置)を考えればレッドだろう(決定機の阻止)という意見が多かったです。

 

上川さんの意見で参考になったのが、決定機の阻止かどうかで問題となるのはボールをもっている攻撃側の選手一人だけで、いくら攻撃側の選手が周りに大勢いたとしてもそれは関係ないという事です。

あくまでボールを持っている選手がボールをコントロール出来ていたかどうかだけで、いくら周りに選手が多くても、パスするとなるとそのパスがつながるかどうかなど不確定な要素が多いのでそこは考慮しないという事でした。

競技規則でも、守備側競技者の位置と数は考慮に入れないといけないとなってますけど、攻撃側競技者の位置と数に関しては何も記載されていないのは、そういうことなんだと思います。

 

今回の番組を通して感じたのが、MCの桑原さんがたまにする質問が議論を活発化させようとする意図を感じて、しかも非常によくサッカーを知っている感じの質問が多かったのでちょっと調べたら、やっぱりかなりのサッカー通みたいですね。

元々マニアックなテーマの番組なんでにわかファンや変にテンションを上げようとするMCよりはこういったサッカーに詳しい(かといって前に出過ぎない)人がMCをするのは非常にいい人選だと思います。

ちょっとテンションが低すぎる気がするんで、もう少し上げてもいい気はしますけど。

 

桑原学 - Wikipedia

 

 

競技規則 第12条 ファイルと不正行為(一部抜粋)

 

退場となる反則

 

・ 競技者がフリーキックで罰せられる反則を犯し、全体的にその反則を犯した競技者のゴールに向かって動いている相手競技者の得点、または、決定的な得点の機会を阻止する(以下の「得点、または、決定的な得点の機会の阻止」に規定される警告の場合を除く)。

 

得点、または、決定的な得点の機会の阻止
競技者が、意図的にボールを手や腕で扱う反則により、相手チームの得点、または、決定的な得点の機会を阻止した場合、反則が起きた場所にかかわらず、その競技者は退場を命じられる。
競技者が相手競技者に対して反則を犯し、相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与えた場合、その反則がボールをプレーしようと試みて犯された反則だった場合、反則を犯した競技者は警告される。それ以外のあらゆる状況(押さえる、引っぱる、押す、または、ボールをプレーする可能性がないなど)においては、反則を犯した競技者は退場させられなければならない。
競技者、退場となった競技者、交代要員または交代して退いた競技者が主審から必要な承認を得ることなく競技のフィールドに入り、プレーまたは相手競技者を妨害し、相手チームの得点あるいは決定的な得点の機会を阻止した場合、退場の対象となる反則を犯したことになる。
次の状況を考慮に入れなければならない:
・ 反則とゴールとの距離
・ プレーの方向
・ ボールをキープできる、または、コントロールできる可能性
・ 守備側競技者の位置と数

 

 

 

m.youtube.com