今日の教訓「シュートの後はゴールに向かってすぐダッシュ」
Jリーグの試合でのプレイを取り上げ、審判のジャッジや関連するルールなどを原博実さん、上川さん、平畠さんが詳しく解説する「Jリーグジャッジリプレイ」、毎週火曜日に更新されており非常に参考になっています。
今年4月から息子のサッカーの審判を始めて、息子の試合を映したビデオを観ながら、自分の審判で気になったところは何度も見返したりして反省してたんですけど、これからは「Jリーグジャッジリプレイ」風に取り上げていこうかなと思います(更新頻度不定期)。
プロの審判とは違って、低いレベルでのミスを取り上げる事が多いとは思いますが、それだけにアマチュア(特にジュニア)の方に参考にしていただけたらと思います。
記念すべき第1回目は卑怯かもしれませんけど、私の審判ではなく、息子の公式戦でのジャッジについて取り上げたいと思います。(公式戦は対戦チームとは別チームが審判するので)
プレイの概要:ゴールほぼ正面から山なりのシュートをGKが後逸。ゴールラインを超えてからGKがかき出すも判定はノーゴール。
プレイの詳細:息子チームの選手がほぼゴール正面、ペナルティスポット付近からシュート。ちゃんと当たらずに山なりになったシュートをキーパーが手を伸ばして少し触れるもボールは勢いはないながら、ゴールラインを超える。ゴールラインを超えてからGKがボールをかき出したけど、周りの選手も明らかに入ったと思っていたので両チームの選手はキックオフの位置に移動しようとするも、どうやらゴールの判定がないようなので、そのままプレーを続行。
私はタッチラインから10mほど外側、PAより少しセンターライン側でチームのコーチ、選手10人ほどと見ていたんですけど、その誰もが「入った」と声を出したので明らかに入っていました(多分ボール2個分以上は)。
ビデオを撮っていた位置はセンターライン付近だったので私が見ていた位置よりも分かりにくい位置ではありましたが、それでも「入っているよな」といえるプレイでした。
誤審の原因:ひと言でいうと、審判の位置が遠い。
審判の位置はPAから7mほどセンターラインよりで私が見ていたサイドとは反対側のタッチから5mほど内側。私がいたサイドの方がゴールインしたのがよく見えたので反対側からだと、よほど近くでないとゴールインが確認できなかったのではないかと思います。
対策:シュートした後は、どうしてもそのままの位置でボールの行方を眺めてしまいがちだけど、シュートした後はボールを見ながら少しでもゴールに近づいていく事が重要。
このプレイに関していうとその前のプレーがカウンターだったという訳でもないので、「最初からもっと近い位置でプレーをみろよ」って事なんですけど、ビデオを観たところ、ただでさえ遠いのにシュートの後もその場で突っ立ったままだったのでゴールの瞬間が全然見えてなかったという事でした。
この時点で得点は3-1で残り時間もそれほどなかったので試合に影響はなかったんですけど、これが同点や1点差で負けていたなんて状況だと選手たちが可哀想なので審判としても少しでもそういった見落としがないようにしていきたいですね。
私もそうなんですけど、どうしてもシュートの後はその場でシュートの行方を眺めてしまいがちです。いざという時になかなか動けないと思うので、普段から「選手がシュートしたらボールから目を離さずにゴールに向かってダッシュ」というのを心がけておく必要があると思います。
まあ、シュートの後にボールを眺めてしまうのは審判だけでなく選手もそうなんで(特に弱いチームほど)、審判も両チームの選手ともにシュートの後も足を止めないようしないといけないですね。
このプレイに関しても、シュートの後に息子のチームがきちんとゴールに詰めていたらゴールできていたと思います。