シン活 #1-1

タイトル:オフサイド

 

2021年10月9日に割当審判のデビュー戦。

担当はU-15女子の大会の決勝戦副審(A2)。

 

プレイの概要:攻撃側の選手は明らかなオフサイド(DFの最終ラインから2mくらい)。ただし、ボールをDFの選手がカットしようと触ったが、ちょっとコースが変わっただけで、オフサイドポジションにいた選手にボールが渡ってしまい、そのままの流れで得点。

主義側チームの応援(多分保護者)の酷いヤジ付き。

 

プレイの詳細:

試合の前半。

PAから7mほどセンターラインより、中央よりやや右サイドで、中盤からFWの選手にパス。ただし、FWの選手は誰がみても明らかなオフサイド(2m)。ただし、DFの選手が自分の目の前を転がってきたボールを蹴ろうとしたが(多分パスカットしようとして)、ちゃんと蹴れずにちょっとボールのコースが変わっただけでFWの選手にボールが渡ってしまった。

ボールを受け取ったFWの選手が、そのままボールを持ち込んでシュートして得点。これが先制点となりました。

 

私としては、DFが意図的にボールを触ったのを見逃さず、オフサイドにしなかったので自分の中では「ナイスジャッジ」って思ってたんですが、ゴールされたあとに、私の後ろ側から男性の声で4回か5回ほど、「めっちゃオフサイドやろ(もっと表現が悪かったと思うが)」みたいな審判へのリスペクトの欠けるタチの悪い抗議。

私としてはナイスジャッジしたつもりだったので、最初は言っている意味が分からなかったんですが、「DFが触ったらオフサイドにならない事を知らないから抗議してるのか」と気付きました。と同時にルールを知らないくせに猛烈な抗議している観客にかなりムカつきました。

 

ハーフタイムに、もう一人の副審の方(2級審判)に「1点目こうだったんですけど・・・」と説明したら、「それでいいと思います」といっていただけて一安心。ただ、「この判定に関する観客の抗議がムカつきました」って伝えたら、「それはどうする事も出来ないのでグラウンドの中だけに集中しましょう」って言われました。かなりムカついていたんですけど、そうやって声をかけてもらったので、ムカついてはいましたけど、ちょっと落ち着く事はできました。

 

あと、失点したチームのコーチからハーフタイムにそのプレイに関して説明をして欲しいと言われました。「DFが意図的に触ったので、オフサイドではありません」って答えましたけど、本当は私がすぐに答えるのではなく、「一回本部と主審に確認してくれ」って言った方が良かったかなと思いました。

私の説明に対しても、あんまり納得した感じではなかったので、多分競技規則をちゃんと理解してないのかなと思いましたけど、抗議を受けたり、説明を求められたりした時にどう対処したらいいかは今度、確認しておこうと思います。

 

この試合で色々と反省点があったので、そちらは次回(#2)で書きます。

 

私の判断:

  • 明らかにシュートではない
  • オフサイドポジションにいる選手がプレーに関わっていない(守備側の選手から2Mほど離れていたので、守備側の選手をプレーする可能性を妨げていない
  • 守備側の選手が目の前にきたボールを明らかに自分で蹴った(ただしミスキックで少しコースが変わっただけでしたけど)ので、意図的にプレーしたとみなした

 

ちなみに今年の1月のジュニアの試合の時も同じようなシーンがありました。私の説明よりもこの記事の中にある「Jリーグジャッジリプレイ」の動画が分かりやすいかなと思うので、さらに確認したい方はどうぞ。

 

ジュニアサッカージャッジ リプレイ#92 - 渦の中で

 

競技規則(21/22) 第11条 オフサイド(一部抜粋)

オフサイドポジションにいる競技者は、相手競技者が意図的にプレーしたボールを受けたとき、意図的なハンドの反則を犯した場合も含め、利益を得ているとはみなされない。
ただし、意図的なセーブからのボールを除く。