シン活 #138-4

概要:京都府社会人リーグ1部の副審

詳細:オフサイドかどうか(2列目の飛び出し)

 

社会人1部の試合って、それまでいくら順調でいいレフェリングしていても、ちょっとしたきっかけで大荒れしたり、決して間違った判定していないのに選手との信頼関係が築けずに大変なゲームになったりするので、最初から最後まで少しも気が抜けません。

この日も後半、残り時間も少なくなってきた時点で点差的(4-1)には勝ち負けは決まった感じになってきたにも関わらず、プレーの方はだんだん荒くなってきて、嫌な雰囲気を感じてきました。

 

そんな中、後半残り時間が少なくなってきた中で事件勃発。

 

私が担当するのとは反対側、Nさん(A1)の方で、ポーンと浮き上がったボールが是ディフェンスラインの裏に。その時点でFWの選手が一人残っていて、その選手は私の位置からでも「あれは明らかにオフサイドやろう」って思う位置でしたが、その選手も自分がオフサイドだとわかっていたからだと思いますが、オフサイドにならないようにその場で止まっていました。

 

それで、多分「完全にオフサイド」って判断したからだと思いますが、ディフェンスの選手数人もほとんど足が止まってました。

そこに後ろから来た攻撃側の選手が転がっていたボールをトラップしてドリブル。

キーパーと1対1になって、落ち着いて得点しました。

 

点を取られたチームからしたら納得がいかなかったみたいで(あるいはとりあえず言ってみただけかも知れませんが)、キックオフせずに「オフサイドやろう!」みたいな感じで主審に抗議してました。

 

ちょっと距離が離れていたので会話の内容まではわかりませんでしたが、おそらく選手が「副審に確認して欲しい」といったのか、主審のIさんが副審のNさんの所にいって

少し会話したあとにセンターマークを指さして得点のジェスチャーをしました。

 

補足(というか訂正):そういえば振り返りの時にNさんが話しておられましたが、得点されたチームが納得していなかったので、副審のNさんの方から主審のIさんを呼んで二人で確認されてました。

時と場合によりますが、主審一人で判断するよりは副審に確認しに行った方が選手やベンチの納得感も違います。

こういう時に帯同の審判とかだと主審一人で判断しないといけないので、選手やベンチから文句言われるとテンパってしまって副審に聞くって事を思いつかなかったりもしますが、3人(あるいは第4審が入ったら4人)とも協会派遣の審判の場合は、お互い気心知れた同士で協力し合えるので、何かあった時に頼りになります。

 

 

得点されたチームはちょっと捨て台詞のような事をいってましたが、今回の件については主審・副審共に判定に間違いはないと思います。

(別に仲良し審判だからっていう贔屓目じゃなしに)

 

勝手に自分たちで判断して足を止めてしまった選手たちが悪いんであって、審判のせいにするのは明らかにお門違いです。

 

そのあとすぐに試合終了になって、せっかくの仲良し三人組の試合が、最後はちょっと後味の悪い試合になってしまいました(自分たちのせいじゃなく)。