シン活 #57-2

試合:U-11日刊スポーツ杯準決勝の主審

 

概要:PKを取れず

 

2月12日にU-11(5年生)の一番大きな大会の日刊スポーツ杯の準々決勝以降の試合を担当しました(準々決勝と5位6位決定戦の予備審判2試合と準決勝の主審を担当)。

 

私が5位6位決定戦の予備審をしていた試合の事です。

試合終盤で点差は1-0。勝っているチームがビルドアップ的な感じでDFからGKにパス。そのパスがゆるくて、負けている方のチームのFWがPAの5mほど外側、ほぼ中央の位置でパスカット。そのままドリブルしてキーパーと1対1。キーパーが飛び出してPA内でFWにタックルしてFWの選手は転倒。

 

私の位置から結構よく見えてましたが、こけた瞬間、「PK」と思いましたが笛は鳴らず。ただ、ボールがゴールに向かってコロコロと転がっていたので、それを見極めているのかなと思ったら、DFの選手がそのボールを拾った後も笛はならず。

攻撃側・守備側両方の選手がPKと思って完全に足が止まってましたが、主審はノーファウルのジェスチャー

 

さすがにベンチも「それはないやろ!」って文句言ってましたが、結局PKにはなりませんでした。

結果的にスコアはそのまま1-0で終了。

 

負けた方のチームのコーチが試合後に主審に「レフェリー、あれはないわ」って言ってました。

 

あとで本部の人にも確認しましたが、「あれは完全にPKでしたね」って言われてました。おそらく主審以外誰もがPKと思ったプレーでした。

 

あとで、主審の方と話しましたが、ボールにいっているように見えたと言われてました。試合がネット配信されていたので確認しましたが、おそらくみていた位置が串刺し状態(攻撃側の選手と守備側の選手が縦に重なった状態)だったので、見れなかったのかなと思います。

 

審判している者としたら、これって決して他人事ではないです。

ゲームの中で一番プレーを見ようとしている者が一番大事なシーンでプレーが見えていなかったというのは、皮肉で残酷なものです。