試合:U-12サンガカップの準々決勝の主審1試合
概要:得点後のキックオフでの遅延行為
1月29日にサンガカップ準々決勝の主審を担当しました。
今まで帯同審判として4年連続サンガカップの審判をしてきました。小学生最後の大会とあって、全日同様他の大会とは観客の数や盛り上がりは段違いですが、さすがに準々決勝ともなるとさらに雰囲気がすごかったです。
今まで経験した事のないテレビとネット配信用の撮影までありました。テレビ撮影に関しては撮影の機材も大がかりで、足場も組んであったり、撮影スタッフも10人位(あるいはもっと)いて、「テレビはカネがかかるな」というのが素人の感想です。
私が担当した試合は、京都府代表として全日(全国大会)でもベスト8まで勝ち進んだチームと、京都で毎年上位に来ている強豪との試合。
全日ベスト8のチームは過去2回ほど試合をみた事がありましたが、全盛期のスペイン代表みたいに狭い場所でもポンポンとリズムよくパスをつなぐ戦い方をしてました。
ただ、準々決勝という今までと違う雰囲気もあってかちょっとプレーに硬さがみられ、いつものようにパスがつながりませんでした。
それでも、地力があるから後半途中までに2点を取り、残り時間的にもこのまま逃げ切りかなという感じでした。ただ、対戦相手もなんとか1点を返し、そこまでの嫌な雰囲気が一気に変わって、チームも観客席も「追いつくぞ!」って盛り上がりました。
(これがサッカーが2-0が怖いって言われるですね)
それで、勝っている方のチームのキックオフなんですけど、このタイミングで2人選手交代。それはわかるんですが、センターサークルに誰もいませんでした。
それで私は「早くキックオフして!」って指示したらベンチから「選手交代してるやん」って文句というか口答え。
11人制の場合だと、得点後の選手交代の場合、一旦試合を止めて選手交代が終わってからキックオフとなりますけど、8人制は選手交代自由なので、キックオフするからといって別に試合を止めません。
まあ、2名選手交代しているのにキックオフするのはチームとしても嫌だろうしそれは理解できるけど、さすがにセンターサークル内に誰もいないのは明らかに遅延行為に該当するので、コーチの声は無視して「早く始めて!」っていっているうちに交代選手も入ってきたので、選手がセンターサークル内に走ってきて、キックオフしました。
遅延行為でコーチに対して警告しようかとも考えたんですが、試合としては既に1枚出していたし(この話はあとで書きます)、警告出す事で逆に嫌な雰囲気になるリスクも考えて出しませんでした(相手チームのベンチも騒いでなかったし)。
確かに2名選手交代している途中でキックオフするのは出来ないと思うんですけど、それでも早く始めようとする努力はしてもらわないと困ります。
今から考えたら、口答えしてたんで、警告しても良かったかな。
競技規則(2022/23) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)
チーム役員
反則があり、その反則を行った者を特定できない場合、テクニカルエリア内にいる上位のコーチが罰則を受ける。警 告
警告となる反則は、次のとおりである(ただし、これらに限らない)。
- 自分のチームのプレーの再開を遅らせる。