ジュニアサッカージャッジ リプレイ#13

概要:アドバンテージ(PA内での反則に対して)

 

詳細:先日の試合でPA内で攻撃側の選手がパスした後に守備側の選手が攻撃側の選手の足を蹴るというファウルがあって、笛を吹いたんですけど、それがパスした選手がシュートした少しあとになってしまって、たまたまシュートが外れたからよかったんですけど、もし、シュートが入っていたら得点したのにPK蹴らされるという反則を受けた側が不利な判定になってしまうんで、PKになる反則だったとしても、そのあとのプレイをきっちり判断しないといけないですね。

 

実は、年末にあった試合で、PA内(ペナルティマーク付近)でシュートしようとした選手が守備側の選手にチャージ(反則)を受けて、でも倒れずにもう1回シュートしようとしたけど、また守備側の選手にチャージ(反則)を受けて、それでもシュートを打ったのがゴールになったんですけど、1回目の反則は笛を吹かずに待ったんですけど、さすがに2回目は我慢できずにシュートと同時くらいに笛を吹いてしまいました。

嫁が撮っていたビデオに「どうなったん?」っていう何人かの保護者のざわつく声が入っていて、やっぱり、ゴールしたのにPKというのは非常にまずい判定でした。

 

 競技規則では「予期したアドバンテージがそのとき、または、数秒以内に実現しなかった場合、その反則を罰する」となっているので、本来ならPKなんだけどそれを上回るアドバンテージって得点しかないので、たとえシュートが外れたとしても「予期したアドバンテージ(得点)」が実現しなかったので、アドバンテージを取って、PKという流れでいいのだろうか?

 

  

競技規則 第5条 主審(一部抜粋)

  3. 職権と任務

アドバンテージ
・ 反則があり、反則をしていないチームがアドバンテージによって利益を受けそうなときは、プレーを継続させる。しかし、予期したアドバンテージがそのとき、または、数秒以内に実現しなかった場合、その反則を罰する。