概要:第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 関西大会の主審
詳細:序盤
2025年6月7日土曜日に太陽が丘でU-15クラブユース関西大会の主審をしました。
関西大会は4つのブロックに分かれていて、関西(サンライズ)の1部2部のシードチームとそれぞれの都道府県予選を勝ち上がったチームでトーナメント。
最終的にブロックトーナメントを勝ち上がるか順位決定戦で7位までに入ったチームが全国大会に出場できるみたいです。
対戦チームは兵庫(N)と奈良(D)のチーム。
Dは関西リーグ(サンライズ)の2部所属のため、シードでこの試合がこの大会の初戦。
もう一方のNの方は、多分兵庫県リーグの2部に所属しているので(間違ってたらごめんなさい)、ここまで何試合やってるんだろうって感じ(ちなみにこの関西ブロックトーナメントでも、3試合目)。
京都府のU-15の審判はよくやってますけど、他県のチームの審判ってあまりやる機会がないのでどんなプレーなんだろうって思っていたら、試合開始から、お互い手の使い方が悪い。どこまでファウルを取るべきか自分の中でもちょっとパニクりながら試合をしてました。
主審としてファウルの基準を明確に示せないまま前半6分にNがPAの少し外からシュート。シュート自体多少バランスを崩しながらでしたけど、その後にDの守備側の選手が勢いが止まらずにシュートした選手に接触。
接触された力よりも、シュートしたあとに自分でバランスを崩したのが強かったですが、アフターのファウルはちゃんと取るってところを示すためにファウルを取りました。
結果的にはこれが逆効果。選手からは「アフターはまずい」って思われる以上に、「なんであの程度でファウル取るねん」って思いの方を強く感じました。
それで、ファウルをとられたDのチームの選手があろうことか、「あの審判、ピー(自主規制)されてるんとちがうか?」って、本来であれば明らかに侮辱に該当する言葉を言いました。
まあ、私に面と向かっていった訳ではなく、大きな声でもなかったのですが、さすがに何もなしでは見過ごせなかったので、笛を吹いてイエローカードを出しました。
「今の発言、本当だったらレッドカードやで」って注意しました。
そのあとに、プレーが途切れた時にその選手が近くにいたので、「文句があるかも知れないけど、プレーに集中して」って話しかけました。
先ほどと違ってその選手も冷静になっていたから、「すいませんでした」って言ってくれました。
危ないプレーとかDOGSOとかだと避けられませんが、さすがに前半6分で選手を退場させてしまうような事は、試合を壊す事になるので、出来ないです。
書き忘れてましたが、今回の副審(A2)は京都では賄えなかったため、他府県からのヘルプでした。
その方が関西の2級の中でトップクラスの方みたいで(他の審判に聞いた話では)、アドバイスというか指摘というか言い方はソフトでしたがダメ出しを受けました。
その内容は、アフターのファウルについては取るべきではなかったという事。U-15の選手がそれだけの発言をするという事はよほど判定に不満があったという事なので、私のファウルの基準が間違っていたなって感じでした。
あと2つ書きます。
第12条 ファウルと不正行為
ボールがインプレー中に反則があった場合にのみ、直接、間接フリーキックまたはペナルティーキックを与えることができる。
警告となる反則
競技者は、次の場合、警告される。
・言葉または行動により異議を示す。
退場となる反則
競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、次の反則のいずれかを行った場合、退場を命じられる。・攻撃的な、侮辱的な、もしくは下品な発言をする、または行動をとる。