書評:ポジティブ・レフェリング

久しぶりに書評を書きました。

ブログを始めたばかりの時には結構書評を書いていたんですけど、今やサッカー(それも審判)ばっかりになっております。

最近本を読む量も減っているので、最低でも月1冊(可能なら週1冊)は読みたいと思います。

 

それで、久しぶりの書評といいながらも審判についての本なんで、結局は審判ネタで申し訳ありません。

 

この本のあとがきでご自身の経歴を紹介されておりますが、著者の松崎康弘さんは審判に真剣に審判を目指したのが遅かったためか、35歳までに1級を取得する事ができませんでした。それが、36歳の時に仕事でイギリスに渡って、現地で審判活動を2シーズンされて(日本の2級を取得しているという事でそのままイングランドで2級として認めてくれたそうです)、イングランドで1級を取得されたそうです。

残念ながら1級を取得してすぐに帰国する事になったそうですが、本人も書いておられますが、あと何年間かイングランドにいたらプレミアリーグの審判をされていたかもしれません。

帰国してからは1級を取得して(イングランドで1級を取っていたから)、48歳で引退するまでJリーグなどの審判をされていたそうです。

イングランドで1級を取っていたから日本でも1級を取れるのは分かりますが、逆に日本という格としては随分下の国から来たのに自国で同じランクの審判として認めるイングランドってすごいなと思いましたね。

 

本の内容:

主審・・・反則(ファウル、ハンド、オフサイドなど)の見極め方や動き方、選手とのコミュニケーションなど

副審・・・オフサイドの見方や動き方、フラッグの持ち方など

第4審・・・座りっぱなしではなく、常に立っていることで、選手の不正を抑止する

競技規則の中でも重要な部分を抜粋して紹介

フットサルについての紹介(後でウィキペディアで確認したら日本のフットサル審判の第一人者のようです)

 

審判をやり始めた方や、私のようになり立て3級審判など、審判としての経験がまだまだ足りないと思われる方には是非読んで欲しいです。動き方など参考になる事が多いですよ。

 

松崎康弘 - Wikipedia