シン活 #129-3

概要:U-15京都府1部リーグの主審

詳細:後半

 

 

前半は両チームともにあまり積極的に攻撃する感じではなかったですが、後半はそんな訳にはいかないだろうなと思いながら、キックオフ。

 

予想通りというか、前半と同じように最終ラインからビルドアップするLですが、前半と違って中盤の選手が下りてきてボールを受けたり、前半とは打って変わってテンポアップした攻撃でした。

当然、攻撃すればボールを奪われる事も増えて、攻守の展開もめまぐるしく変わりました。

 

そうなると、ファウルも増えてきますが、ある程度ファウルも取っていたので、何とか荒れる事はなく時間は過ぎていきました。

結局、両チームとも決定的なチャンスはないまま、後半も30分を過ぎた所で、Lの選手がPAのすぐ外からPA内にパスしました。

その時、パスされる前にボールを蹴ろうとしたFの選手が、キックを止められずに、パスしたLの選手のお尻を蹴ってしまいました。

 

私が笛を吹いた時、ボールはPA内にあって、結構な人数がゴチャついていたので、笛を吹かれた瞬間、多くの選手が何が起こったのかよくわかってなかったみたいでした。

 

守備していたFの選手何人かが「なんのファウル?」っていっていたら、ファウルをした選手が「ゴメン、俺が蹴ってしまった」って言ってくれたんで、それ以上騒ぐことはなかったです。

 

ファウルしたのはPAの外3mくらい。攻撃側から見て左寄りの位置でしたが、直接狙うには絶好の位置。

 

壁の位置を指示していたら、攻撃側のLの選手が3人が壁の前に立ちました(というか座りました)。

 

そしたら、守備側の選手が「レフェリー、壁に入ったらあかんやろ!?」ってアピールしてきたので、「1m上離れているんでOK」って伝えたりして、さすがに試合残り僅かで絶好の位置でのフリーキックなんで、再開するまでちょっと苦労しました。

 

このFKが直接ゴールに入って、1-0。

ついに試合が動きました。

得点後のキックオフの前に選手交代があって、選手の番号確認でハーフウェーラインに近寄った際に、アディショナルタイムを伝えましたが、その時に、得点されたFの監督からも「レフェリー、さっきのファウル、何?」って聞かれました。

 

「キッキングのファウルです」って言ったら渋々納得した感じ。

このファウルについてですが、観客席で私の審判を見てくれてた審判仲間の方からも「あのゴール前のファウルってなんですか?」って聞かれたので、極端な事言うと私と蹴った選手・蹴られた選手しかわからないくらい誰も見てなかったファウルみたいです。

 

ゴールして再開のキックオフの時点で33分くらい。本当だったら残り2分なんですけど、クーリングブレイクで4分と選手交代がいくつかあったので2分のアディショナルタイム6分とでのこり8分。

 

1-0で残り8分はきついなあと感じながら、再開のキックオフの笛をふきました。

 

第13条 フリーキック

 

3. 反則と罰則

フリーキックが行われるとき、相手競技者が規定の距離よりボールの近くにいる場合、アドバンテージが適用できる場合を除いて、キックは、再び行われる。ただし、競技者がフリーキックをすばやく行って、ボールから9.15m(10ヤード)以上離れていない相手競技者がボールをインターセプトした場合、主審は、プレーを続けさせる。しかしながら、フリーキックがすばやく行われるのを意図的に妨害した相手競技者は、プレーの再開を遅らせたことで警告されなければならない。
フリーキックが行われるとき、3人以上の守備側チームの競技者が作る「壁」から、攻撃側チームの競技者が1m(1ヤード)以上離れていない場合、間接フリーキックが与えられる。