概要:競技規則第3条 競技者
詳細:試合ができる人数
社会人の試合では、人数が11人いない事は結構あります(特に下部のリーグ程)。
私が経験した話を2つほど。
1つ目:
1級レフェリーが主審していた社会人2部の試合。
試合開始の時点で片一方のチームの人数が9人。
試合途中に手の指を骨折(脱臼?)で1名負傷退場。残り時間数分という所で、GKのいない無人のゴールにシュートしたボールを守備側選手が横っ飛びで手でブロックして、退場(よくある決定的な得点機会の阻止じゃなく、得点の阻止)。
残り時間が少なかったんで良かったですが、もう一人退場になれば、試合成立しなかったです。
2つ目:
これは私が担当した同じく社会人2部の試合。
試合開始時に7名。この時に注意したいのが、7名のチームが途中でケガとかでグラウンドから出た場合、その選手が戻ってくるまで試合再開が出来ないって事。
通常であれば、ケガとか出血とかで一時的に選手がフィールドの外に出た場合、試合はそのまま続けるけど、選手が7人の場合は、一人外に出たら6人になるので、その選手が復帰するまでは試合中断するしかないって事です。
もし、試合開始前に7人とか8人しか選手がいない場合は、両チームにきちんと説明しておいた方がいいかもです。
そうじゃないと、絶対に「レフェリー、早く始めろよ!」って、怒涛の抗議が来そうです。
第3条 競技者
1. 競技者の数
試合は、11人以下の競技者からなる2つのチームによって行われる。そのうち1人は、ゴールキーパーである。いずれかのチームが7人未満の場合、試合は、開始も続行もされない。
1人以上の競技者が意図的に競技のフィールドから出たために1チームの競技者が7人未満となった場合、主審は、プレーを停止する必要がなく、アドバンテージを適用することができる。ただし、ボールがアウトオブプレーになった後に1チームの競技者が7人未満である場合、試合を再開してはならない。
競技会規定ですべての競技者と交代要員の氏名をキックオフの前に届けなければならないとしているものの、チームが11人未満の競技者で試合を開始した場合、チームリストに氏名が届けられている競技者と交代要員のみが、到着後試合に参加することができる。
第12条 ファウルと不正行為
ボールがインプレー中に反則があった場合にのみ、直接、間接フリーキックまたはペナルティーキックを与えることができる。
退場となる反則
競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、次の反則のいずれかを行った場合、退場を命じられる。
・意図的なハンドの反則を行い、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止する(自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが手や腕でボールに触れた場合を除く)。