シン活 #115-2

概要:シニア大会(O-40)の主審

詳細:イエロー、イエローでレッド

 

判定はまあまあだったかなと思います。

ファウルに対して選手から文句があったりもしましたけど、私にしては基準は示してその通りに出来ていたかなと思います。

 

前半は特に大きな出来事もなく、1-0で終了。

 

そして後半。試合展開なんかも前半と特に大きな違いはない中で、ハーフウェーライン付近(本部席の間近)でタックルのファウル。

 

タッチライン際を縦に抜けようとする選手に対して遅れ気味で足首辺りにタックル。やられた選手も結構痛そう。

やられたチームは「カード!」とかってうるさく騒いでましたが、それは関係なく危ないプレーだったなと判断して、警告を与えました。

 

その2分後、同じハーフウェーライン当たりでのボール争いで先ほど警告受けた選手が転倒しました。私は、正当なボール争いの中で起こった事象と判断して、ノーファウルとしました。

 

その後、転倒した選手は立ち上がってかなりのスピードでボールをキープした相手選手に接近。相手選手がキープしているボールに対して、走ってきた勢いそのままで、かなり大きなフォームでキック。

相手選手もボールを蹴ろうとしていたので、両方の選手の足が同時にボールにぶつかりましたが、当然ながら相手選手は勢いに負けて衝撃で転倒しました。

 

確かに直接相手選手に接触はしてなかったけど、下記の行動から明らかに危険なプレーと判断して、警告としました。

2分前に警告を出していたので、2枚目の警告で退場。

(仮にこのプレーがもし、ボールに当たらず相手選手を蹴っていた場合は多分レッドカードを出していたと思います)

  • 転倒させられたあとの報復行為
  • ボールに寄せていく時のスピード
  • 相手選手がキープしたボールに対して、足を振り上げてキックした行為

 

退場にした後、両チームともに結構騒いでいました。特に退場させられた選手のチームは「ボールに行ってるやん⁉」って騒いでました。

それに対して、キャプテンを呼んで、上記の事情を説明。ボールにはいっていたけど、ボールを蹴った後の衝撃で転倒させたこと、一連の流れが転倒させられたことに対する報復行為であり危険なプレーと判断したことを伝えたら、まあ、納得はしてくれたみたいでした。

 

この時点で後半10分。25分ハーフなんで、のこり15分ですが、ここからが精神的に長かった。

第12条 ファウルと不正行為

ボールがインプレー中に反則があった場合にのみ、直接、間接フリーキックまたはペナルティーキックを与えることができる。

1. 直接フリーキック

身体的接触を伴う反則が起きたときは、直接フリーキックまたはペナルティーキックで罰せられる。
・不用意とは、競技者が相手にチャレンジするときに注意もしくは配慮が欠けていると判断される、または慎重さを欠いて行動すること。懲戒の罰則は、必要ない。
・無謀とは、競技者が相手競技者にとって危険になる、または結果的にそうなることを無視して行動することで、警告されなければならない。

・過剰な力を用いるとは、競技者が必要以上の力を用いる、または相手競技者の安全を脅かすことで、退場が命じられなければならない。