シン活 #107-3

概要:関西シニアプレミアリーグ

詳細:もう1つオフサイド

 

引き続き、体調は良くない中で2月16日、滋賀県近江八幡市立健康ふれあい公園で担当した関西シニアプレミアリーグの副審2試合について。

 

2試合目はO-40の試合。試合時間は「30分-5分-30分」。社会人とかだと40分ハーフなので、短いのはありがたいけど、そうはいっても2試合目。時間が空くとはいえ合わせて100分はまあまあ不安でした。

 

2試合目はO-40。当然学生や普通の社会人リーグと比べたら強度は低いんですけど、先ほどのO-60の試合の後なんで、プレーの速さの違いに最初はちょっと焦りました。

 

この試合で1つオフサイドに関する紹介。

 

  1. 私(副審2)に近い方のタッチライン際でDFの選手が前方にパス。
  2. ボールは前方にいたFWの選手に向かって転がっていったんですけど、FWの選手はボールを触ろうとせずに歩いているだけ。ボールはその選手のすぐ近くを通過。
  3. そこに後ろから走り込んだ別の選手がボールに追いついてドリブルからタッチライン際を走ってクロス。
  4. ボールを受けた選手がシュートするもゴールの枠外に外す

結果的にゴールにはつながらなかったですが、大きなチャンスでした。

 

このプレーで2~3の間に守備側の選手が何人も「オフサイド!」って叫んでました。

シュートし終わった後も、何人もの選手が「レフェリー、あれはオフサイドやろ!」ってわりと怒ってました。

 

確かに2で攻撃側の選手の近くをボールが通過しましたが、その選手は自分がオフサイドにいるとわかっていたんだと思いますが、最初からボールに触ろうとする気が一切ない感じだったので、あれはオフサイドじゃないだろうというのが、わりと客観的な立場(自分の担当ではないので)からみた感想。

 

確かに守備側の選手からしたら、「紛らわしい」と思うかもしれないけど、FWの選手はプレーする意図がない事は明らかだったので(多分自分がオフサイドだと認識していたので)、「それは文句言うなよ」って感じでした。

 

第11条 オフサイド (関連通達22.08.31)

1. オフサイドポジション

オフサイドポジションにいることは、反則ではない。
競技者は、次の場合、オフサイドポジションにいることになる。
・頭、胴体もしくは足の一部でも、相手競技者のハーフ内にある(ハーフウェーラインを除く)。そして、
・競技者の頭、胴体もしくは足の一部でも、ボールおよび後方から2人目の相手競技者より相手競技者のゴールラインに近い位置にある。
ゴールキーパーを含むすべての競技者の手や腕は、含まれない。オフサイドの反則を判定するにあたり、腕の上限は、脇の下の最も奥の位置までのところとする。
競技者は、次と同じレベルにいる場合、オフサイドポジションにいないことになる。
後方から2人目の相手競技者、または、
最後方にいる2人の相手競技者

2. オフサイドの反則

ボールが味方競技者によってプレーされたか触れられた*瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってそのときのプレーにかかわっている場合にのみ罰せられる。*ボールを「プレーした」か「触れた」最初のコンタクトポイントを用いるべきである
味方競技者がパスした、もしくは触れたボールをプレーする、または触れることによってプレーを妨害する。または、
・次のいずれかによって相手競技者を妨害する。
 ・明らかに相手競技者の視線をさえぎることによって、相手競技者がボールをプレーする、もしくは、プレーする可能性を妨げる。または、
 ・ボールに向かうことで相手競技者にチャレンジする。または、
 ・自分の近くにあるボールを明らかにプレーしようと試みており、この行動が相手競技者に影響を与える。または、
 ・相手競技者がボールをプレーする可能性に明らかに影響を与えるような明白な行動をとる。
または、
・その位置にいることによって、次の場合に、ボールをプレーして利益を得る、または相手競技者を妨害する。
 ・ボールが、ゴールポスト、クロスバー、審判員もしくは相手競技者からはね返った、またはそれらに当たって方向が変わってきた。
 ・相手競技者によって意図的にセーブされた。
オフサイドポジションにいる競技者は、相手競技者が*意図的にプレーしたボールを受けたとき、意図的なハンドの反則を行った場合も含め、利益を得ているとはみなされない。ただし、意図的なセーブからのボールを除く。