概要:京都FAカップ1次ラウンド決勝の副審
詳細:試合終了前
この試合、前半1-1。後半、前半よりも激しく(大粒の)雪が降っている事もあってか、残り時間5分くらいまで1-1のまま。
「多分このまま引き分けでPK戦か、寒いのにPKは嫌やな」なんて思ってたら、残り時間5分を切ったくらいにCKから得点。
おそらく両チームともに「引き分けかな?」と思っていたような雰囲気が(あくまで私の感想ですが)、一気に変わって、負けているチームは得点を狙いにいく、一方で勝っているチームは時間を使ってこのまま逃げ切るという感じで、審判にとっては嫌な(気が抜けない)試合になってきました。
得点が入ってからあとの数分は私にとっては幸いな事に私のサイドとは反対側でプレーする時間が長かったです。
ただ、勝っているチームがコーナーキックから時間稼ぎでボールキープをする場面が何回かあって、もう一人の副審は大変そうでした。
そんな感じの中で、警告が出たのでそのプレーを紹介。
(ただし、私とは反対側のサイドで、本部席前で人が多いうえに雪がすごくてあまり何が起こったのかよくわからなかったので、あとから主審に聞いた話です)。
勝っているチームのスローインの時、ボールを持った選手(スローインする選手)が、投げ入れようとせずに、タッチライン際をだらだらと歩きながら前に進んでいきました(当然ボールがでた位置よりもかなり前に)。
主審が見ていて、明らかにプレーの開始をする気がないように見えたので、遅延行為で警告を出したそうです。
こういった時間稼ぎをするプレーって交換終了間際に特に起こりがち。
例えばファウルやオフサイドで笛を吹いた後に勝っているチームの選手がボールを蹴り出したりします。
そこを見逃したりすると、負けているチームが大騒ぎするので、笛を吹いた後、特に注意深く見ておく必要があります。
(私もよくやらかすミスですが)
それまで問題なくジャッジ出来ていても、残り時間が数分という所で一気に台無しになってしまう事もあるので、試合終了までの数分は一瞬でも気が抜けないです。
第12条 ファウルと不正行為
警告となる反則
競技者は、次の場合、警告される。
・プレーの再開を遅らせる。
プレーの再開を遅らせる
主審は、次のようにプレーの再開を遅らせる競技者を警告しなければならない。
・スローインを行おうとしたが、急に味方競技者の1人にスローインを任せる。
・交代が行われるとき、競技のフィールドから離れることを遅らせる。
・過度に再開を遅らせる。
・主審がプレーを停止したのち、ボールを遠くへける、もしくはボールを手で持ち去る、または意図的にボールに触れて対立を引き起こす。
・フリーキックをやり直させるようにするため、違った場所からフリーキックを行う。