概要:京都FAカップ1次ラウンド決勝の副審
詳細:オフサイド
オフサイドについて色々とあったので紹介します。
1つ目:
開始5分くらい。ディフェンス側のチームがボールを奪って攻守交替。でもすぐに攻撃していたチームがボールを奪取。すぐに縦パスを入れたけど、FWの選手が戻り遅れていたので、明らかにオフサイド(ボールを受けた選手も自覚あり)。
レフェリーサイド(副審と反対側のサイド)でおこったプレーだったので、フラッグアップの際に音が出るように上げたんですけど、気持ちいいくらいにいい音がでました。
2つ目:
ちょっと珍しいオフサイド。
GKがボールをキープしていて大きく蹴り出す(雪が降ってるんで、この展開が多かったです)。
高く上がったボールを中盤の選手がセンターサークル付近でトラップしようとしたけどボールに触れずにそのまま大きく2回3回バウンド。
戻ってきたトップの選手がボールをトラップしたけど、戻りオフサイド。
フラッグアップした瞬間は選手も「なんで?」という感じでした。
技術的に未熟な小学生とかなら結構あるけど、社会人の1部みたいに技術的にちゃんとしている試合では通常は怒りにくいプレー。
雪で視界と足元が悪いから起こったミスでした。
3つ目:
攻撃側の選手が蹴り出して高く上がったボールをDFの選手が足でトラップ。
その後にオフサイドポジションにいた攻撃側の選手がボールをキープした選手に対して後ろからチャージをかけました。
DF側の選手から「オフサイド!」って声が上がってましたが、私の中では一旦ボールを保持したあとのプレーだったのでオフサイドを取りませんでした。
この試合、インストラクターの方がいたので、試合の後の振り返りでこのプレーについて質問したら、トラップして次の展開に進んだらオフサイドを取らなくてもいいけど、トラップしてすぐにチャージしてきたのだったらオフサイドを取るべきだったと教えていただきました。
DFがボールをおさめた後のオフサイドポジションにいた選手のチャージについては、どのあたりまでがオフサイドになるのか、どっかの機会でベテランのレフェリーの方にきいてみたいと思います。
第11条 オフサイド (関連通達22.08.31)
2. オフサイドの反則
ボールが味方競技者によってプレーされたか触れられた*瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってそのときのプレーにかかわっている場合にのみ罰せられる。*ボールを「プレーした」か「触れた」最初のコンタクトポイントを用いるべきである
・味方競技者がパスした、もしくは触れたボールをプレーする、または触れることによってプレーを妨害する。または、
・次のいずれかによって相手競技者を妨害する。
・明らかに相手競技者の視線をさえぎることによって、相手競技者がボールをプレーする、もしくは、プレーする可能性を妨げる。または、
・ボールに向かうことで相手競技者にチャレンジする。または、
・自分の近くにあるボールを明らかにプレーしようと試みており、この行動が相手競技者に影響を与える。または、
・相手競技者がボールをプレーする可能性に明らかに影響を与えるような明白な行動をとる。
または、
・その位置にいることによって、次の場合に、ボールをプレーして利益を得る、または相手競技者を妨害する。
・ボールが、ゴールポスト、クロスバー、審判員もしくは相手競技者からはね返った、またはそれらに当たって方向が変わってきた。
・相手競技者によって意図的にセーブされた。
オフサイドポジションにいる競技者は、相手競技者が*意図的にプレーしたボールを受けたとき、意図的なハンドの反則を行った場合も含め、利益を得ているとはみなされない。ただし、意図的なセーブからのボールを除く。