概要:U-11京都招待サッカー大会の主審
詳細:レッドにするかどうか
時系列が無茶苦茶ですけど、24年9月にU-11京都招待サッカー大会の主審をしました。
この大会、京都府サッカー協会が各地のトレセンのチームを招待して京都の各トレセン(府トレや各地区トレ)と試合をするというもの。
それで私が担当したのが関西の県トレ同士の試合。
さすが県トレだけあって、U-11とはいえお互い持っている技術や身体能力が高く、審判するのにも油断ができませんでした。
お互いプレーの強度は高いながらもフェアにプレーしている中で、突発的に事件発生。
ピッチのほぼ中央、センターサークル内で、ボールを持った選手に対して相手チームの選手が後ろからボールを取ろうと足を延ばしたのですが、足裏(スパイク)で相手選手のふくらはぎ辺りを踏みつけるような感じでヒット。
「蹴った」というよりは、ふくらはぎに足裏を押し当て続けて倒したような感じでした。
すぐ近く(10m以内)で他の選手に邪魔されずに見ていたので、見ていて「こわっ!」って声が出そうになるシーンでした。
やられた方の選手が心配で近寄って「大丈夫か!?」って声を掛けましたが、意外とダメージもなかったようですっと立ち上がりました。
おそらくまだ子供で身軽なんで、上手く力を逃がせたので、ダメージがなかったんでしょうが、一歩間違うと大けがになりかねない危ないプレーでした。
やられた選手はとりあえず大丈夫そうだったので良かったですが、問題はやった方の選手への対応。
普通に考えたらレッドでOKだと思ったんですが、「幸い、相手選手は大丈夫だったのと、大会の趣旨(トレセンレベルの選手を他府県から呼んでいる)を考えると、この試合だけならいいけど、次の試合も出れないというのはどうなんだろう」みたいなことを悩んだ末に、イエローカードにしました。
別に大会の趣旨とか審判が考える事ではないのかもしれませんが、そんな忖度をしてしまいました。
後から考えると、むしろトレセンレベルの技術の高い選手なんだから、「危険なプレーをしたらどうなるのか」というのをわからせるためにもレッドにした方が良かったのかなとも思いました。
第12条 ファウルと不正行為
ボールがインプレー中に反則があった場合にのみ、直接、間接フリーキックまたはペナルティーキックを与えることができる。
1. 直接フリーキック
競技者が次の反則のいずれかを相手競技者に対して不用意に、無謀に、または過剰な力で行ったと主審が判断した場合、直接フリーキックが与えられる。
・チャージする。
・飛びかかる。
・ける、またはけろうとする。
・押す。
・打つ、または打とうとする(頭突きを含む)。
・タックルする、またはチャレンジする。
・つまずかせる、またはつまずかせようとする。
身体的接触を伴う反則が起きたときは、直接フリーキックまたはペナルティーキックで罰せられる。
・不用意とは、競技者が相手にチャレンジするときに注意もしくは配慮が欠けていると判断される、または慎重さを欠いて行動すること。懲戒の罰則は、必要ない。
・無謀とは、競技者が相手競技者にとって危険になる、または結果的にそうなることを無視して行動することで、警告されなければならない。
・過剰な力を用いるとは、競技者が必要以上の力を用いる、または相手競技者の安全を脅かすことで、退場が命じられなければならない。