概要:U-15女子サッカーリーグ(京都)の主審
詳細:ファウルスロー
4月27日、下鳥羽球技場でU15女子の主審。
約1年ぶりの女子の試合。昨年6月の手術前最後の主審が同じ大会でした。
特に何か気を付けるというのはないんですが、先日クラブユースの試合でやらかしてしまったので、気を引き締めて試合に臨みました。
幸いなことに副審2名はベテランの方がついていただいたので、まあまあ出来たかなと思います。
1回、ボールに当たってしまったのは恥ずかしかったですが。
それで、1点だけ紹介。
片一方のチームの選手がスローインの際に、首を前に出して、ボールを放すのが後ろの方なので、頭の上を通過していない状態でした。
その選手が最初に投げた時はファウルスローを取らずに、投げ終わった後に「ちゃんと投げて」注意をしました。
2回目も同じ感じだったので、ファウルスローを取りました。
それでも投げ方は変わらず、結局5~6回ほどスローインしましたが、厳密にいえば全部ファウルスロー。
注意1回、ファウルスロー2回、残りはちょっとモヤモヤしながらも、全部取っても試合が面白くなくなるって思ってファウルはとりませんでした。
ハーフタイムになって、その選手に「後半は厳しく取るから」って注意しました。
ハーフタイムも残り少なくなったところで、対戦チームの監督から、「あれって全部ファウルスローじゃないですか?」って聞かれました。
その監督も抗議といった感じではなく、こっちの事情(考え方)も分かった上で確認している感じだったので、「確かにそうなんですけど、全部取るっていうのもどうかと思いまして。ただ、後半は厳しく取るって本人に伝えたんで、ちゃんと取るようにします」って伝えたら納得してもらえました。
後半、結局ファウルスローで4本ファウルをとりました。
中には「今のはちゃんと投げてるのに・・・」ってベンチがいってるのもありましたが、少しでも投げ方に違和感があったものは全部ファウルスローを取りました。
ちなみに、スローインもちゃんとルールを覚えておかないと、たまに変な事があります。
レアだけどよくあるプレー:
・スローインがコート内に入らずに地面につく→スローインのやり直し
レアだけどまれにあるプレー:
・スローインから直接ゴールイン
ロングスローの場合は、ゴールに入ってしまう可能性があるので、誰か触れたかそのままゴールインしたかはちゃんと見ておかないといけないですね
第15条 スローイン
スローインは、グラウンド上もしくは空中でボールの全体がタッチラインを越えたとき、最後にボールに触れた競技者の相手競技者に与えられる。
スローインから直接得点することはできない。
・ボールが相手競技者のゴールに入った場合 - ゴールキックが与えられる。
・ボールがスローワーのゴールに入った場合 - コーナーキックが与えられる。
1. 進め方
ボールを入れるとき、スローワーは、次のようにボールを投げなければならない。
・競技のフィールドに面して立つ。
・それぞれの足の一部が、タッチライン上またはタッチラインの外のグラウンドについている。
・ボールが競技のフィールドを出た地点から、両手でボールを頭の後方から頭上を通す。
すべての相手競技者は、スローインが行われる場所のタッチライン上の地点から少なくとも2m(2ヤード)離れなければならない。
ボールは、競技のフィールドに入ったときにインプレーとなる。ボールが競技のフィールドに入る前にグラウンドに触れた場合、同じ地点から同じチームによるスローインが再び行われる。スローインが正しく行われなかった場合、相手チームがスローインを再び行う。
競技者がスローインを正しく行い、不用意でも、無謀でも、または過剰な力を用いることもなく、意図的にボールを相手競技者に向けて投げて、はね返ったボールを自分のものとした場合、主審は、プレーを続けさせることができる。
スローワーは、他の競技者が触れるまで再びボールに触れてはならない。