シン活 #54-5

概要:京都府サッカー協会の研修

 

引き続き、2023年1月8日、西京極陸上競技場のサブグラウンドで京都府サッカー協会(審判委員会強化部)主催の研修に参加した件。

 

研修の内容

  1. 副審プラクティカル
  2. 主審プラクティカル
  3. 協力(主審・副審)プラクティカル
  4. 試合形式での実戦

 

3.試合形式での実戦。

最後は今回の研修に参加してくれた中学校の選手たちが試合を行い、参加者が主審・副審2回、第4審(実質外で見学)を回していきました。

主審は普通に審判しますが、15分のうち半分(7分ちょっと)を1級審判が同じ様に審判の動きをしてくれました。やはり攻守の切り替えの部分などで勉強になりました。

 

特に、20歳の若い主審(Tさん)が審判した時には、現役国際審判の1級の方(Yさん)が横についていたので、その動きの違いはすごく勉強になりました。

Tさんも若いだけあって単純な走力(スピードやスタミナ)では多分それほど大差ないとは思いますが、明らかな差が出たのは攻守の切り替え時。

攻守が切り替わってTさんが1歩目を走り出した時には、Yさんは3~5m近く前にいました。走った歩数にしたら2歩とか3歩だと思いますが、その差は大きく、そのあとTさんも全力疾走で追いつくんですけど、Yさんの方は余裕をもって走ってました。

 

今回は選手が中学生だったのでこの遅れもすぐに取り戻せましたけど、これが上のカテゴリー・高いレベルの試合になればなるほど追いつくのが大変になるので、Tさんの動きだと消耗が激しくなり、集中力もなくなってしまうのではないかなと思いました。

 

なぜそんなに差が出るかというと、Tさんがボールが出てから動くのに対して、Yさんはボールが出るなとおもった瞬間(選手が蹴ろうとする動きを察知して)に動きだしている違い(時間にしたら0.何秒だとは思いますけど)でした。

 

普段Jリーグや日本代表の試合をテレビで観ていても、周りの選手も速いのであまり感じる事はなかったですが、やっぱりトップレベルの審判の動きは近くでみると僕でもすごいとわかるほどでした。