概要:異議で警告後のプレー再開
10月8日にU-15の主審を行いました。
結論からいうと、中々派手にやらかしてしまったんですが、まずは試合全体の内容から。ジュニアユース(中3)では大きな大会でいうと最後の大会みたいなんで、どのチームもこの大会にかける意気込みは中々のもの。
この試合も序盤から球際はかなり激しくて、ジャッジする私が全然余裕がなく、「試合が崩壊したらどうしよう」と思いながら必死にジャッジしてました。
いつもはあまり気にならないんですけど、この日はなぜか選手やベンチ(特にベンチ)の私の判定に対する不満の声が良く聞こえてきて、気になって仕方なかったです。副審1(A1)が若いけどかなり上位のカテゴリも担当している2級審判だったので、試合前にベンチコントロールはその人に任せて試合に集中しようと思っていたのに、いざ試合が始まったら、ベンチの声が気になって、1回判定に対するベンチの不満の声に反応したりして、最初に思っていたのと全然違う事をしてしまいました。
そんな中で、試合は1点差で後半になって激しさが増す中で、選手の私に対する抗議が気になって、キーパーがボールを保持した所で試合を止めて、その選手に警告を与えました。
それで、本当なら、異議に対する反則を取ったので、相手チームの間接フリーキックから再開しないといけないところ、GKが保持した時点で止めたので、ドロップボールから再開しようとしてしまいました。
幸い、A1の方が私を呼んで状況を確認(何の反則があったのか)して、「相手チームの間接フリーキックで再開ですよ」と指摘してくれたので、助かりました。
本当なら、選手に注意するだけで良かったと思いますが、いらんことをしようとして、大変な事になる所でした。
競技規則(2022/23)第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)
2. 間接フリーキック
競技者が次のことを行った場合、間接フリーキックが与えられる。
- 異議を示す、攻撃的、侮辱的、もしくは下品な発言や行動をとる、または言葉による反則を犯す。
警告となる反則
競技者は、次の場合、警告される。
- 言葉または行動により異議を示す。
退場となる反則
競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、次の反則のいずれかを犯した場合、退場を命じられる。
- 攻撃的な、侮辱的な、もしくは下品な発言をする、または行動をとる。