シン活 #25-1

概要:7月17日 皇后杯京都府予選準々決勝

 

タイトル:荒れたゲームのコントロール

 

7月17日、皇后杯京都府予選準々決勝の副審を担当しました。私の担当は第一試合だったんですが、まあ、可もなく不可もなくでした。

 

それで、書きたいのは私の担当ではなく次の試合の事。

第一試合が終了して、水分を取ったり着替えたりして、第二試合を見始めたのが多分、試合開始10分位。

この試合がまあ、「バチバチ」というより「ガツンガツン」という表現の方が合っていると思うくらい、両チームともに激しいプレミアリーグのような肉弾戦。

近くでみていた大会の役員の方々も、「女子とは思えない激しさやな」とか「ラグビーみたいやな」というような声が聞こえてきました。

前半、ほとんどずっとそんな調子で、役員の方々も「カード出してコントロールしないとケガするで」って心配するほどの内容でした。

 

この試合の主審を担当したのが、京都の中でも1級審判に近いと言われている2級審判の方で、私も、この試合をどうやってコントロールするんだろうと思いながら観戦してました。

 

結構激しいファウルで「これはカード出さないとまずくないか?」というようなファウルに対してもカードを出さなかったので(選手に注意はしてましたけど)、大丈夫なんだろうか?と思いながらも結局、ラフプレーでのカードは多分1枚も出さずに、試合終了までいきました。

SPAで1枚とフリーキックでセットしてあるボールを守備側の選手が蹴って(転がして)邪魔した行為に対して1枚イエローカードが出ましたけど、ラフプレーでのイエローカードは1枚もなかったと思います。

(見落としていたかもしれませんが)

 

審判によってはラフプレーだけでカードが4枚も5枚も出してもおかしくない試合だったと思いますが、そうなると両チームの不満は大きかったかも知れません。

カードを出さずに、両チームとも不満に感じる事もなく、結果的には激しいけれどすごくいい試合になったのは、間違いなく主審のコントロールの結果だと思いました。

さすがは「1級が近い」とみんな評価するだけの事はあるなと感心しました。

 

ただ、普通に試合をみていた観客は審判の事は何も思わなかったかも知れませんが。