ジュニアユースサッカージャッジ リプレイ#1

タイトル:DOGSO 中学校最初の試合(観戦) 

 

 

息子が中学生になって、初めての練習試合がありました。

場所は舞鶴市の伊佐津川運動公園(人工芝)。ジュニア時代も結構ここでは試合をして、全日予選でPK負けしたのもここでした。

 

私は地元が舞鶴の隣の宮津市なんで、せっかくなんで私の母親を迎えにいって、一緒に観戦しました。

それで、息子の試合は14時半ごろからだったんですけど、1時間ほど前に到着して、前の試合(2年生)をみていました。

 

そしたら、相手チームがカウンター(確かコーナーキックからの)でロングキック1発でFWがDFの裏に抜け出した所を、GKがPAを飛び出してFWの足を引っかけるファウル。

ファウルした場所はPAの2メートルほど外で中央より7mほど左側。ファウルした時点で、DFはFWの後ろにいたんんで、GK一人。典型的なDOGSOだなと思いながら観てました。

 

一応、その時のプレーをDOGSOの4要件に当てはめてみました。

・反則とゴールとの距離

 上にも書いた通り、反則が起きたのは、PAから2mほど外側、中央よりやや左サイド

 

・全体的なプレーの方向

 ほぼゴールに向かってプレーしていた

 

・ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性

 ロングキックを受けて、スピードにはのっていたけど、シュートまで行ける位置にボールをコントロールしていた

 

・守備側競技者の位置と数 

 DF(確か二人)はFWよりも後ろで、GKまでの距離を考えるとFWの前に入るのは不可能。GK一人しかいない状態。

 

映像で見返していたらひょっとしたら印象と違っていたかもしれないけど、私が審判ならDOGSOと判断していたと思います。

 

ちなみにカードは何も提示されませんでした。練習試合なんで退場させる必要はないにしても、自分のやったプレーがカードの対象かどうかきちんと把握するためにもカートは出した方がいいように思えます。

 

ただ、顧問の先生が「イエローやんか!」って言っていたように思うので(多分)、DOGSOって理解していないんじゃないかなと思いました。ファウル自体は(DOGSOでなければ)イエローかなというファウルだったので。

 

とりあえず、中学校の試合初観戦でいきなりレッド案件に遭遇するとは思いませんでした。

あと、私は観てませんでしたが、3年生の試合で、同じようにGKがFWと1対1の状況でPAから飛び出して意図的に手を使って防ぐというプレーもあったみたいです(そのプレーもカードなしだったようです)。

 

 

競技規則(21/22) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)

 

退場となる反則
競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、次の反則のいずれかを犯した場合、退場を命じられる。

  •  ハンドの反則を犯し、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止する(自分のペナルティーエリア内にいるゴールキーパーを除く)。
  •  フリーキックで罰せられる反則を犯し、全体的にその反則を犯した競技者のゴールに向かって動いている相手競技者の得点または決定的な得点の機会を阻止する(以下の「得点または決定的な得点の機会の阻止」に規定される警告の場合を除く)。
  •  著しく不正なプレーを犯す。
  •  人をかむ、または人につばを吐く。
  •  乱暴な行為を犯す。
  •  攻撃的な、侮辱的な、もしくは下品な発言をする、または行動をとる。
  •  同じ試合の中で2 つ目の警告を受ける。
  •  ビデオオペレーションルーム(VOR)に入る。

退場を命じられた競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、競技のフィールド周辺およびテクニカルエリアから離れなければならない。 

 

得点または決定的な得点の機会の阻止
競技者が、ハンドの反則により、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止した場合、反則が起きた場所にかかわらず、その競技者は、退場を命じられる。
競技者が相手競技者に対して反則を犯し、相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与えた場合、その反則がボールをプレーしようと試みて犯された反則だった場合、反則を犯した競技者は、警告される。それ以外のあらゆる状況(押さえる、引っぱる、押す、またはボールをプレーする可能性がないなど)においては、反則をした競技者は、退場させられなければならない。

競技者、退場となった競技者、交代要員または交代して退いた競技者が主審から必要な承認を得ることなく競技のフィールドに入り、プレーまたは相手競技者を妨害し、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止した場合、退場の対象となる反則を犯したことになる。
次の状況を考慮に入れなければならない。

  •  反則とゴールとの距離
  •  全体的なプレーの方向
  •  ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性
  •  守備側競技者の位置と数