ジュニアサッカージャッジ リプレイ#83

タイトル:ドロップボールについて

 

 

ジュニアサッカージャッジ リプレイ#77 - 渦の中で

 

8月に息子のサッカーの試合でドロップボールで再開したら、私がドロップしたボールを直接シュートしてゴールしてしまった事があったと書きました。

 

  • PAから7mほどセンターサークルより、ほぼ中央の位置で私(審判)にボールが当たって、相手チームにボールが渡ったので、笛を吹いてドロップボールで再開。ドロップしたボールを直接シュート。これが強さ・コースともに素晴らしくて直接ゴール

 

詳細を書いてなかったんですけど、この間、競技規則を読んでいて気づいたんですけど、これってノーゴールでした(私の誤審)。

ドロップされたボールは2人以上が触らないとゴールにならないんで、キーパーかDFがセーブしようとして触れてから(味方にあたってもいいですが)ゴールインしない限り、直接シュートしてもノーゴール(相手側のゴールキックから再開)なんですね。

 

ジュニアの場合、ミスキックなんかもあって、思わぬ形で審判にボールが向かってくる事もあるんで、今まで以上に気を付けないとまずいですね。

 

あと、PA内でドロップボールになった場合は、GKにドロップなんで、これもちゃんと覚えておかないとまずいですね。

 

競技規則(2020/21) 第8条プレーの開始および再開(一部抜粋)

2. ドロップボール
進め方

・ 次の状況でプレーが停止された場合、ボールはペナルティーエリア内で守備側チームのゴールキーパーにドロップされる:

  ・ ボールがペナルティーエリア内にあった
   または
  ・ボールが最後に触れられたのがペナルティーエリア内であった。

・その他のすべてのケースにおいて、主審は、ボールが最後に競技者、外的要因または審判員(第9 条1 項に示される)に触れた位置で、最後にボールに触れたチームの競技者の1 人にボールをドロップする。

・( 両チームの)他のすべての競技者は、ボールがインプレーになるまで4m(4.5ヤード)以上ボールから離れていなければならない。

 

ボールがグラウンドに触れたときに、ボールはインプレーとなる。

 

反則と罰則
次の場合、ボールを再びドロップする:
・ ボールがグラウンドに触れる前に競技者がボールに触れる。
・ボールがグラウンドに触れたのち、競技者に触れることなく競技のフィールドの外に出る。
ドロップされたボールが2 人以上の競技者に触れることなくゴールに入った場合、プレーは次のように再開される:
・ ボールが相手競技者のゴールに入った場合、ゴールキック
・ ボールがそのチームのゴールに入った場合、コーナーキック