10月18日に関西少女サッカー大会京都府予選に女子チームの帯同審判として参加しました。
合計3試合(1試合目は7-0-7、2試合目と3試合目は12-5-12)主審をしました。
そちらも色々とありましたので、別で書いていきますが、垣間見たジュニアの女子サッカーについて思ったところを書いてみたいと思います。
まず、この大会の説明と自分のチームの事を。
女子にとっては、全日(U-12全日本サッカー大会)と同じく、全チームが目標にする大会。都道府県の予選があって、そこで勝ち抜けば関西大会に出場できます。
京都府から関西大会に出場できるのは3チーム。
3チームずつのリーグで1位と2位が決勝トーナメントに進出(6チーム)。
Aリーグに1位シードのチームが入り、Bリーグに2位シードのリーグが入る。AとBのリーグの1位抜けは決勝トーナメントシードなので、1回勝てば決勝進出で関西大会出場権獲得。A・Bの2位抜けとCリーグの1位と2位は決勝トーナメントで2回は勝たないと関西大会に出場できません。
予選リーグは7分ハーフのハーフタイム無し。決勝トーナメントは12分ハーフで同点の場合は3人のPK戦。
うちのチームはCリーグに入ったので、1位でも2位でも決勝トーナメント1回戦で負ければその場で終わりです。
予選1試合目は2位シードのチームと同じチームのBチーム(5年生主体)。緊張で固くなっているのか、この前見た時ほどパス回し出来ずに中々ゴールまでいけません。
後半になんどかチャンスがあって、コーナーキックからドンピシャでヘディングするもキーパー真正面。結局0-0の引き分け。
予選2試合目は少し緊張が解けたからか、1点とって、1-0で勝ち。もう一方の試合が引き分けだったので、1位抜けで決勝トーナメントに進出。
決勝トーナメント1回戦。事前のコーチの予想では、過去の対戦からいうと勝てるという事でしたが、いざ試合が始まると、相手が前からプレスをかけてきて、思うようにボールを運べません。相手の両サイドの選手がスピードがあって、上手く対応できずに、ほぼ相手ペースながらも前半は0-0で終了。
後半3分くらいに、左サイドをえぐられてマイナスのクロスにきっちり合わされて相手チームが先制。その後頑張って攻めようとするも中々上手く展開できず。のこり3分くらいの所で、右サイドからゴール前に高く上がったボールを処理できずに相手チームにシュートされて痛い追加点。
最後まで何とかしようとするもそのまま0-2で試合終了。
引き上げてくる選手たちは全員泣いてました。
1年生の頃から知っていている子がいて(小っちゃい頃からボール扱いが上手でした)、コーチが話している時も、コーチの話が終わってからもずっとうずくまって泣いたままでした。
試合後にコーチが選手たちに話してましたが、6年生はみんな中学校でもサッカーを続けるようです。男子と違って、部活で女子サッカーがある学校はほとんどなくて(京都では多分私立の中学にしかないと思います)、クラブチームもそれほど多いわけではないので、よほどサッカーが好きでないかぎり、サッカーをやめて別のスポーツに移る子もいるようです。
なでしこジャパンが活躍して日本中が盛り上がったのが2011年。それからもうすぐ10年になりますが、男子と比べると、女子がサッカーを続けるのは非常に厳しい状態です(過去と比べて環境が良くなっているのかどうかは昔を知らないのでわかりませんが)。
「サッカーは好きなのにやめないといけない」という子が少しでも減るようになればいいなと思います。
何人か男子にも負けないくらいすごく上手な子がいました。10年後くらいにテレビを見ながら「あの子、ジュニアの時から知ってるわ」ってドヤ顔で自慢できるようになってくれればいいなと思います。