考えるな、感じろ

「Don't think,feel」(考えるな、感じろ)は「燃えよドラゴン」の有名なセリフですが、先日、審判をされている方と話をした際に非常にためになった話を紹介します。

 

「考えるな、感じろ」よりは、「見るだけじゃダメだ、五感を研ぎ澄ませ」な内容かなと思いますが。

 

その1:ユニフォームのしわをみれば引っ張っているのかわかる

その2:どっちが触ったとか音も判断しないとダメ

 

 その1について・・・ユニフォームを引っ張ったかどうかは引っ張っている手をみるしかないと思ってたんですけど、自分(審判)の死角(後ろ側)から引っ張っている場合に、ユニフォームがピンと張っていたら、後ろ側から引っ張っていると判断できる

 

その2について・・・確かに、たまに、ボールがかすった音がして、どちらボールか判断できる事もありますが、普段ほとんど意識した事はありません。

ファウル(特に蹴るなど)の際にも、ぶつかった音を聞く事でどの程度(激しさ)でぶつかったのか判断する。ただ、転んだからファウルじゃなくて、ぶつかった音を聞く事で、「これは激しくぶつかったな」とか「今のは自分で転んだやろ」とか判断できる

 

両方とも、目の前で見えている事象だけでなく、他の情報(音など)も気にすることでより正確なジャッジが下せるという事なんだろうと思います。

ちなみにこの二つの言葉ですけど、別々の方ですがいずれもかなりの上級審判の方から聞いた話です。